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5/3 早生たまねぎ収穫 [たまねぎ]

たまねぎは菜園を初めて2年目から欠かさずに栽培している作物です。毎年、早生品種と晩生か中晩生品種の2品種を各200個合計400個ほど栽培しています。栽培作物の植え付け計画と保存、消費のペースを考えての結論がこのパターンでもう毎年、固定パターンとなっています。早生品種は5月の連休中に収穫時期を迎えます。家庭菜園で栽培が可能な早生品種は意外に少ないのですが、タキイの『ソニック』は代表的な品種です。栽培のしやすさでも優秀ですが、早生品種は吊るし保管には向きません。秋ごろまでは限界。条件が揃えば年末くらいまではなんとか保管可能な場合もあります。今年も200個少しの植え付けでしたが、トウ立ちした株が多く、収穫のサインである倒伏が1割くらいで収穫することにしました。本来、倒伏は半分から7割くらい済んだ時点がベストなのですが、そこまで待っていると連休が終わってしまい、他の春植え野菜の植え付けが遅れてしまうのと、トウ立ち株がもっと増えてしまうからです。

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トウ立ちの原因をあれこれ考えてはみたのですが判りません。肥料過多?、苗が大きすぎた、秋が遅くまで気温が高かった?すべてが重なった?確かに、育っている大きさは例年よりも大きいので肥料過多は可能性として有力です。私の場合はマルチ栽培なので昨年までが追肥は一切せずに元肥えだけで栽培していました。今年は植えつけ後1ヶ月くらいで粒状の肥料を入れました。これが良くなかったのかもしれません。次回の栽培からは取りやめてみましょう。確かに、苗の植え付け後の育ちは良かったのですが、雑草の伸びも激しくて閉口しました。下の画像は4/26時点のたまねぎ畝ですが、手前の4~5株が倒伏しているだけ。あと1週間でもっと休眠してくれるものと期待していましたが、みごとに裏切られました。今年はたまねぎが数株病気にかかっている様子でした。菜園も開いてから10年近くになってきていますので、連作で土の微生物相が変わってきていたり、(いわゆる土が疲れている状態)その他、いろんな影響も考えられます。土壌をフレシュに戻す必要も感じています。何も栽培していない畑の1番作は本当に良く育ちます。病気もおこりにくいものです。

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トウ立ちと言ってもピンと来ないかもしれませんので画像で説明しておきましょう。まるでローソクに灯が灯ったところを絵で描くとこうなります的な形状です。トウ立ちするのは花を咲かせるためですから、簡単に言うと花の蕾です。花が咲き、やがて種になります。当然ながら種の保存のための生物の根源的な生理なので生物活動では何よりも優先されます。鱗茎に蓄積した栄養がほぼすべてこの種を存続させるために消費されるメカニズムです。蓄えた栄養を分解して蕾に送り込むのですが、鱗茎は人間様が食べるために横取りする訳ですから、栄養が分解されると食べるところが壊れてしまいます。簡単に言うと腐ってくると言う表現が正しいかは判りませんが、分解される前の状態を人間が食べていることになるので、食べることが困難ば状態に変わってしまうと言うことです。

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 トウ立ちするとこのプロセスが始まっているので、保存が効きません。早めに食べるしか対処法がありません。従って、トウ立ちした株分けておきます。株を引き抜いた後、畝に並べて半日ほど乾燥させますが、乾燥させる畝を分けました画像で言うと左がトウ立ちした株。右側がトウ立ちしていない株です。ほぼ40%-60%の割合でした。トウ立ちの件や肥料の使い方、土のリフレッシュと次回の栽培への検討課題を得た今年のたまねぎ栽培でした。来年の栽培に大いに役立てたいと思います。『ソニック』に限らず、たまねぎの種や苗は年々、高騰しています。経済がデフレなのにどうして、家庭菜園の分野だけ値上がりが多いのか疑問に感じます。やはり地味ですがブームと言えるのかもしれません。苗を買いに出掛けたりすると、スゴイ人出なのはその証拠かもしれません。食品の安心、安全といわれてから久しいのですが、ここ数年、自分で食べるものは自分で作ろうと言う動きが地道に実行されているのかもしれません。

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