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2/2 たまねぎ生育中 [たまねぎ]

毎年栽培する野菜の1つがたまねぎです。じゃがいも、たまねぎは肉料理には欠かせません。消費量も多い野菜なので自家栽培すると食費のコスト削減効果が大きいと言う訳です。6月に収穫するとちょうど今頃まで消費できます。早生種と晩生種を半分づつ栽培しています。早生から順に消費して行きます。11月に苗を定植してから4ヶ月経過した頃ですが、まずまずの育ち具合だと思います。行きつけのホームセンターで農業用の万田酵素をみつけたので、今年は定植直後に使ってみました。元気が良さそうなのですが、葉が暴れてあちこちに伸びてしまい、これで大丈夫か?と少し不安でもあります。こちらの画像は早生種の方ですが晩生に較べると同時期でも生育が早いですね。

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晩生種の方が品種が『ネオアース』でこれも例年通り。早生種は『ソニック』とこちらも毎年、同じ品種パターンです。栽培を始めた頃は晩生種の成育が遅いので不安な気持になったものです。今の時期でこれくらいの成育度合いだったら晩生ももまず順調と言えます。春になって気温が上昇し始めると一気に大きく育ち始めます。肥料は1月に1度だけ入れましたが、それっきりです。マルチ栽培なので苗を定植する際に菜種かすと熔リンをしっかりと入れてあるので、じっくりと効き目が期待できます。2月以降は肥料を追加すると収穫したたまねぎが腐りやすくなるので今月、最後の追肥をしてからは以降の追肥はしない予定。冬の寒いうちにしっかりと根を張っていれば、春以降の成育は問題ありません。冬場に雨か水やりで水分不足にさえなっていなければ大丈夫でしょう。今年は雨も多かったし、こまめに水やりしました。

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今年のたまねぎ栽培が例年と少し異なるのは、畝を2つから3つに増やしたことです。苗の数は100本ほどで少ないのですが、3つ目の畝には七宝晩生を植えました。2本の畝には200本づつ計400本。合計で500本の植え付けです。これだけあれば今年もたまねぎ不足の心配をしなくて良さそうです。たまねぎ栽培はマルチ栽培をした場合は、定植期にやたら手間がかかって大変ですが、その後は追肥くらいで手がかかりません。ほぼ放任状態で雑草を取るくらいです。それもマルチをしてあるので、植え穴から出てくる雑草だけです。今年は万田酵素の効果なのか、枯れた葉がほとんどありません。青々とした葉ばかりです。今後の成育が楽しみなところです。

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5/23 晩生たまねぎ収穫 [たまねぎ]

晩生のたまねぎ『ネオアース』を収穫しました。今年の晩生のたまねぎは生育がいまひとつでした。大玉はほとんど獲れずで、小玉サイズの『コロ助』がほとんどです。雨が多すぎたのか?苗が大きすぎたのか?肥料が強すぎたのか?例年はほとんど出ない、トウ立ちも多かった印象です。気象のせいなのか、栽培方法のせいなのか、はっきりとはしませんが結果としてはあまり喜ばしい結果ではありません。たまねぎ栽培も同じ畝で過去に何度も行っているので、連作障害がでているのかもしれません。土が疲れていると言う理由もあるのかもです。玉が小さいので例年と同じ数の栽培でも、収穫カゴの数がいつもより少ないのもさびしい感じです。トウ立ちしたものは保存が効きにくいので、分別して先に消費するように注意しなくてはなりません。

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たまねぎは十分に干して乾燥させてから保存します。いつもなら、畝の上に並べて干すのですが今回はトウ立ちした株としていない株を分別して干す必要があるので畝1本ではスペースが不足。ガレージ前にすだれを敷いてその上にたまねぎを並べて乾燥させました。天気も良く、気温が上昇していたので短時間で乾燥が進みます。コンクリートの上なので、天気が良すぎて温度が上昇し過ぎるのでは?とちょっと不安になるくらいでした。理想的には2日か3日干しのが良いのですが、そんな自由な時間が私にあるはずもなく、干すのも半日が精一杯。さっさと取り入れて自宅に持ち帰り吊り玉保存することにしました。

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自宅の庭の軒先に吊り玉保存です。麻ひもでたまねぎの吊り玉専用の結び方で吊るします。もう何年も同じ作業をしているので、慣れたものです。この麻ひもの括り方は非常に優れています。良く考えられています。たまねぎをひもで束ねると、たまねぎの乾燥が進むにつれて、首が細くなってやせてくるので、ひもから滑り落ちてしまうのですが、このくくり方ではたまねぎの重みで自動的に首に掛けたひもが締まってくるようになっています。200個近いたまねぎを吊り玉保存していますが、保存中に落下することはまずありません。人間の知恵ですね。

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5/4 たまねぎ吊り玉保存 [たまねぎ]

5/3に収穫した早生たまねぎの吊り玉保存作業をしました。場所は例年通り自宅の庭。吊り玉保存は理想としては、雨のかからない、風通しの良い、日かげが良いのですが、なかなか良い場所は見つかりません。いざ、使う段になって身近に便利な場所であることも重要です。たまねぎ保存は雨に吹きぶられて、夏になると、一部腐敗するものがあったり、吊っていたものが落下したりもします。腐敗すると悪臭がするので自宅以外の場所の方が良いのではと考え、一時は菜園の一角にたまねぎ小屋でも建ててと考えていましたが、そんな贅沢に使えるスペースがある訳でもなく、今ではその考えは停止したままです。とても、理想とは言えない場所ですが、最悪な訳でもない位置づけで今の形に落ち着いています。早生種ですので、吊り玉保存とは言え年内消費がメドです。理想的と言えば、収穫後に畝の上で3日~4日は乾燥させてからが良いのですが、そんな時間的余裕もありません。仕事中に1日雨にでも降られたらもうおしまいです。以前、夕立にあった年がありましたが、慌てて取り込んで米袋に詰めたまでは良かったのですが、その後、取り出しが遅れ腐らせてしまったことがります。不十分でも、とにかく収穫-乾燥-吊り玉までの作業を手早く片付けるのが先決、何よりも重要です。

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例年より吊り玉数が少ないのには訳があります。コレすべてトウ立ち済みのたまねぎばかりです。トウ立ちしたたまねぎは保存が効かないため、トウ立ちしていないものとは分別して吊り玉しました。トウ立ちした玉から先に消費するのに都合が良いようにしています。吊り位置も低くすぐに取り出せるようにしもしていますが、これは、軒先が深いからでもあります。もう一箇所、毎年、吊るしている場所は軒先が短く、浅いため強い雨風があると雨水を被りやすいので、軒の中にへばりつくように吊るしています。吊るす位置も高いので、吊るす際も、取り出すのも一苦労。脚立を取りだしての作業となります。滑車を使って簡単に上げ降しができるようにできると便利かと思いますが、今のところ構想のみで実行は未定です。いずれ、この場所は晩生の収穫が終わったら立ち退き必至なので、それまでの仮吊り場所の予定です。

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5/3 早生たまねぎ収穫 [たまねぎ]

たまねぎは菜園を初めて2年目から欠かさずに栽培している作物です。毎年、早生品種と晩生か中晩生品種の2品種を各200個合計400個ほど栽培しています。栽培作物の植え付け計画と保存、消費のペースを考えての結論がこのパターンでもう毎年、固定パターンとなっています。早生品種は5月の連休中に収穫時期を迎えます。家庭菜園で栽培が可能な早生品種は意外に少ないのですが、タキイの『ソニック』は代表的な品種です。栽培のしやすさでも優秀ですが、早生品種は吊るし保管には向きません。秋ごろまでは限界。条件が揃えば年末くらいまではなんとか保管可能な場合もあります。今年も200個少しの植え付けでしたが、トウ立ちした株が多く、収穫のサインである倒伏が1割くらいで収穫することにしました。本来、倒伏は半分から7割くらい済んだ時点がベストなのですが、そこまで待っていると連休が終わってしまい、他の春植え野菜の植え付けが遅れてしまうのと、トウ立ち株がもっと増えてしまうからです。

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トウ立ちの原因をあれこれ考えてはみたのですが判りません。肥料過多?、苗が大きすぎた、秋が遅くまで気温が高かった?すべてが重なった?確かに、育っている大きさは例年よりも大きいので肥料過多は可能性として有力です。私の場合はマルチ栽培なので昨年までが追肥は一切せずに元肥えだけで栽培していました。今年は植えつけ後1ヶ月くらいで粒状の肥料を入れました。これが良くなかったのかもしれません。次回の栽培からは取りやめてみましょう。確かに、苗の植え付け後の育ちは良かったのですが、雑草の伸びも激しくて閉口しました。下の画像は4/26時点のたまねぎ畝ですが、手前の4~5株が倒伏しているだけ。あと1週間でもっと休眠してくれるものと期待していましたが、みごとに裏切られました。今年はたまねぎが数株病気にかかっている様子でした。菜園も開いてから10年近くになってきていますので、連作で土の微生物相が変わってきていたり、(いわゆる土が疲れている状態)その他、いろんな影響も考えられます。土壌をフレシュに戻す必要も感じています。何も栽培していない畑の1番作は本当に良く育ちます。病気もおこりにくいものです。

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トウ立ちと言ってもピンと来ないかもしれませんので画像で説明しておきましょう。まるでローソクに灯が灯ったところを絵で描くとこうなります的な形状です。トウ立ちするのは花を咲かせるためですから、簡単に言うと花の蕾です。花が咲き、やがて種になります。当然ながら種の保存のための生物の根源的な生理なので生物活動では何よりも優先されます。鱗茎に蓄積した栄養がほぼすべてこの種を存続させるために消費されるメカニズムです。蓄えた栄養を分解して蕾に送り込むのですが、鱗茎は人間様が食べるために横取りする訳ですから、栄養が分解されると食べるところが壊れてしまいます。簡単に言うと腐ってくると言う表現が正しいかは判りませんが、分解される前の状態を人間が食べていることになるので、食べることが困難ば状態に変わってしまうと言うことです。

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 トウ立ちするとこのプロセスが始まっているので、保存が効きません。早めに食べるしか対処法がありません。従って、トウ立ちした株分けておきます。株を引き抜いた後、畝に並べて半日ほど乾燥させますが、乾燥させる畝を分けました画像で言うと左がトウ立ちした株。右側がトウ立ちしていない株です。ほぼ40%-60%の割合でした。トウ立ちの件や肥料の使い方、土のリフレッシュと次回の栽培への検討課題を得た今年のたまねぎ栽培でした。来年の栽培に大いに役立てたいと思います。『ソニック』に限らず、たまねぎの種や苗は年々、高騰しています。経済がデフレなのにどうして、家庭菜園の分野だけ値上がりが多いのか疑問に感じます。やはり地味ですがブームと言えるのかもしれません。苗を買いに出掛けたりすると、スゴイ人出なのはその証拠かもしれません。食品の安心、安全といわれてから久しいのですが、ここ数年、自分で食べるものは自分で作ろうと言う動きが地道に実行されているのかもしれません。

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3/13 たまねぎの雑草取り [たまねぎ]

たまねぎに限らず、今年の冬がやけに雑草が多い。さらに、今年はたまねぎのマルチ穴に粒状の化成肥料を置肥してものだから尚のこと、雑草の成育が爆発的になってしまいました。雑草も悪役のように思えますが、厳しい冬の低温から株元を守ってくれるマルチの役目も、乾燥した日々が続くと水分の蒸散を予防してくれたり、根を張ってくれることでたまねぎの根元の土を締めて安定させてくれたりと都合の良い側面もあります。ただ、もう3月になるとこれ以上繁殖されると、メリットより、デメリットの方が大きくなりますし、雑草が巨大化してしまうのでここらで一気に雑草を始末することにしました。画像の左側は雑草を既に始末完了した早生の『ソニック』。右側は中晩生の『ネオアース』でこれから作業に取り掛かる方です。

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穴あきマルチ栽培でかなり雑草の生え方は抑制されているはずなのですが、それでもこの繁殖のありさまです。もし、マルチ栽培していなかったらと思うと、ゾッとします。雑草の根もハンパな張り方ではありません。指でひっこ抜こうとしても、なかなか引き抜くことが困難なものばかり。無理して力まかせに引き抜くと肝心のたまねぎ株がグラっとする始末。たまねぎの根を浮かせてしまうと今後の成育に差し支えが出ます。余り無理はせずに、たまねぎ株を痛めない様にしかも、しっかりと雑草はむしり取ると言う微妙な力加減が必要でした。雑草を取ってしまうとたまねぎの株元にも光と風が通るようになりますし、何より、見た目はスッキリとしてサッパリします。雨が降れば株元に水分も十分に供給されることでしょう。3月に入っているのでもう肥料分は不要。肥料が今の時期に効いてしまうと、保存の効かないぶよぶよな玉締まりの悪いたまねぎが出来てしまいます。この時期の雑草取りが正解であるとは思いたいところです。

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12/15 たまねぎ冬越し中 [たまねぎ]

ようやく、遅い冬の寒さが例年並みに近づいてきました。早朝には霜が降りた風景をみるようになりました。それでも、昼間はかなり気温上昇があり、暖かい冬でもあります。たまねぎは、冬を越して、冬越し中に根を張り、地上部はそれほど成長はしません。今年は暖かい冬のせいで、地上部もそこそこ成育しているようです。今年は、早生の『ソニック』と晩生の『ネオアース』を隣合せの畝で栽培しているので、見た目だけで簡単に比較可能です。暖かい冬で、成育が旺盛なのは、たまねぎだけでがありません。雑草も元気一杯で穴あきマルチの穴から雑草が伸びています。かつては、丁寧に雑草を抜いていたのですが、近頃はほとんど放置状態。雑草と野菜の関係については、今までかなり疑問を持っていました。雑草は野菜の栽培にマイナスと言い切って良いのかどうかです。雑草が野菜の根元に生えていると、土が耕されるし、雑草の根に微生物が繁殖して野菜の根にも土にも良い影響がありそうな気もします。もちろん、野菜に届くはずの栄養が雑草に吸い取られてしまわないか?とも感じます。

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もうひとつの疑問は、雑草を引き抜く時期です。ある程度、雑草が成長した後に引き抜くのが良いのか?と言う疑問です。過去の経験では、マルチ穴をたまねぎの鱗茎が太り出してスキマが小さくなりだした頃に雑草を引き抜くのが良いように感じます。雑草もある程度育った後の方が引き抜きやすいと言う面もあります。画像は早生の『ソニック』畝ですが、たまねぎがしっかりと根を張った後でないと、雑草を引き抜く際にたまねぎの根も一緒に動いてしまう恐れもあります。そもそも、私の栽培法だと、肥料は畝の底に埋めてあり、雑草が畝の深い場所の肥料分を吸い上げるのは難しいのではないかと思います。ただ、今年はマルチ穴に固形の粒状肥料を置肥したので、雑草もその恩恵?に預かっているフシがあります。もちろん、たまねぎの育ちもそのせいか例年よりも良いようです。苗を定植した直後の肥料分の大切さを今年は感じました。来年以降も、定植後の速攻で肥料を効かせることは忘れずに実施しようと思います。

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晩生の苗の育ちはこの時期としては、こんなもので心配はしていません。晩生はスロースタートなのです。晩生のたまねぎは収穫が遅い分、春野菜の植え付け時期でもまだ畝に残っていてスペースを塞ぐのであまり、うれしくはない印象しかありませんが、消費する立場から見ると早生に較べて遅くまで腐らず、芽も出ずに長期の保存が効くのでありがたい存在です。保存は、早生も晩生も吊るして風通しの良い場所に行いますが、たとえば、冷蔵設備があれな吊るすよりはもっと長期に良い状態で保管が可能と思います。米を保存する冷蔵庫がありますが、たまねぎ保存もできるのではないかと思います。家庭用の冷蔵庫でも長期保存は可能なように思います。家に余っている冷蔵庫があるので試してみるのも良いかなと思いますが、電気代がちょっとかかりそうなのが気になりますが。

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こちらは、種から育てた苗床の早生の『ソニック』。雑草に埋もれて判りにくいですが、かなり良く育っています。定植時期までに十分成育しなかったのと、数が足りなかったために苗床にそのままになっています。ちょっともったいないし、今年の暖かい冬なで、結果論ですが、定植時期が遅れても十分、栽培が可能だったかもしれません。もう、これは記録画像と言う意味しかないのですが、程度に間引きをすれば、このまま苗床でも収穫できるかもしれません。本当にもったいない感じがします。

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11/8 晩生たまねぎ定植 [たまねぎ]

あいにく雨の中の定植作業となってしまいました。仕事の休みが11/8(日)だけで次の休みが11/11なので、購入した苗の品質が劣化する心配もあり、何が何でも定植は今日中に済ませたいところです。雨と言っても、朝から小雨が降ったり止んだりの繰り返し。畝建てから定植までを完了させることを考えると、雨の止み間だけ作業すると言う訳にも行きません。大変、厳しい作業計画となりました。

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晩生たまねぎの畝のスペースは、現在晩生の白菜を栽培している畝を壊して新たに建て直すことにしました。晩生白菜は今年初めて栽培する品種の『金将2号』でした。5mの畝で10株ほどの栽培を続けていましたが、害虫に喰われて4株ほどが無くなってしまいました。畝の中に産み付けられた卵が孵化して寒冷紗トンネルの中で内側から虫害にやられてしまいました。白菜の栽培が失敗していなくても、たまねぎ栽培のスペースが不足していたのも事実ですが、この際、決断することにしました。晩生白菜はご覧のような状態で、現時点で外葉の数とサイズでは結球が微妙な状況。このまま栽培を続けてもどうかな?と正直感じてしまう成育です。いろんなチャレンジをこれまでも、今後も続けて行きますが、すべてgが上手く行くとは限りません。ダメだと感じたら、潔く中断、撤退する勇気も同時に持たないとダメだと思っています。

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白菜のトンネルを撤去して、早生のたまねぎの畝の右隣に晩生のたまねぎ畝を建てます。現在の白菜トンネルの場所は、いちごの畝にする計画です。そうすると、いちご苗の畝幅が微妙に90cmマルチのサイズに足りなくなる状況なので、マルチ幅に左右されないいちご栽培なら問題なしと判断。いずれどこかの時点で畝割りを根本的に修正したいとは思うのですが、栽培作物の時期が微妙に異なるので一斉にすべての畝の作物を撤去することができません。これはなかなか難問題です。1年間、すべての作物の栽培を中止すれば可能ですがそれも非現実的です。

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白菜トンネルを撤去して畝肩の雑草を除去。一旦、畝を壊します。畝の土を耕して畝割りをやり直しました。早生のたまねぎ苗の隣に晩生のたまねぎの畝を建てることにしたので、栽培を比較しやすくなります。当然、ほぼ同時の定植でも、早生の方が成育が早いことになります。追肥のタイミングは成育スピードを見ながら判断しますが、その際、早生と晩生が隣り合っていると何かと都合良くなります。

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畝のサイズにロープを張ったら、元肥を入れる溝を掘ります。溝施肥は1本の畝に3本の溝を切っています。クワを使って溝を切るので、クワの幅で3本分の溝を切ると畝の幅となります。元肥は種かすと熔リンを入れます。20kg入りの菜種かすを購入していますが、だいたい半年で使い切ってしまいます。たまねぎ栽培は冬を越して6ヶ月を超える栽培となるので、深く有機肥料を入れておいて、じっくりと畝の中の土で分解させて肥料を長い時間かけて効かせるようにしています。ただ、栽培初期は効き目がないので今年から、栽培当初には化成肥料を使って肥効のスタートダッシュを効かせようと考えています。たまねぎはチッソ肥料を好みます。チッソ切れだけは避けたいところです。

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たまねぎ栽培には、5穴の穴あきマルチを使っています。5メートルの畝だと約200本の苗が栽培できます。たまねぎ栽培を始めた頃はマルチなし栽培もした事がありますが、雑草の手入れでウンザリして以来、マルチ栽培から離れることができなくなりました。もちろん、穴あきマルチでも雑草は穴から生えては来ますが除草作業はウンと楽です。畝にマルチを張るのは穴なしマルチと変わりありませんが、今日のように雨が降ったり止んだりの天候では、マルチのロールを畝に置くとマルチに土が付着して表面が汚れてしまいます。直接、畝には置かないようにしながら作業するのがコツとなります。

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マルチ張りも随分とキャリアが長くなりました。未だにシワが寄ったりすることもありますが、長く作業を続けていると自然に上手に張れるようになります。マルチ張りの出来栄えを良くするコツは張り方だけでなく、畝の建て方にも左右されます。畝の表面をできるだけ平らに仕上げることも重要ですが、私は完璧なフラットにはせず、少し畝の中央を高く仕上げるようにしています。平らに仕上げると意外に畝の表面にヘコミができてマルチを張り終えるとヘコミに水が溜まるようになってしまいます。ほんの僅かでも畝の中央を高く仕上げて山形に仕上げるとマルチを張った際にピタっと表面に張り付くきれいな仕上げに見えるようになります。

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畝建てが終わったら、いよいよ苗の定植作業に入ります。晩生の品種は『ネオアース』です。昨年は『もみじ3号』で保存が良く効く良い品種を実感しました。今年も『もみじ3号』をの種や苗を探したのですが、見つけることができませんでした。晩生と称されて販売されている品種も店頭にはありましたが、どれも聞きなれないものばかりでした。実績のある品種と言えば『ネオアース』くらいでしたので、迷うことなく選択。実は昨年の晩生品種も、知っていて『もみじ3号』を選んだ訳ではなかったのですが、他に選択肢がなかった状況でしたし、名前だけは聞きなれていたので栽培にチャレンジする絶好の機会と捉えての選択でした。何より、苗の状態が見た目に良いあったこともあります。今年の『ネオアース』はそれほど良いなという感じはありませんが、まずまず悪くはないと言う印象です。

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定植作業は黙々と進めてゆきましたが、幸い、雨に降られることなく順調に進行。100本を超える定植が完了した時点で午後1時過ぎになりました。昼食のタイミングも気になってきて、自宅に電話。あと15分くらいで出来上がるよ!との事で、このまま一気に終わらせようかとも考えましたが、一旦、作業を切り上げることにしました。この後、この判断を恨むことになるのですが...。

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昼食を済ませて菜園に戻り、定植作業を再開。しばらくは雨にも降られずに作業を進めることができたのですが、あと50本ほどで200本の定植が完了する頃になって、強い雨が降ってきました。作業を中止するか?続行するか?とりあえず、道具が雨に濡れるので屋根のある小屋に避難。しばらく、様子を見ていましたが一向に止む気配がありません。時刻は2時を過ぎていて、30分なり1時間で雨が止んだとしてもその後の畝はドロドロ状態になることは必至。そんな状態で植え付けしても却ってマイナス要素の方が大と判断。5時になれば暗闇が迫りもっと作業が困難になります。スマホで雨雲の動きをチェックしても止みそうな動きはありません。あと50本なら強行してた方がメリットの方が大と判断。カッパを着込んで植え付けを終えました。ただ、植え穴に埋める土は一旦、マルチの上に置いてから穴に入れるので、水を含んでドロドロ状態に。植え穴を開けて苗を入れたら、周りの土で穴を埋める方式に変更しましたが、この方法だとマルチの植え穴のレベルがへこんでしまい大きなクレータ状態に。天候が回復した後、レベル調整をするか、判断することにしました。ドロを被ると苗が病害に冒されるリスクも高まります。本当は雨天の定植はしたくないのが本音でした。

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11/5 早生たまねぎ定植 [たまねぎ]

早生のたまねぎ『ソニック』の定植をしました。今年も、種からの苗づくりは思うように行かず、200本の苗を育てることはできませんでした。100本くらいは使える苗ができたのですが、これは別の日に別の畝に定植することにして、メインの栽培では苗を別途購入して定植することにしました。定植畝は10/30に畝建てを済ませてあるので、今日は苗を購入して200本定植する作業だけです。さて、その苗ですが、よほどタイミングが良くないと思った苗を購入することは難しいのですが、近くの大規模園芸店に出掛けたところ、運よく手に入れることができました。でも、残り僅かな状態で私が購入している間も、次々と購入する人が現れあっと言う間に売り切れでした。平日なのにスゴイ購買力です。たまねぎ苗は販売期間が短くて、ほとんど購入する人は店頭に並ぶのを待ち構えているので、すばやい行動をしないと手に入れることができません。ともあれ、運よく例年、栽培している定番の『ソニック』苗を200本手に入れることができました。

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苗を買いに出掛けた後に作業を開始したので、作業開始が午後3時頃になってしまいました。畝建てが済んでいるとは言え、200本の苗を定植するにはどんなに手際良く作業を進めても、2時間はかかる計算。この時期、2時間後の午後5時はかなり暗くなっているはずです。時間との勝負です。毎年、使っている定職道具を準備して、いざ、作業開始!。

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定植道具は植え穴を開ける鉄ペグ、苗を植えつけた穴に埋める土が必要です。約50本ほど定植が終わったところです。一服を兼ねて写真撮影です。ちょっとあたりが暗くなってきました。サラリーマンでなければ作業は明日にしよう!と言うところですが、それができないのが辛いところです。兼業農家モドキの家庭菜園家状態です。まだ、お天気が雨でないだけ恵まれていると考えるべきなのでしょうか。

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200本の苗を植え終わった頃には完全な暗闇になっていました。撮影可能な時間ではあと30本くらいの苗がまだ定植を追えていない状態です。暗闇の中でも、街路灯やご近所の住宅の照明から漏れる僅かな光を頼りに、手探りも交えながらなんとか定植作業を終えました。2時間ちょっとで定植は完了しましたが、後日カウントしたら、苗の本数は合計210本(42列×5)でした。今年は、種から育てた苗も定植する計画なのでプラス100本ほどの栽培になりそうです。300個のたまねぎ収穫は過去最高数になります。

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10/30 たまねぎ畝建て [たまねぎ]

早生のたまねぎの植え付け時期が近づいてきました。夏の雑草をきれいに掃除して土を耕し、肥料を入れてマルチを張って畝を建てます。秋のたまねぎ苗の植え付けは私の家庭菜園のこの時期のクライマックスかもしれません。例年、畝建てと苗の植え付けは同日作業ですが、今年は苗の準備が終わっていないので何日か日数が開きそうです。深い場所に入れる溝施肥とは言え、本来は何日か期間を開けた方が良いとは考えていました。同日作業になるのは、単純に作業時間の都合でした。今年は例年とは違ったやり方になったので、結果を見て今後の作業計画の参考にしようと思います。時間の余裕は無いよりもあった方が良いと痛感します。だらだらと作業をするのとは意味が違うのですが、ベストを尽くすと言う意味で時間の許す限り丁寧に作業ができるので理想的だと思います。

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今年のたまねぎ栽培場所はなすの栽培畝だったところです。なすはまだ収穫可能ですが、もうたまねぎに場所を譲ることになります。秋のこの時期まで毎年、良く粘ってくれます。雑草を抜いたりと言う手入れをしていないので、畝はボサボサ状態で荒れたイメージですが、マルチはしっかりと掛けてあるのでめくってしまえばきれいな土が現れるはずです。マルチのメリットはいろいろあるのですが、夏の間に害虫が畝に卵を産みつけにくいと言うのは大きいと感じています。

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なすの樹を抜いて除去し、雑草を始末してしまえばこの通り、かなり、すっきりした感じになりました。なぜか、中途半端な畝幅のスペース。これは随分と昔からこの状態で最初に畝割りをした時にこうなってしまったままずっと悪循環が続いています。今年はいちごの定植が終わっていないので、調整しようと考えています。たまねぎは今年も早生と晩生を200株づつ植え付ける予定。例年通りです。早生の苗は種から栽培したものがかなり失敗濃厚でして、100本ほどしか確保できない見通しです。苗は200本購入することにして、100本は別の畝に定植する計画です。穴開きマルチで栽培するので苗の本数管理は非常にやりやすいメリットがあります。たまねぎ苗は店頭に並ぶとあっと言う間に売り切れてしまうので入手にはタイミングが重要です。

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とりあえずできたスペースはすべて耕すことにしました。これだけまとまったスペースを耕すのは久しぶりです。年々、体力の衰えを感じているので、機械の力を借りたい衝動に駆られます。機械で可能なものは機械でやって良いと考えます。家庭菜園で管理機とは何と軟弱な!とお叱りを受けそうではありますが、やはり、人力と機械では作業効率は違います。時間がたっぷりない人こそ、機械の力を借りるべきと思うのです。効率化して作った時間で栽培の品質向上のための作業に時間を割り振ることで機械を使う意味もあろうと言うものです。悲しいことに私には管理機がありません。とぼしい力でクワを片手にせっせと人力で畝の土を耕しました。ああ、疲れた...。

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畝割をして畝建てしました。マルチ栽培なので畝の幅は自動的にマルチの幅で決まってしまいます。菜園を開いてから以降、畝の位置はほとんど変化がないので畝の間の通路はほぼ耕されていません。そのために、トンネルフレームを畝に挿す際に耕されていない通路の土は踏み固まってしまい苦労しています。土が締まって固いからと言って、力任せにフレームを挿すとフレームが曲がってしまうことも。ここは、まんべんなく土を耕しておきましょう。菜園の土壌改良を考えるとやはり管理機の導入が欠かせないと感じてしまいます。この前テレビで見た畑は200年代々耕し続けたと紹介されたました。私なんか自慢じゃないけど10年未満です。でもそれなりに作物も栽培できてるんですから。自信を持ちましょう!。今から200年も耕すことなんて見届けることは不可能ですから。200年耕すと、畑の土を口に含んで食べることはできるそうです。いや、すごいお話ですね。

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たまねぎは5列マルチです。幅は70cm+畝の高さ分と言う計算をしています。この計算と畝の割付を精度高く作業しておくと仕上がりがきれいになります。そこまできれいにする必要もないと言えばないのですが、きれいに仕上がると栽培の管理作業も前向きな気持ちになってモチベーションも向上します。これは私にとっては非常に重要なことです。適当な作業で仕上がり精度の悪い畝を作るとその後の管理作業もやる気がでず、結果、適当な管理作業でルーズな作業となり、気持ちが栽培に向かわなくなってしまうのが怖いと言うのが本音です。

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肥料は例年通り、溝施肥で種かす+熔リンで畝1本に対して3本の溝を切りすべての溝に2種類の肥料を元肥として施肥します。追肥をするかしないかは、成育状態を見ながら調節します。昨年は追肥しました。たまねぎの追肥は注意が必要でできるだけ早い時期に、たっぷりとが重要。収穫前1ヶ月以内の遅い時期に追肥すると収穫後の保存が効かなくなります。つまり、腐りやすくなると言うことです。少ない肥料で立派な玉に育てるのが私の理想。保存の効く良いたまねぎを作りたいのです。

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畝の表面を塩ビパイプで表面を均します。きれいに均すことができます。この道具を考えついた人はホントにえらいネと思います。感動的にきれいな表面が出来上がります。マルチをきれいにに張れるかどうかは、この均し作業をキチンとできるかで大きく変わります。微妙な調整ですが、畝の中央をほんの気持ち高めに均すときれいに張れるんですね。完全に平らにしてしまうとマルチを張った際にたるみが出やすく、たるむと雨が降ると水溜りができてしまいます。まあ、水たまりができても栽培には影響なしと思います。むしろ、水を溜めることができて乾燥を防げるのが良いのかもしれません。

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9/30 たまねぎ苗のお手入れ [たまねぎ]

9/9と9/16の種まき後から発芽確認後、苗の生育と同時に雑草の種も同時に発芽。雑草が目立ってきました。たまねぎ苗の育苗は手間がかかります。種からの苗づくりを始めた頃は、物めずらしさもあって苦にならなかったのですが、もう5年以上も毎年、同じことをやっていると、少々、うんざりしてきました。もっと、手間のかからない苗の作り方を工夫しないと今後は継続が困難になりそうです。先日、タキイからダイレクトメールが届けられて眺めていたら、たまねぎ苗の予約販売がありました。プラスチックの細長い苗床にほぼ土を使わない水耕栽培っぽい苗の様子でした。個人でそこまでマネできなくても、自宅でプランタで苗づくりでも良いように思います。上手く行くかどうかは判りませんが、今年、試験的にプランタ栽培の苗づくりを試しても良いかもしれません。こんなに雑草が生えてくると閉口してしまいます。

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除草を終えた『ソニック』の苗床です。最終的な発芽率が思わしくないので欠株が目立ちます。欠株の原因は判りませんが、苗づくりをした初年度はこれほどの欠株がなかったのですが、2年目以降、ほぼ毎年、発芽しない部分が必ず発生しています。こんな現象が起きることも、今後の苗づくりの方法を考え直すきっかけの一つとなっています。11月3日前後の定植を目標に規定サイズの苗を作り上げるのですが、初期の肥効が大事と思うので早めの追肥を考えています。苗のサイズは5cmくいらいですが、この大きさになれば追肥も十分可能です。肥料あたりすることもないと思われます。たまねぎに限らず、ねぎの類はチッソ分を大量に必要とします。ケチケチしないでドンとチッソを補給してあげることが満足できる苗づくりに大切な要素です。

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こちらは、『ネオアース』の苗床。こちらも欠株が目立ちますが、『ソニック』よりは軽度の欠株です。早生、晩生で各200本の苗が必要なのですが、確保できるでしょうか。晩生のネオアースは小袋の種を2袋も使っています。種代を考えてももう少し、発芽してくれないと困りものです。とにかく、原因が判らないので対策の立てようがありません。種の播き方なのか、土のせいか、種まき後の管理のせいか、3つすべてなのか?。種まき後の乾燥?のような気もするし、何とも判りません。痛みやすいたまねぎの種の事なので、ちょっとした環境要素で発芽しなかったり、発芽しても育たなかったりは十分に考えられます。初年度は非常に良好だったことを考えると用土に原因があることも十分に考えられます。やはり、最終的にはタキイの種まき培土を使うしかないのかとも思いますが、高コストですからそこまでするなら苗買った方が安上がりですね。

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