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5/21 ソラマメの収穫 [そらまめ]

ソラマメは、ほぼ毎年栽培する野菜ですが、毎年、栽培方法に悩み続ける野菜でもあります。早く、この悩みを解消してスッキリしたいところなのですが、なかなか悩みが解消しません。その悩みとはソラマメの株が大きく育たずに、さやのサイズが小さく、収穫量も少ないと言うことなのです。長年、悩み続けたその悩みもどうやら今年で解決しそうな様相です。えんどう豆の栽培にも共通する悩みでしたが、ソラマメの場合は悩みがより顕著と言えます。今年、思い切って試した方法は種を畝に直に播くこと。ポリマルチをしないで育てたことも試しましたが、これはそれほど原因とは思えませんでした。畝に直接、種を播いて驚いたのは、発芽した後の育苗時の様子でした。前年に余った(忘れていた)種を播いたことが原因かもしれなかったのですが、畝に直播きすると発芽率が悪い。ポリポットに種を播くのと違って、管理がしずらいです。発芽するまでの間に、害虫や鳥に襲われるリスクが高いのと、発芽した後に育つのも苗同士の淘汰が激しいのか育ちずらい印象でした。

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20個近くの種を種播きしたのですが、最終的に収穫時に残った株は2株でした。2株しか残らなかったのですが残った株は驚くほど大きく育ちました。最終的に草丈は150cmに育ちました。株の分けつも旺盛で、収穫量は2株とは思えないほどの豊作。収穫直前の時期に、強風に晒されて株が倒れてしまいかなりのダメージ受けてしまいました。強い風を伴う雨に晒されていなければもっと状態の良い豆が収穫できたと感じています。株が倒れないように工夫するのが今後の課題だと思います。しっかりした支柱を立ててマイカ線でぐるぐる巻きにするくらいでないとダメかもしれません。イメージするのは傘立てみたいなモノで、鉢植えに使う、金属製の行灯フレームのようなものが具合良さそうです。

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ソラマメも収穫時期の見極めが重要です。さやが下を向いた頃が収穫時期のサインと言われていますが、株が風で倒れてしまい、元に戻したものの一体、さやがどの方向を向いているのか判断に悩む状態のものが多数。さやの向きだけで判断しては誤ってしまいます。私はさやの合わせ目にあるスジが黒く変色したのを収穫サインとしています。同時にさやの中の豆の形がくっきりと浮かび上がったのも熟したサインです。さやの中の豆の形がはっきりと判り難いのはまだ、熟していない状態だと判断しています。完熟した豆は、さやを剥くと『おはぐろ』がくっきりと黒くなっています。熟した豆ではどんなさやの特徴があるのかを観察しているとなんとなく判ってきます。

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たった2株のソラマメ株から収穫した分量はびっくりするほどでした。結局、今年のソラマメ栽培の経験から学んだのは、栽培には考えている以上の広いスペースが必要だと言うことでした。種を直播することも重要ですが、土の量もたくさん必要だと言うことです。肥料はまったく入れませんでしたがこんなに大きく育った理由が良く判りません。元々、肥料があまり必要ない作物なのでしょうか。花もたくさん咲いてくれたので豊作になりましたが、まだまだ謎の多い作物です。思ったように栽培結果を得る為に何が必要なのか?その成功要因のほんの少しだけ学ぶことができたように感じます。やっぱり重要なのは、土づくりなのでしょうか。そんな気がします。

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3/18 そらまめ育つ [そらまめ]

今年のそらまめ栽培は例年のようにポットに種まきせずに、畝に直接種まきしました。直播すると発芽率が悪くて畝に欠株ができて見た目は非常に格好悪くなります。特に苗で株のサイズが小さい時はさびしい風景が目立ちます。3月にもなって苗が少しづつ育ってくると少しは見た目も格好が良くなってきました。ポットで育てた苗を畝に定植する栽培だと、3月のこの時期ではここまで大きく育ったことはないので、直播の効果と言えるかもしれません。株の分けつも時期の割りには進んでいて、花も咲き始めました。

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そらまめに限らず、豆類の花と言うのは私の好みで非常に美しいと感じます。野菜の花は皆好きですが特に豆類は可憐で上品が印象があり、力強さこそ感じませんが、心がなごみます。花を付けた以降は株はそれほど大きく成長した記憶がありませんので、ほどほどのサイズで終わってしまうように感じます。大きく株が育ってくれると、たくさん莢を付けてくれるので期待できるのですが。

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そらまめは家庭菜園で栽培する野菜の中ではコストパフォーマンスが高い部類の野菜なので豊作だとお得感が出ます。もちろん、種も結構割高ではあるのですが全滅さえしなければ種代くらいは余裕で回収できます。スーパーや生協の無農薬野菜を買うと高い野菜は他にもありますが、そらまめはその中でもかなりお高い野菜ではないでしょうか。がんばって、たくさん収穫できることをついつい期待してしまいます。ちょっと欲得の煩悩が強すぎるのかもしれませんね。

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10/11 そらまめ発芽 [そらまめ]

今年から『そらまめ』はポットには播かずに、畝に直接種まきすることにしました。その初年度なので発芽するかどうかが不安でなりませんでしたが、どうやら杞憂に終わりそうです。直播に変えた理由ですが、畝の準備ができたこともありますが、ポット育苗だとどうしてもう畝への植え替えがあり、活着するまでの時間が必要となり、樹の生育が物足りないと言うのが大きな理由。寒くなる時期にしっかりと根を張ってもらいたいのですが、気温が低いこともあって植え替えだとどうしてもハンデがあるように思えたからです。今年、植え替えなしで栽培して過去と差が出るかどうかは興味深いところです。樹が大きく育てば、収穫も増えるのでは?と単純な動機ですが、実際、地元農家のそらまめの樹はデカイ!。そして、さやの数が多い!と言うのを目撃しています。肥料なのか?土の量か?いろいろ試してみたいと思います。

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単純に品種の違いだとすると、即、結論が出てしまうのですが、『それはないだろう~!』と思います。一寸系のそらまめだったら、ほぼ樹高は似たり寄ったりだと思います。栽培時の気温の違いかも?とも思いますが、そうなるとちょっと補う方法がありません。肥料だったらチッソ系をちょっと弾んで入れてみようかなあ~などとも考えますが樹ボケしそうでちょっと怖いですし。冬越し野菜なのであまり大きくしすぎると霜と低温に耐えられないのではないかと心配にもなります。春になってからグングン樹高を大きくしてくれると言うシナリオがベストなのですが、そうするには、これから何をしておけば良いのでしょうか。ポットで育てている時は11/3の文化の日が種まき日でしたので、今年は異常に早い上に、直播きですから、例年に較べるとすべて早めの栽培です。ちょっと早すぎるのではと今頃になって不安になってきました。

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今更、不安になったところで発芽してしまったのでこのまま行くしかありません。まあ、いろんな試行錯誤で適期、適作を模索するしかありません。直播の効果がどのくらいか?種まき時期の適時期はいつか?肥料は何をどのくらいどの時期に入れるか?と試す事項はヤマほどあります。種が大きい植物なので土の量がたくさんないとダメだろうなとは思います。早めに土入れを大量にすることにはしています。ところが、初夏にそらまめの撤収をする時に思うのですが、意外に根の張りは小さいことに気づきます。だから、満足行く収穫ができずダメ?なのかもしれませんが、今年のそらまめなんて、かなり快心のデキでしたが樹高はそれほど大きくはありませんでした。リン酸肥料をきっちり入れての結果でしたので、今年の工夫を引き継いでまた良い結果を期待しましょう。

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5/11 そらまめ収穫 [そらまめ]

5月に台風が日本列島に接近するらしい。何てことだ!約半世紀この国で生きてきたがそんな経験は初めてだ。菜園の野菜に影響があるかもしれないが、9月だと菜園にある野菜の種類が今とは違う。もし、強風が吹いたら?晩生のたまねぎはまだ畝にあるし、いちごも、そらめめも9月だとない野菜がある。どうなるんだ?経験がないからわからん!。とにかく、収穫できるものは今のうちに収穫してしまえ!と言うことでちょっと早いんだけれども、そらまめの収穫をすることに。既に収穫を終えて自宅の庭に玉がけ保存してる早生のたまねぎも一旦、非難しなくては。今年のそらまめは豊作のようです。近所の直売所でも例年より値段が安く販売されていました。デキが良いようです。不思議なもので、野菜の作不作は同一地域ならほぼ同じです。でも2年つづいて豊作と言うことがほとんどないのが不思議なものです。自分の菜園のデキは良いけど、近所では不作と言うなにやら、怪しくうれしい、プライドをくすぐられるデキ事もなくもないのですが、まあ、めったにそんなことはありません。

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菜園のそらまめは毎年、樹が小さくて不満です。近所の畑のそらまめは樹が大きい。だから、大きいそらまめの莢をたくさん養うことができます。でも、どうしたら樹を大きくできるのか?種まく時期を早くするのか?土の栄養が足りないのか?水が不足しているのか?直播せずに苗を定植してるから?だれか教えて!少しづつ樹も大きくはなってきているのですが、まだまだです。案外、(積算)温度不足と言うのがオチだったりして。

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樹が大きい、小さいってどのくらいを言ってるのかと言うと、まあ120cmくらいで高いと言ってます。私の菜園の場合、現時点で1mもありません。80cmくらいでしょうか。80cmと言うと判りやすく言うと事務机の高さよりちょっとだけ高い程度です。足りないのは30cmか40cmですが、この差は大きい。標高600mほどの高台の住宅地にある菜園では春の気温の上昇は望めません。原因が気温だとすると絶望的です。豆類は樹をあまり大きくせず、栄養成長を抑えて、生殖成長を促すのが栽培の原則だと思いますが、そらまめはちょっと例外のように思います。チッソ不足かもしれません。来年は直播きして、チッソを効かせてみようか。いろいろ考え込んでしまいます。

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樹は小さくても豊作なら良いのです。でもあまりに樹が小さいと限界を感じます。この画像を見るとそれも判ってもらえると思います。さやは確かに数多くついているのですが、樹がもっと大きければ余裕でもっと莢をつけることも可能なはずです。欲ボケな思いかもしれませんが、ちょっともったいない感じがするのです。同じマメ科野菜で参考になる、えんどう栽培の経験だと遅く種まきした方が栽培前半は株が小さいのですが、春になってきてから急激に大きくなり、最終的には早く植えた苗より大きく育ちます。野菜には『適地適作』と言う言葉があるように、そらまめにも向いた栽培地があるのかもしれません。しかし、今の栽培タイミングがベストかどうかは証明できていません。今年のそらまめはかなり早めの種まきでした。9/24種まき、10/4発芽。畝に直播だと定植不要なので苗の育ちは早いことでしょう。そらまめは分けつして育つので秋のうちに分けつ開始が良いかもしれません。

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まず、迷いばかりのそらまめ栽培ですが、毎年、収穫はできています。継続は力なりのごとく、いろんなやり方で栽培を止めずにTRYすることにします。どんな結果にせよ収穫できるというのはありがたく、うれしいものです。そらまめは定番のアブラムシとの戦いもあります。決してラクに栽培できる野菜ではないと思います。しかも、無農薬、有機栽培なので狭き門から入っている感覚が非常に強い作物です。他の作物にくらべ高い栽培技術を求められます。やりがいもありますが、失敗の憂き目にも逢いやすい手ごわい作物です。挑戦のしがいのある作物なので、十分に理解した上で覚悟を決めて栽培しています。来年はさらなる高みを目指してチャレンジしますが、まずは今年の収穫をすべて終えるまであと2回くらいは収穫できそうです。収穫しても『豆断ち』中の私は食べることはできないのですが。

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5/6 そらまめ [そらまめ]

先日、土入れしたそらまめの莢が膨らんできました。そらまめは収穫のタイミングを見定めるのが難しく、空を向いていた莢が下を向いてきたら収穫のタイミングだったり、莢のスジが黒く変色した頃合だったりと色々判断のサインがあるのですが、最終的には決め手はありません。収穫タイミングが早すぎると未熟な豆で食味が劣りますし、遅すぎると老化してしまいこれまた食味が落ちてしまいます。きっちりと十分に熟したタイミングがベストなのですが、これがなかなか難しいものです。これは個人的な好みもあるので、最終的には、熟す加減もお好みと言うことにはなります。今年もそらまめが自給できるメドが立ったのでうれしいのですが、実は現在、私は『豆断ち中』で残念ながら食べることができません。最近、テレビで見た『金属アレルギー』を発症中の疑いがあり、足裏が炎上中です。豆断ちして原因が豆に含まれるコバルト分が原因か検証しております。まだ、結論は出ていませんが、納豆、豆腐、大豆の煮物など、大豆は体に良いと信じていますのでかなりバクバクと食べておりました。豆腐のやっこなんて、一丁かるく食べてしまってますし、納豆はほぼ毎日。これじゃあ、コバルト過剰摂取になっても不思議はありません。

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と言うことで、せっかく半年かけて栽培してそらまめは、私以外の家族は食べることになりそうです。あまりに辛いので早く収穫して撤収してしまいましょう。(笑)。撤収後の畝にはこれからでも植えつけが間に合う野菜をと考えています。たまねぎの後はさつまいもが定番ですが、そらまめの後は何が良いのでしょうか。スイカなら今からでも間に合いそうです。ただ、スイカは5株も植え付けを完了しています。これ以上植えつけてもスイカ祭りになってしまいそうです。でもま良いか。スイカ大好きだし。

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4/29 そらまめ土入れ [そらまめ]

そらまめの栽培は他の作物と較べると本当に悩みながら苦戦の連続です。近所の畑では毎年、見事な実りを目の当たりにしてるので、どうすればあんな上手に育てることができるのだろう?と疑問の連続です。それでも、ここ数年は少しづつですが、良い感じになってきています。何をどう変えたと言う訳でもないのですが、本当に少しづつです。だから、失敗の原因も判明してません。ちょっとがっかりです。まあ、近所の畑と見た目ですぐわかる差は畝の土の量かもしれません。そらまめの栽培には圧倒的に大量の土が必要なようです。元来、私の菜園は畑の土の量が少ないのです。だからできるだけ、土の量を増やす努力をしてきました。豊富、たっぷりな土で育てること。これはそらまめに限らず、すべての野菜に共通することかもしれませんが、『そらまめ』は特別です。土の量がそれほど必要ないと感じるのは『いちご』栽培ですが、それでも土の量はあった方がより良いと言う印象はあります。そらまめは開花も終わり、これからさやが付き始める時期なので、今更、土の量を増やしても収量に影響はないようにも思いますが、モノの本による知識だと、この時期に土入れと言って畝に土を入れるそうです。そらまめはこの時期でも株が分けつするので株が倒伏しやすい野菜です。土を入れて株が倒れないように安定させるそうです。どうせやるならと私はリン酸肥料を土に混ぜて追肥することにしました。何か良い効果が現れればと期待です。

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かなりの量の土を畝に投入したつもりだったのですが、画像で見るとまだまだボリューム感が足りないですね。土の量を増やすのは、私の菜園の永遠のテーマとなりつつあります。格安で手に入っていた植物堆肥もすでに供給元から打ち留めの連絡を受けていて、これからどのようにして土を増やして行けば良いのか悩みがつきまといます。そらまめ栽培が上手にできないのは何も土の量が不足していると結論が出た訳でもないのですが、そうでなくても、やっぱり、菜園にはたっぷりと良質の土を増やして行きたいと言う思いは無くなったことはありません。土のお話は始めるとキリがないのでまた別の機会にしますが、肝心のそらまめの育ち具合は、今年はなかなか良好のようです。さやがまだ小さいのですが、さやの数が多くて収量は期待できそうです。ただ、せっかくのさやの数ですが、樹が小さいのでさやを大きく育てるだけの栄養を賄えないのではないかと思われます。今よりも樹を大きくしてから花を咲かせて、さやをたくさん付けて大きく育てると言うのが、私の理想の栽培イメージです。だから、樹を大きくするためには、やっぱり早めに種まきしなくてはいけないのかもしれません。

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そらまめのさやは『空(そら)』を向いているのでそらまめと呼ばれると解説されているものを読んだことがあります。さやが大きく育って、収穫時期が近づくとさやに黒いスジが表れて中の豆が熟してきます。同時に上(空)を向いていたさやが次第に下を向き始めます。これらの収穫サインが確認しながら収穫して行きます。そらまめは種のなかなかコストが高く、毎年、自家採取できたら良いのにと思うのですが、来年に残す種は立派なものでないとダメだし、残すより食べたくなるんですよね。難しいところです。もっと栽培規模が大きければ良いのですが、それだけのスペースを確保するのは現実的には無理ですし。私は毎年、『河内一寸』を栽培しますが、この品種は種を固定させるのに気を遣うようです。テレビの番組で『河内一寸』栽培をしてる農家の方が、自家採取する種を確保するために、雑種の株を片っ端から抜いていたのを見たことがあります。私は、見ただけでは『河内一寸』なのか、雑種なのかは判別不可能です。品種の特性を守ると言うのは大変な努力が必要なんですね。

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そうそう、私はそらまめ栽培では摘心はしないんですね。(これが収量が少ない原因か?)。摘心しなくても適当な数(5本から7本)には分けつしてるし、じゃがいもの芽掻きほど神経質にはなっていません。今年はさやの数も多いし、摘心がどうしても必要とは思えないんですよね。なんしろ、今年は花の数がすごかった。なぜか?は判りません。春先の気温は低めだったかもですが、肥料の効きが良かったのか?今年は『骨粉』の固形肥料を入れたけど、そらまめ以外にもこの『骨粉』の固形肥料はなかなか相性がよろしい。ちょっと高価ではあるのですが、『固形』と言うところがミソなのかもしれない。肥料は種類も大切だが、粉、顆粒、固形と形状にも気を遣うべきなのかもしれない。

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4/12 そらまめ開花 [そらまめ]

今年はそらまめを例年よりも多めに栽培しています。スーパーで購入すると値段の張る野菜なので、いちごと同様、家庭菜園で栽培するとコストパフォーマンスの高い野菜と位置づけています。新鮮なそらまめを食べ放題、たらふく食べる幸せは家庭菜園ならではと言えるでしょう。今年のそらまめの栽培はマルチをしないことにしました。これまでは必ずマルチをして栽培しましたが、これと言って効果が感じられなかったからです。雑草を防止する効果はあったのですが、収穫が増えるとか、成長が早いとかの効果は感じられず、それどころか私のそらまめ栽培はいつでも樹が小さく、近所の畑のそらまめと較べると成長が悪いのです。近所ですから天候、気候は違いがないので、これは種まきする時期とか、定植する時期や肥料、土の違いだとは思うのですが本当の原因はよく判っていません。毎年、気がつくとみつけた畑のそらまめは自分のより大きめとい言う感じです。

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まあ、樹が早めに大きく育ったからと言って豊作だとは限らない訳ですが、花の付き方では負けてないと思うのですが、ここからが勝負でやはり樹が十分に育っていないうちに花が付くとそれらが収穫時期まですべて栄養を賄うことができないところに弱みがあります。やっぱり、樹は大きい方が良いのです。(と思う)とは思うものの、目の前にある現実は変わる訳もなく、今年もこのそらまめにどれだけ数多くの充実した豆が実るかがすべてなのです。今、できることは畝に生い茂った雑草を除去して今後の生育の助けをすることくらいしかありません。課題は来年の収穫に向けた努力目標と位置付けて慎重に取り組むことにします。種まき時期などはどうやって決めようか..。種まき時期が早すぎて早くも、失敗確実のうすいえんどうとは異なり、そらまめは10月に入ってからの種まきでした。(だと思う)これは後で確認するとして。何が間違っていて、あるいは、何かが不足しているのかを突き止めるのが収穫後の課題となります。

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1/3 そらまめ定植 [そらまめ]

以前から気になっていた『そらまめ』(河内一寸)の定植を済ませました。今年のそらまめ栽培は種まき時期が例年より早めでしたので、苗の成長は1月にしては進んでいます。その分、定植時期を遅らせて調整したつもりです。種まきは2袋分だったので20株ほどあります。そらまめは、1年おきで大量栽培しています。今年は植え付け数の多い年に当たります。折りしもブロッコリーの撤収を早めに済ませたことで、定植場所が確保できました。

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苗を育てる期間が長かったせいで、ポットの中に根が廻り苗は徒長気味です。これから定植して根を伸ばせるようになったら、すぐに均整のとれた樹形になることでしょう。そらまめの栽培に関しては、まだ解明途上で確たる何かを掴んではいないので、毎年、あれやこれやと試すことばかり。過去にたまたま良い結果が得られた年もありましたが、翌年同じ時期に同じ栽培方法をしてみても、同じような良い結果が得られませんでした。そらまめは、個体差と言うのか、時期だけを合わせても栽培は上手くは行きません。どうやら、肥料分と土の具合が重要なようです。もちろん、日照と気温も重要なファクターのようです。肥料は本当に謎に満ちていて、肥料喰いなのかどうかも良く判っていません。豆類なので、チッソはそれほど必要ないように思うので、最近ではリン酸分主体を試しています。マルチを掛けるかどうかも懐疑的で、マルチをしなくても収穫量は変わらない、と言うべきか、そらまめの場合、地際で分けつして株が大型化するので、むしろマルチがない方が、のびのびと育ちます。マルチがないと雨水が畝に浸み込みやすいことから、水が栽培のポイントなのかもしれません。

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肥料は例年、いちごの定植後に使っている骨粉を発酵させた固形肥料を使いました。この肥料をそらまめに使うのは今年が初めてですが、肥効の様子を観察するつもりです。リン酸比率の高い肥料ですので、悪くはないと思います。熔リンでも良いかなと思いましたが、追肥には、熔リンかいちごの専用肥料を試してみようと考えています。いちごの専用肥料は、アミノ酸系ですが、効きめが期待できそうです。そらまめの栽培では、教科書を読むと栽培が進むと、分けつした株元に土入れと言う作業をするようです。じゃがいもの土寄せに似た作業ですが、今年は一度、やってみようと思います。例年、そらまめはマルチを掛けた栽培をしているので土入れはやったことがないのです。おそらく、この土入れと言う作業は、分けつが進んでバランスが悪くなって倒伏を防止する目的で行われているのではないか?と思います。ソラマメの生理的な特性を見越した作業ではないようにも思います。真偽は今は判りませんが、今年、試してみて何か得られたらと思います。

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肥料の入れ方は画像のような感じ。定植が千鳥で株間30cmくらいとかなりの密植です。実のなる作物は、密植えでも大丈夫と言う経験があります。イチゴなどは、あまり株間を空けると着果は悪い印象すらあります。果物系なんかは、直植えするよりも、鉢植えした方が早く実るし、根域制限して育てるくらいなので、窮屈に育てた方が、子孫繁栄の植物本来の本能を引き出しやすいのではとすら感じます。そうは言うものの、30cmだと株同士の根は絡むかもしれません。しかしながら、これも実験して結果を見ることにします。大丈夫だと思うんだけどなあ。

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とにかく徒長し放題の苗を遅い時期に定植となった今年のそらまめ栽培です。こんな変則栽培でどんな結果がでるのかは興味があります。これまできっちりと時期を守って栽培管理しても、必ずしも結果が伴った訳ではありません。何か収穫に良い要素となる栽培のポイントがきっとどこかにあるはずです。その何かを発見するまで試行錯誤が続きそうです。時期の事、肥料の事、マルチの事、水の事、土の事、野菜の栽培にはいろんな要素があります。結果が出るのは4月か5月頃です。いちごの収穫に忙しい頃かもしれません。3月にはじゃがいもの植え付けがあります。春に向けて他の栽培管理にも忙しくなることでしょう。いちごは2月の終わりには追肥とマルチ掛け作業があります。そらまめばかり世話している訳にも行きません。大体、そらまめの収穫時期は他の作物の世話に忙しい時期と重なることが多いので注意散漫になりがちです。他の作物の作業が少ないこの時期だから色々気になったりもするのでしょう。

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10/4 そらまめ発芽(ダメ元タネ) [そらまめ]

この夏、8月に車を購入してガレージを空ける作業をしていたら、2年前に購入した『そらまめ』のタネが出てきました。封を開けてみると、白く塩を吹いたようなタネだったのでこりゃあ、発芽しないわなあと直感しましたが、『そらまめ』のタネってお高いじゃないですか。そのまま捨ててしまうものもったいないと思い、ダメ元でポットに播いてみることにしました。それが9月に入ってからで、2週間ほど経過しても発芽する気配が一向にないので、やっぱりダメか..と思ったら、なんと発芽してるではありませんか!まあ、さすがに発芽の揃いは悪くでひょっとすると不発タネもあるかもしれません。『そらまめ』栽培は、3年前ほど前だったか、大量に栽培して自家製のマメを満喫した思い出がありましたが、その後、スペースの制限もあるので栽培規模を縮小していました。そろそろ、また、たっぷりと食べたくなったので今年は規模を拡大しようかなと思いをめぐらせていました。このタネは全部、不発と言うことも見越して、新しいタネを2袋購入して種まきしてありますが、こちらのタネの苗も加えることができるとなると株数も増えてうれしい誤算となります。

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タネ袋の裏書きを確認したところ、2013年5月となっていました。『そらまめ』は秋まきですので、2012年の秋に販売されていたものと推定されます。2年前と言うことですね。いや、捨ててしまわずに良かったですね。種まき時期としては、11月末まで大丈夫ですので、まだ袋に残ったタネが20粒ほどありますので、この秋に播いてしまいましょう。植える場所が足りなくなりそうです。スペース確保が大変になりそうですが来年の初夏に『そらまめ』食べ放題を夢見て半年先に楽しみを残しておきましょう。

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このタネは『サカタのタネ』社のもので、毎年、私が栽培している品種とは少し、異なるかもしれません。例年、栽培しているのは、『河内一寸』なのですが、表記上、『一寸そらまめ』としているので『河内一寸』と同じものかもしれません。タネの品種はF1など種苗法で、メーカーが権利を有しているものは、品種名をそのまま表記しているようです。あの有名な『桃太郎』トマトなどは、タキイが権利を有していますが、固定種や権利がない品種のタネは、こう書かなくてはダメ!と言う法律上の縛りがないので、ある程度、販売会社が好きに品種名を決めて販売しているようです。『河内一寸』は、F1種ではなく、固定種ですからいろんな表記が可能と言う訳です。そらまめ品種は『陵西』『仁徳』などがあります。どれも一寸マメの別名があるほど大きなものでいわゆる一寸マメですが、『河内一寸』はその中でも最大です。食べ応えがあると言う訳でして私も大好きな品種です。味はどれも大差ありません。私は粉っぽい栗のような肉質のものが好きです。そらまめは、スーパーで買うと高価な野菜の代表です。その理由は自ら、栽培してみると良く判ります。栽培期間が長い。スペースを占有する。アブラムシなどの害虫が発生する。寒さに弱く、栽培時期中に寒害に逢いやすいのでリスクが高い。と栽培原価が高くなる要因のオンパレード。家庭栽培ならダメでもまあ良いか~程度で済みますが、商業栽培ではそうも行きません。ならば、そらまめこそ、家庭菜園で栽培するメリットが大きい野菜ではないでしょうか?

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袋に残った種はご覧のように真っ白に変色しています。2年経過してもいくらかは発芽するものでなのですね。ちょっとオドロキ。しかも、真夏には40℃以上の温度になるガレージの中で2夏越したタネです。植物の子孫を残す執念と言うのはスゴイなと感心しますね。今年、2年の年月を経て発芽、2015年に結実予定となります。3年越しの栽培とは家庭菜園ならではのオハナシです。ちょっとロマンがありますね。

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9/21 そらまめ種まき [そらまめ]

今年もそらまめの種まきをしました。例年、11月なのですが今年は早めにしてみました。あまり早く種まきすると苗が大きくなりすぎて2月の厳冬期に葉が凍傷にあったりします。それでも、早く種まきすると早く収穫できるので、どちらを取るか?と言う選択とも言えます。豆類は私の住む地域の場合、豪雪地域でもとびきり寒冷地でもない、いわゆる中間地と呼ばれている場所です。家庭菜園をする方ならおなじみの種袋のウラに日本地図があって3つくらいに色分けされているあの呼び名です。豆の発芽の場合、留意するのは鳥に食べられることくらいなので、トンネルの中に入れてしまうか、寒冷紗を掛けてしまえば良いのでそれほど苦労はしません。秋なので炎天下に晒されて土が乾燥して枯死なんてこともあまりありませんし、割りに気楽にやっても失敗した経験はありません。こと、『そらまめ』に限って言えば種の値段がちょっと他の豆と比較すると高いかな?と言うくらいでしょうか。品種選びもほど毎年、同じ品種(『河内一寸』)で味の大きさもこれに勝る品種は今のところなく、育てやすい面からも、異論のないところではないでしょうか。

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『そらまめ』はコストパフォーマンスが高い野菜のひとつなので、毎年、欠かさず栽培する野菜でもあります。いっそ、種も自家採種でと思うのですが、なかなかそれほど簡単ではありません。種にする豆は食べた方が良いと思うくらいデキの良いものでなくてはなりません。生産性はそれほど良くもないので、種を採ると食べる量が減ってしまうと言う事実もあります。ならばたくさん栽培すれば良いじゃないかと思うのですが、それほどたくさん栽培しようとするとスペースもたくさん必要となり家庭菜園規模ではなかなか思惑通りには行かないのです。種代だけで、スーパーで購入する数倍の量を消費できるのですから、そらまめ三昧できると言うだけで良しとしなくてはなりません。栽培するだけでも簡単ではありませんし、1株から20鞘も採れる野菜でもありません。そらまめ栽培は、家庭菜園にとっては永遠のテーマなのかもしれません。

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今年は奮発して2袋の種を購入。合計23粒の種まきを完了しました。23株も苗ができると実際、スペース確保にちょっと大変になりますが、がんばるしかありません。早めに順次、夏野菜の畝を撤収してスペース確保の算段をしなくてはなりません。白菜、じゃがいも、だいこんなど秋冬収穫野菜もあれば、いちご、えんどうのような冬越し野菜もあり、秋冬の菜園は栽培期間の長い野菜が多いのでスペースをいかに効率良く回転させるかで総収量に響いてきます。冬は野菜の数も少なくなるし、安定して長期間、野菜を切らさずに供給すると言う意味合いからも計画性と実行力が問われるのです。もう家庭菜園の経験も6~7年となると1年のうちにすべき各種作業はほぼ頭に入っていて、毎年、どの部分を変えようかと言うところくらいしか頭を使わなくなるという一面もあるのですが、各々の野菜の育て方、。品質の向上などもテーマとなるのでそれなりに考えることは結構あります。ほぼ、自分のスタイルは確立されつつあるのですが、まだ、発展途上の部分も多く、自分の抱く理想にはほど遠いのも事実です。

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そらまめの種まきはそのビジュアルがユニークです。種のおはぐろを下にして種のアタマをちょっとだけ土の上に出して行います。理由は良くは判りませんが種が腐りやすいので予防のためだと思います。太っとい力強い芽が出てくるので冬の生命感が少ない時期に、励まされる不思議な野菜です。自宅で発芽管理をしても良いのですが、それほど潤沢まスペースもないし、これからの季節は日当たりや気温の面でも菜園の方が環境が良いので菜園で発芽させることにしました。台風の季節ですから来襲時には非難は余儀なくされるでしょうが、寒冷紗トンネルで鳥害予防と水切れ、虫に卵を産みつけられないようにだけには注意が必要です。水やりだけなら、仕事帰りに立ち寄ってでも可能です。過去にも菜園での発芽管理と育苗には実績もあるのでおそらく大丈夫だと考えています。

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