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11/8 晩生たまねぎ定植 [たまねぎ]

あいにく雨の中の定植作業となってしまいました。仕事の休みが11/8(日)だけで次の休みが11/11なので、購入した苗の品質が劣化する心配もあり、何が何でも定植は今日中に済ませたいところです。雨と言っても、朝から小雨が降ったり止んだりの繰り返し。畝建てから定植までを完了させることを考えると、雨の止み間だけ作業すると言う訳にも行きません。大変、厳しい作業計画となりました。

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晩生たまねぎの畝のスペースは、現在晩生の白菜を栽培している畝を壊して新たに建て直すことにしました。晩生白菜は今年初めて栽培する品種の『金将2号』でした。5mの畝で10株ほどの栽培を続けていましたが、害虫に喰われて4株ほどが無くなってしまいました。畝の中に産み付けられた卵が孵化して寒冷紗トンネルの中で内側から虫害にやられてしまいました。白菜の栽培が失敗していなくても、たまねぎ栽培のスペースが不足していたのも事実ですが、この際、決断することにしました。晩生白菜はご覧のような状態で、現時点で外葉の数とサイズでは結球が微妙な状況。このまま栽培を続けてもどうかな?と正直感じてしまう成育です。いろんなチャレンジをこれまでも、今後も続けて行きますが、すべてgが上手く行くとは限りません。ダメだと感じたら、潔く中断、撤退する勇気も同時に持たないとダメだと思っています。

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白菜のトンネルを撤去して、早生のたまねぎの畝の右隣に晩生のたまねぎ畝を建てます。現在の白菜トンネルの場所は、いちごの畝にする計画です。そうすると、いちご苗の畝幅が微妙に90cmマルチのサイズに足りなくなる状況なので、マルチ幅に左右されないいちご栽培なら問題なしと判断。いずれどこかの時点で畝割りを根本的に修正したいとは思うのですが、栽培作物の時期が微妙に異なるので一斉にすべての畝の作物を撤去することができません。これはなかなか難問題です。1年間、すべての作物の栽培を中止すれば可能ですがそれも非現実的です。

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白菜トンネルを撤去して畝肩の雑草を除去。一旦、畝を壊します。畝の土を耕して畝割りをやり直しました。早生のたまねぎ苗の隣に晩生のたまねぎの畝を建てることにしたので、栽培を比較しやすくなります。当然、ほぼ同時の定植でも、早生の方が成育が早いことになります。追肥のタイミングは成育スピードを見ながら判断しますが、その際、早生と晩生が隣り合っていると何かと都合良くなります。

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畝のサイズにロープを張ったら、元肥を入れる溝を掘ります。溝施肥は1本の畝に3本の溝を切っています。クワを使って溝を切るので、クワの幅で3本分の溝を切ると畝の幅となります。元肥は種かすと熔リンを入れます。20kg入りの菜種かすを購入していますが、だいたい半年で使い切ってしまいます。たまねぎ栽培は冬を越して6ヶ月を超える栽培となるので、深く有機肥料を入れておいて、じっくりと畝の中の土で分解させて肥料を長い時間かけて効かせるようにしています。ただ、栽培初期は効き目がないので今年から、栽培当初には化成肥料を使って肥効のスタートダッシュを効かせようと考えています。たまねぎはチッソ肥料を好みます。チッソ切れだけは避けたいところです。

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たまねぎ栽培には、5穴の穴あきマルチを使っています。5メートルの畝だと約200本の苗が栽培できます。たまねぎ栽培を始めた頃はマルチなし栽培もした事がありますが、雑草の手入れでウンザリして以来、マルチ栽培から離れることができなくなりました。もちろん、穴あきマルチでも雑草は穴から生えては来ますが除草作業はウンと楽です。畝にマルチを張るのは穴なしマルチと変わりありませんが、今日のように雨が降ったり止んだりの天候では、マルチのロールを畝に置くとマルチに土が付着して表面が汚れてしまいます。直接、畝には置かないようにしながら作業するのがコツとなります。

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マルチ張りも随分とキャリアが長くなりました。未だにシワが寄ったりすることもありますが、長く作業を続けていると自然に上手に張れるようになります。マルチ張りの出来栄えを良くするコツは張り方だけでなく、畝の建て方にも左右されます。畝の表面をできるだけ平らに仕上げることも重要ですが、私は完璧なフラットにはせず、少し畝の中央を高く仕上げるようにしています。平らに仕上げると意外に畝の表面にヘコミができてマルチを張り終えるとヘコミに水が溜まるようになってしまいます。ほんの僅かでも畝の中央を高く仕上げて山形に仕上げるとマルチを張った際にピタっと表面に張り付くきれいな仕上げに見えるようになります。

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畝建てが終わったら、いよいよ苗の定植作業に入ります。晩生の品種は『ネオアース』です。昨年は『もみじ3号』で保存が良く効く良い品種を実感しました。今年も『もみじ3号』をの種や苗を探したのですが、見つけることができませんでした。晩生と称されて販売されている品種も店頭にはありましたが、どれも聞きなれないものばかりでした。実績のある品種と言えば『ネオアース』くらいでしたので、迷うことなく選択。実は昨年の晩生品種も、知っていて『もみじ3号』を選んだ訳ではなかったのですが、他に選択肢がなかった状況でしたし、名前だけは聞きなれていたので栽培にチャレンジする絶好の機会と捉えての選択でした。何より、苗の状態が見た目に良いあったこともあります。今年の『ネオアース』はそれほど良いなという感じはありませんが、まずまず悪くはないと言う印象です。

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定植作業は黙々と進めてゆきましたが、幸い、雨に降られることなく順調に進行。100本を超える定植が完了した時点で午後1時過ぎになりました。昼食のタイミングも気になってきて、自宅に電話。あと15分くらいで出来上がるよ!との事で、このまま一気に終わらせようかとも考えましたが、一旦、作業を切り上げることにしました。この後、この判断を恨むことになるのですが...。

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昼食を済ませて菜園に戻り、定植作業を再開。しばらくは雨にも降られずに作業を進めることができたのですが、あと50本ほどで200本の定植が完了する頃になって、強い雨が降ってきました。作業を中止するか?続行するか?とりあえず、道具が雨に濡れるので屋根のある小屋に避難。しばらく、様子を見ていましたが一向に止む気配がありません。時刻は2時を過ぎていて、30分なり1時間で雨が止んだとしてもその後の畝はドロドロ状態になることは必至。そんな状態で植え付けしても却ってマイナス要素の方が大と判断。5時になれば暗闇が迫りもっと作業が困難になります。スマホで雨雲の動きをチェックしても止みそうな動きはありません。あと50本なら強行してた方がメリットの方が大と判断。カッパを着込んで植え付けを終えました。ただ、植え穴に埋める土は一旦、マルチの上に置いてから穴に入れるので、水を含んでドロドロ状態に。植え穴を開けて苗を入れたら、周りの土で穴を埋める方式に変更しましたが、この方法だとマルチの植え穴のレベルがへこんでしまい大きなクレータ状態に。天候が回復した後、レベル調整をするか、判断することにしました。ドロを被ると苗が病害に冒されるリスクも高まります。本当は雨天の定植はしたくないのが本音でした。

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