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1/3 そらまめ定植 [そらまめ]

以前から気になっていた『そらまめ』(河内一寸)の定植を済ませました。今年のそらまめ栽培は種まき時期が例年より早めでしたので、苗の成長は1月にしては進んでいます。その分、定植時期を遅らせて調整したつもりです。種まきは2袋分だったので20株ほどあります。そらまめは、1年おきで大量栽培しています。今年は植え付け数の多い年に当たります。折りしもブロッコリーの撤収を早めに済ませたことで、定植場所が確保できました。

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苗を育てる期間が長かったせいで、ポットの中に根が廻り苗は徒長気味です。これから定植して根を伸ばせるようになったら、すぐに均整のとれた樹形になることでしょう。そらまめの栽培に関しては、まだ解明途上で確たる何かを掴んではいないので、毎年、あれやこれやと試すことばかり。過去にたまたま良い結果が得られた年もありましたが、翌年同じ時期に同じ栽培方法をしてみても、同じような良い結果が得られませんでした。そらまめは、個体差と言うのか、時期だけを合わせても栽培は上手くは行きません。どうやら、肥料分と土の具合が重要なようです。もちろん、日照と気温も重要なファクターのようです。肥料は本当に謎に満ちていて、肥料喰いなのかどうかも良く判っていません。豆類なので、チッソはそれほど必要ないように思うので、最近ではリン酸分主体を試しています。マルチを掛けるかどうかも懐疑的で、マルチをしなくても収穫量は変わらない、と言うべきか、そらまめの場合、地際で分けつして株が大型化するので、むしろマルチがない方が、のびのびと育ちます。マルチがないと雨水が畝に浸み込みやすいことから、水が栽培のポイントなのかもしれません。

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肥料は例年、いちごの定植後に使っている骨粉を発酵させた固形肥料を使いました。この肥料をそらまめに使うのは今年が初めてですが、肥効の様子を観察するつもりです。リン酸比率の高い肥料ですので、悪くはないと思います。熔リンでも良いかなと思いましたが、追肥には、熔リンかいちごの専用肥料を試してみようと考えています。いちごの専用肥料は、アミノ酸系ですが、効きめが期待できそうです。そらまめの栽培では、教科書を読むと栽培が進むと、分けつした株元に土入れと言う作業をするようです。じゃがいもの土寄せに似た作業ですが、今年は一度、やってみようと思います。例年、そらまめはマルチを掛けた栽培をしているので土入れはやったことがないのです。おそらく、この土入れと言う作業は、分けつが進んでバランスが悪くなって倒伏を防止する目的で行われているのではないか?と思います。ソラマメの生理的な特性を見越した作業ではないようにも思います。真偽は今は判りませんが、今年、試してみて何か得られたらと思います。

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肥料の入れ方は画像のような感じ。定植が千鳥で株間30cmくらいとかなりの密植です。実のなる作物は、密植えでも大丈夫と言う経験があります。イチゴなどは、あまり株間を空けると着果は悪い印象すらあります。果物系なんかは、直植えするよりも、鉢植えした方が早く実るし、根域制限して育てるくらいなので、窮屈に育てた方が、子孫繁栄の植物本来の本能を引き出しやすいのではとすら感じます。そうは言うものの、30cmだと株同士の根は絡むかもしれません。しかしながら、これも実験して結果を見ることにします。大丈夫だと思うんだけどなあ。

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とにかく徒長し放題の苗を遅い時期に定植となった今年のそらまめ栽培です。こんな変則栽培でどんな結果がでるのかは興味があります。これまできっちりと時期を守って栽培管理しても、必ずしも結果が伴った訳ではありません。何か収穫に良い要素となる栽培のポイントがきっとどこかにあるはずです。その何かを発見するまで試行錯誤が続きそうです。時期の事、肥料の事、マルチの事、水の事、土の事、野菜の栽培にはいろんな要素があります。結果が出るのは4月か5月頃です。いちごの収穫に忙しい頃かもしれません。3月にはじゃがいもの植え付けがあります。春に向けて他の栽培管理にも忙しくなることでしょう。いちごは2月の終わりには追肥とマルチ掛け作業があります。そらまめばかり世話している訳にも行きません。大体、そらまめの収穫時期は他の作物の世話に忙しい時期と重なることが多いので注意散漫になりがちです。他の作物の作業が少ないこの時期だから色々気になったりもするのでしょう。

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