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2/25 じゃがいも植え付け(1畝目) [じゃがいも]

今年のじゃがいも植え付けの第一弾は2/25にすることにしました。例年、3月1日~3月5日あたりに植え付けをしていますが、経験からこの時期が一番無難であるとの結論です。2月の初めに植えつけたことも過去にはありましたが、確かに萌芽する時期は3月18日前後と早くて収穫も6月中にできるのできてありがたいのですが、遅霜に逢うリスクが高いのと、低温のせいか1株か2株は萌芽しない場合がありました。私の住む地域は年によって3月にいわゆる菜種梅雨と言う雨が良く降ることがあります。植え付け直後にこの菜種梅雨に遭遇すると種いもが畝の中で湿って腐りやすくなります。植え付け方法が溝を掘る方法なので、大雨や長雨が降ると植えつけた溝に沿って雨水がたまりやすく、種いもが水に浸かっているのではないかと疑っています。特に私の植え付け方は、牛ふんと肥料を種いもの間に置いて行く方法なので雨水に浸かると肥料が溶けて種いもに触れてしまうのでかなりリスクが高いと言えます。今年は肥料なしで植えつけるか?とも考えて迷いましたが、肥料なしだと、かなり味が落ちてしまうので判断に迷ってしまいます。

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植え付け方法は溝を掘って、種いもを並べる方法ですがこの溝の掘り方もこれまで随分と悩みました。毎年、悩むのですがすべての問題を解決できる他の方法を思いつかないのでずっと同じ方法でやっています。溝の幅や深さ、溝以外の部分をどの程度耕すのか、耕さないのか?等、結構、奥が深いものです。特に溝の深さはこれまで作業時に画像で記録を残していますが、掘った溝の土を溝の脇に積み上げているので正確な深さが測れていないことに気がつきました。そこで、今年は記録撮影の際、溝から掘り上げた土は除去して撮影することにしました。昨年までは25cmくらいの深さに植えつけているものだと思っていましたが、実は20cm以下であることが判明。実質的には15cmですね。できれば40cmくらいの深さに植えつけてみてどのくらい収穫量が増えるのか試してみたいのですが、我が菜園の畝の土の量では到底そんな深さに植えつけることは不可能です。客土するにしても、あと何十年かかることやら。

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種いもは今年も「ダンシャク」です。私が購入する種苗店では種いもがサイズごとに分けて販売されています。値段は計り売りなので、大きいサイズも小さいサイズも同じ単価です。小さい種いもだったら数が増えるだけです。2種類のサイズの異なる種いもを購入しました。今回、植えつけるのは小さいサイズの種いもです。1個60g~80gくらいのものです。カットせずに丸ごと植えつけます。これまでカットして植えつけたことがないので今年は1畝くらい大きいサイズの種いもを2つにカットして植え付けてみようと計画中です。丸ごと植えつけでも欠株が発生するのですからカットするのは勇気が必要です。失敗して収穫量が激減するのはゴメンですから。

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種いもは経験で1畝13個と決めています。5m畝です。種いもの間隔は30cm、長靴で間隔を測ると簡単に作業ができます。溝の中を歩きながら種いもを置いて行くとラクに作業ができますが、細い溝の中を歩くのは結構、バランスを取るのが大変でもあります。30cmの間隔があれば、イモが実って土中で成長しても隣の株のイモと接触することはないようです。スペースを有効に活用する意味からもできるだけ効率的に植え付けをしたいのですが、そこだけにこだわると畝に溝を2本掘ろうか?とか余計なアイデアを考えてしまうので自分でブレーキをかけながらやっています。2条植えすると成長してからの土寄せ作業がややこしくなりそうですし。

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迷った挙句に肥料も牛ふんも使うことにしました。肥料は毎年使っている実績のある信頼できる物以外は使いません。牛ふん堆肥はちょっと古いものなので醗酵が終わってしまっている恐れがあり、微生物にがんばってもらいたいところですが、効果のほどが疑問なのですが、まあ、そこは目をつぶって使うことにしました。肥料の量は少し減らすことにしました。牛ふんも軽く一握り程度にします。これは種いもが腐ってしまうことが怖いからで、今年、試してみることにします。畝自体が過去にじゃがいも栽培を1度もしたことのない場所なので今年はきっと良好な生育が見せてくれるだろうと予想しています。

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種いもを置いたらまず肥料を軽くひと握りパラパラと置いて、その上に牛ふんをひと握り置いて肥料を包む感じでおにぎりの具を肥料にたとえるてを作るイメージで堆肥の中に肥料を閉じ込めます。肥料に働いてもらう時期はじゃがいもが萌芽してしばらくは種いもの養分で育つので出番がありません。出番は根を広げてから後の時期となるので萌芽後1ヶ月くらい後だろうと想定しています。5月くらいかな?それまでは、いたずらに溶解、流出して種いも触れることがないようにしたい訳です。

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無事13個の種いもを並べて、肥料と堆肥を置き終えました。萌芽するまでだいたい40日くらいでしょうか。2月末の植え付けだと、3月の下旬か4月の第一週に萌芽と見ています。ソメイヨシノが開花する頃に萌芽するのがベストだと言われています。私の住む地域ではソメイヨシノの開花は例年、平均して4/9か4/10です。逆算すると3月1日あたりが植え付けの時期となります。次の植え付け時期を何時にしようか悩んでいます。仕事の休みの日どりとも関係するのですが遅くても3/5をメドにしたいと考えています。今年は畝を3つ。合計30kgの収穫を目標にしています。1畝10kgの計算です。

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溝の中に掘り上げた土をそっと戻して表面をレーキで均して作業は終了です。溝の上には目印としてロープを残しておきます。萌芽を確認する際の目印です。昨年までは地温を上げるために透明マルチを掛けていましたが、今年がやめる事にしました。欠株が発生する原因として透明マルチの表面がデコボコして雨水がへこんだ部分に溜まってしまうことがあり、それも萌芽に悪影響を及ぼしている疑いがあると考えました。溝は畝の中央に切っているので、雨水が溝に集中して流れ込まないように、畝の真ん中を高くしてみました。ここが、逆にV字型になると雨水が溝に集中してしまうように思います。この考え方が正しいかどうかは判りません。

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山型に整形したつもりですが、溝を掘った部分は土が柔らかいので時間の経過とともに低く沈み込む恐れもあります。時々チェックしてへこんできたら即、土を山形に寄せておくよう気をつけたいと思います。じゃがいも栽培もまだまだ、試行錯誤の部分があり、これで良し!と言う栽培ノウハウが確立されていません。昨年まではフラット畝でした。これは、萌芽後に地上部が成長した際、土寄せしやすいようにと言う理由でした。フラット畝だと確かに土寄せはバツグンにやりやすかった印象があります。しかし、フラット畝は萌芽までの1ヶ月にリスクが高いと言えます。もし、山形畝が萌芽までのリスク低減に効果があることに確信が持てたら、萌芽後に一旦フラット畝にするのもアリかな?いやいや、いじり廻すのはやめよう。

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1畝目の植え付けが終わりましたが、残りの2畝目、3畝目の植え付けを同じやり方にするかどうかの思案が始まります。なかなか決めきれない部分も多いのですが、やはり試行錯誤の連続が続きそうです。これまでの経験から判断するに、あまり、奇抜なアイデアは効果がありませんでした。いろいろ試した挙句に結局は一番オーソドックスなやり方が一番良い結果を生むと言う結論に至りそうな予感もしますは、それでは面白味に欠けてしまいます。まずは本日、植え付けした畝で、欠株ゼロを夢見ています。

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2/7 種いも購入 [じゃがいも]

年が明けて野菜の栽培準備を始めるのは、毎年、じゃがいもからです。種いもの購入をします。じゃがいもの種いも購入は栽培する地域の植え付け時期により異なりますが、私の住む地域では植付け時期がおよそ2月の中旬から下旬と言われています。この時期は人それぞれで、ご近所でも半月から1ヶ月の幅があります。私は3月初で植え付けた場合が、これまででは一番育ちが良かったのでだいたいその頃を目安にしています。かつて、2月の初旬に植え付けしたことがありましたが、確かに萌芽は早いのですが、遅霜に当たると芽が萎れてしまい、萎れなくてもその後の育ちが悪くなりました。遅霜の時期も年により早い遅いがあって、私の菜園の辺りでは3月10日くらいが標準です。じゃがいもは種いもを植え付けてから、30日から40日で萌芽します。基準としては、ソメイヨシノの開花時期と同時くらいがちょうど良いと言われています。桜の開花日から逆算して30日前か40日前がちょうど良いことになるのですが、例年、開花日は3月末か4月の第一週と言う感じなので、逆算すると3月1日くらいになります。お雛さま(雛祭りの3/3)前後に植え付けと言うのが植えつけ時期の覚え方になっています。こちらの種いもはLサイズ。13個購入しました。

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じゃがいも栽培には独特の楽しみがあります。萌芽するのを待つ楽しみ、萌芽した芽を発見した時の楽しみ、これは桜の開花時期とほぼ同じなので、『春が来た!!』と浮かれ調子の幸せ感も味わえます。そして、萌芽した芽がグングン成長するのを見る楽しみ、芽掻きして手入れする喜び、土寄せして肥料を入れる時の世話してる感を実感する喜び、そして、最後にイモ掘りの楽しみです。管理作業は素朴な作業ばかりで地味なのですがその地味さがなんとも言えず楽しいんです。1回の作業が重労働でないのも楽しさの一因かもしれません。短時間で済むし手入れの度に姿が変わるところも飽きなくて良いところです。栽培の最初の作業は種いもの購入ですが、これは品種選びから始まります。かつては、片っ端から、いろんな品種の栽培をしていましたが、今では『ダンシャク』1本で栽培しています。食べて美味しいのがその理由。シンプルです。育てやすいと言う印象もあります。よく実る品種のようにも思います。肥料をあまり入れすぎないように、しっかりと芽掻きして1本か2本にすればイモの数は少なくてもサイズの大きなイモができます。原則、肥料はいつも同じものを使っています。肥料を入れる理由は、たくさん収穫する為ではなく、イモの味を良くする目的で使っています。使っていない栽培と比較した訳ではないのですが、この肥料を使い出した頃から美味しいイモが収穫できています。

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 じゃがいもって、ナス科の植物なので当然と言うべきか、連作すると障害が出やすいという難点があります。家庭菜園ではナス科の野菜が数多くあるので、連作を避けるのはなかなか困難なところがあります。できるだけ、昨年栽培した畝は避けるようにしています。それでも、めぐり合わせで、隔年で同じ畝に栽培することになったりはします。今年は、前作にブロッコリーを栽培した畝に植え付け予定です。ブロッコリーがアブラナ科です。ここ数年、じゃがいもが好評なので栽培量を増やそうとしています。今年も昨年よりも畝の数を増やす計画です。昨年までは5mの長さの畝×2本でしたが、今年は3本規模する予定。のこりの2本の畝は連作にならないように注意です。春植えのじゃがいも栽培は、種いもを切って使ってもOKなのですが、私は丸ごと植え続けたきました。毎年、種いもがもったいないので切って使った方が経済的だとは思うのですが、万が一、萌芽しなかったらどうしよう!と不安が募って丸ごと植えています。今年こそ種いもを切って植え付けしてみたいと思います。それでも、全部ではなく試験的に畝1本だけとかにはなりそうです。丸ごと植え付ける場合は、5m畝で種いもが13個必要です。こちらの種いもは小さめのSサイズで13個あります。

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Lサイズの種いも13個と合計で26個の種いもの購入となりました。Lサイズのは半分に切って植えつける予定です。26個でちょうど3kgでした。1個100gの計算なので結構大きい種いもと言うことになります。今年こそ20kgを越える収穫ができるようにしたいです。種いもの最低10倍が目安なので30kgは行くかな?ちなみにプロは種いもの30倍の収穫が合格?ラインだそうです。種いもはホームセンターではなく、種苗店で購入することにしています。種苗店だとネットに入ってなくて、計り売りで必要な個数を過不足なく購入できるし種いもを選ぶこともできます。種いもの品質も気のせいかもしれませんが、良いように思います。毎年、北海道産の種いもを使っています。ホームセンターで売られている種いもは毎年、産地が異なるのでちょっと不安です。保管管理もきちんとされているのかも気になります。専門知識がきちんとあるお店で購入するのが一番です。ホームセンターでは、芽が異常に伸びている種いもを見かけたりしますが、そのような種いもは、腐りやすい状態になっています。購入時に種苗店でその話題になり、『ウチはきちんと芽を掻いています』とのことでした。やっぱり、管理も重要です。購入後の管理方法についても、レジ袋の口を結んで入れっぱなしだと気温が上昇した時に蒸れたり、温度が異常に上昇してダメージになるそうです。風通し良くして戸外でも大丈夫とのことでした。これは意外でした。10℃以下になるといもは腐るのではないかと思ったので。


10/7 秋じゃが栽培中止 [じゃがいも]

9/12に植え付けした秋じゃが栽培を中止しました。理由は1ヶ月経過しても萌芽しないこと、種いもに春に収穫した『ダンシャク』を使った実験だったのですがやはり、休眠が深すぎて萌芽まで時間切れでした。『ダンシャク』の食味が好きなので、秋の栽培にも是非、ダンシャクをと取り組んだのですが、10月第一週で萌芽しないと、この後、萌芽にこぎつけても収穫までは厳しいかなと判断しました。昨年のじゃがいも栽培記録を確認したら、9/14の種いも植え付けで9/28に萌芽確認。11/24に収穫となっていました。休眠の浅い品種である、デジマ系の種いもしか販売されていない理由はこれで実証されたと言う結論に至りました。ちょっと残念。植えつけた溝を掘り返して、種いもの状態を確認したら、一部、良い感じで萌芽途上のものありましたが、全体の1割から2割程度で不発の種いももたくさんありました。やはり、これでは満足の行く収穫は望めません。

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栽培中止の2つ目の理由が、晩生の白菜の定植スペース確保です。これは菜園の絶対スペースが足りないと言う理由です。なすの畝とピーマン、万願寺とうがらし畝を撤収すれば確保も可能ですが、両方ともまだまだ収穫が続いており、撤収するのが惜しい、もったいない状態。1年の栽培計画は、この7年間でほぼ固まってきていますが、一部は未だに栽培量を増やしたりした関係でやりくりができない事態も発生しています。今年は、ブロッコリーを昨年の2倍定植したこともその理由。白菜は毎年、2畝栽培しています。早生の定植は9/21に定植を済ませています。2畝目の定植は、晩生の『金将2号』ですが、10月も第一週を過ぎようとしている今、そろそろ定植を済ませないと、収穫まで気温低下で結球しなくなる恐れがあります。定植場所を確保する目的で、萌芽しなかったじゃがいも畝は即、撤収と言う結論に至りました。

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まったく萌芽の兆しのない種いも多数ありました。来年からは秋じゃが栽培は、デジマ系の種いもを植え付けることにしましょう。しかしながら、デジマ系のじゃがいもは我が家では食味の人気がなく、おそらく栽培自体をしない可能性が高いと思います。なんとか、秋じゃがに『ダンシャク』栽培を成功させたいと言う気持ちが未だにあるので、来年までの間にいろいろ調べてみようと思います。だれか、どこかで成功している人がいるかもしれません。意外に簡単に見つかるかもしれません。家庭菜園なんだから、家族もあんまり厳しい評価は避けて欲しいのですが、ハードル「が高すぎです。消費者も同様で生産者からすればわがまま過ぎるよとグチのひとつも出てきそうなところです。

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9/12 秋じゃが植え付け [じゃがいも]

春は『ダンシャク』が定番でずっと栽培していますが、秋じゃがは『ニシユタカ』に代表されるようなデジマ系の種いもしか市場には出廻りません。食べておいしい『ダンシャク』は秋には栽培できないのか?とずいぶん長い間考えをめぐらしていました。秋には『ダンシャク』は栽培できないのか?いやいや、春に収穫漏れした畝から秋に『ダンシャク』が萌芽してそのまま収穫したことがありました。でもサイズがちょっと小さかったような記憶があります。やはり、『ダンシャク』は春栽培の品種なのでしょうか。デジマ系はホクホク感が少なくて、加熱調理しても肉質がしっかりとした特徴があります。これが好みの分かれるところ。私はダメなんですねこのコリコリ感。今年は、春に収穫した『ダンシャク』の残りが芽を出し始めてきたので、種いもにして植えてみることにしました。大きさは小さいものが多かったので種にもにするには都合良しです。芽が出てくると台所でも調理には敬遠されてしまうので、ここは種いもとして使うのが(使えればですが)有効利用と言うものだと思います。

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相変わらず日没前の作業開始で画像が暗くなっていていていけません。畝の真ん中に溝を深さ15cmの溝を掘って長靴で歩きながら長靴の先に種いもを置いては、1歩踏み出し、また長靴の先に種いもを置く作業を繰り返します。大人の足の長さですから25cm+長靴の厚さ=だいたい30cmの間隔で種いもが置かれてゆきます。種いもの数はカウントしたら13個でした。

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春もやってますが、種いもの間に牛ふん堆肥を両手ですくったくらいの量を置きます。そこにじゃがいも専用肥料をひとにぎり置きます。このやり方は運が悪いと種いもを腐らせてしまって萌芽のさまたげになっているのではと最近思うようになりました。溝を掘っているので雨が降ると雨水が溝をつたって流れ込み溝の底に集中します。肥料や牛ふんが雨水に溶けて溝の底で種いもに触れてしまい、種いもが腐敗する。と言うことです。

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植え付けが終わった時にはすっかり日没の暗闇でしたので、後日撮影したのがこの画像。植え付けてから大雨は降っていません。萌芽まで30日くらいですが、今年は休眠時間が深そうな春植え品種なので30日で萌芽するかどうかは疑問です。今年は植付け方法は従来通りですが、種いもで挑戦的な実験を始めたというところです。市販されている秋じゃが品種の栽培と遜色なく栽培できたら来年からは春植え収穫のいもを秋植えの種いもにするローテーションが確立できるかもしれません。永遠に種いもを購入する必要なくじゃがいも栽培ができるかもしれません。なす科の野菜なので連作障害にだけは気をつけなくてはなりませんが。

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6/7 じゃがいも収穫 [じゃがいも]

今年もじゃやがいもの収穫時期がやってきました。地上部はもう黄色く萎れて枯れてしまったので、収穫サインです。5/30に試し堀しましたが、イモは例年より太りが悪く、既に期待はしぼんでます。育て、収穫する喜びと言うより食料を確保する意味合いが高い作業になりそうです。収穫時のじゃがいも畝の景色ってホントに見栄えしません。汚らしいし絵にはなりませんね。まあ、そう言うモンだと言うことを紹介するための画像ですのでガマンのほどよろしくお願いします。

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例年なら1株、2株手で丁寧に掘り取ったら残りの株はクワでじゃんじゃん掘り返して効率優先と言う感じですが、今年は全株手堀りしました。手で掘る限り、イモにクワの刃が当たってザックリ切れてしまうことがありませんが、堀り残しは出やすい収穫方法です。手で掘っても最終的にはクワを入れて掘り残りをすべて点検はするので、切れてしまうイモはいくつかは出てしまいます。今年の栽培は2畝ですが、萌芽失敗もあり正確には5m畝が1.5畝です。私の菜園ではじゃがいもの栽培は非常にムラがあって、毎年、収量の変動が激しいのです。原因が土壌なのか、種イモなのか、天候なのか良く判ってはいません。自信はありませんが、土壌かな?とは思います。土の量が豊富で、土質が良い畝では豊作になっているようです。土質が良いと言うのは、柔らかくで堆肥の比率が高いところが良いとしています。今年はイモの粒が小さい印象です。

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今年の収穫は1.5畝でカゴ1杯半。重量で12kgでした。これまでの栽培の中では最低です。年々、収量は減少傾向と言うことから、ナス科の野菜なので連作の影響かな?とも思います。畝もローテーションして連作にならないように工夫はしているのですが、広さが限られているので、5年間隔などと言う理想的には行きません。せいぜい、毎年、堆肥を積極的に入れるくらいしか対策が取れません。連作障害が出ない作物など、たまねぎとさつまいもくらいでしょうか。

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0.5畝の方はこんな感じです。じゃがいもの収穫は天候が晴れと言うのが絶対条件。収穫後の乾燥を考慮しても畝の土が湿っているだけでも問題です。この日は前々日の夜に軽く雨が降ったので前日は晴れはしたものの、土は若干湿っていました。当日は朝から晴天に恵まれて午前中だけでもグングン乾燥が進みました。梅雨も近づいているので、晴れているうちに収穫しないとヘタをすると梅雨明けまで1ヶ月遅れてしまう場合だってあり得ます。6月の初旬に収穫できると畝が空いて次作の作業が捗ると言うメリットもあります。ただ、この時期だとさつまいもくらいしか植え付けはできないのも事実ですが、それでもメリットはメリットと言えるのです。

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5/30 じゃがいも試し堀り [じゃがいも]

じゃがいもの葉が黄色く変色してきました。今年は地上部の育ちがあまり良くありません。これでは地中のイモの期待も上がって来ません。栽培期間としては種イモの植え付けから90日、萌芽から60日を経過しているので十分に収穫できると判断しています。まずは、1株試し堀りしてみることにしました。育ちの良い時なら地上部が青々としていても大きなイモがしっかりと数多く入っている経験をしています。今年は春先に雨が多く、日照不足もありました。じゃがいもにとっては良い環境とは言えなかったと思います。1株掘ってみた結果はこの通り。イモの大きさがやはり小さめでした。ちょっと残念。ムダな抵抗かもしれませんが、残りの株はもう少し掘らずにイモが太るのを待つことにします。

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地上部とイモの関係は密接で、地上部が太く葉の数も多いとイモも充実します。芽掻きで2本か3本にしているので、小さいイモはできないはずなのに、なんか小さい。畝の中で一番葉が黄変してるのを選んだのですが、これでこの大きさだとちょっとショックですねえ。一番大きいイモで私のこぶしくらいですからちょっとモノ足りません。小さいのも多すぎるし。これはやはりもうちょっと寝かせておきましょう。

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こんなにまっ黄色なんですけどね。さすがみ枯れてしまってたらもうこれ以上はイモは太りようがないと思うし。まだ、葉が青々としてる株は放置しておいてイモを太らせるようにすることにしました。畝の中では1/3ほどが葉がまっ黄色になっています。いくら遅くまで収穫を延ばしたとしても梅雨入りまででしょうか?過去には7月まで引っ張った記憶があります。実はそのくらいでも大丈夫なのかもしれません。今年は生育不良と言うことでもう7月まで行っちゃおうかな?。

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ほれほれ、まだこんな青々とした株もあるんです。無理筋かもしれませんが、ささやかな抵抗を試みることにします。

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5/6 じゃがいもの花 [じゃがいも]

ダンシャクじゃやがいもの花が咲きました。じゃがいもの栽培も簡単なようで奥が深く、毎年、悩みながら栽培している作物のひとつです。種いもを植えて、芽掻きして、追肥して土寄せしたら終わりと言うシンプルな栽培ではあるのですが、なかなか思うようには育ってくれないことも多い作物です。まず、萌芽しない。これは本当に困ります。私の栽培方法、菜園で萌芽しない原因はだいたい察しがついていて、雨水対策が不十分なことです。ひとえに畝の土づくりがまだまだと言うことです。もっと水はけの良い、フカフカの土づくりが必要です。特に溝を掘って種いもを植付ける栽培方法では、元肥を種いもに触れさせない、触れなくても雨水が溝に侵入してしまわないように配慮すべきなのです。これは植え付け場所は悪いと言うことですね。今年は2回に分けて種いもの植え付けをしましたが、後で植えつけた畝の方がはるかに育ちが良く、そちらの株のひとつが花を咲かせました。

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じゃがいもの花と言ってもめずらしい訳はなく、同じナス科の植物なのでナスの花と良く似ています。じゃがいもの花は咲いたら栄養が花に行かないように摘み取れというような栽培指南もあるようですが私は放任しています。そのうち『じゃがいもの実』がなったりして結構、めずらしくもあり、楽しいものです。ただ、このじゃがいもの花と言うのは、楽しい、美しいと言うだけではなく、そろそろイモにが肥大を開始しましたよ、と言う合図でもあるのです。やるなら、追肥はこのタイミングとも言えます。じゃがいもは毎年、専用肥料を使っていますが、1回目の土寄せの作業時に肥料は追肥しています。2回目をするかしないかで迷うところです。例年、追肥は1回で終わらせていますが、今年は2回目を試してみても良いかなと考えています。ただ、この花の画像を見る限り、めしべが飛び出していますので、これはなすの花の観察で肥料不足を判断する際と同じだと考えると、十分すぎるほど栄養は足りていると言う判断になります。めしべが花から引っ込んでいると肥料不足と言うサインと考えます。

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4/11 じゃがいも芽掻き [じゃがいも]

じゃがいもの栽培は短期決戦なのでぼんやりしていると作業が手遅れになってしまいます。こまめにチェックしてタイミング良く管理作業を行うことが重要です。萌芽を確認したら1週間くらいで芽掻き作業が必要となります。1つの種いもから出た芽が、丸ごと植えつけだと4本から5本くらいの芽が出てきます。これを1株あたり2本にします。収穫するイモの数が欲しい場合は3本にします。2本にすると収穫するイモのサイズを大きくすることができます。芽掻きするタイミングですが、草丈が15cmくらいまでに行います。あまりに小さいうちに芽掻きすると残す芽を傷つけてしまうリスクもあるので注意が必要です。晴れた日で土が乾いている時にすることも大切です。 

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芽掻きする前の株はこんな感じで芽が密に生え揃っているように見えます。芽掻きせずに、このままだと風通しや、日当たりも悪くなり、育ちも悪くなります。2つに残す場合も芽の間隔を空けてあげる感じで作業すると良い感じになります。私は土の中に手袋した手を突っ込んでできるだけ根の深い部分から引き抜く要領で芽掻きします。慣れないうちは、芽を途中で千切ってしまったりと失敗することも多いのですが、コツをつかむと上手にできるようになります。指をできるだけ深い部分まで入れて摘むのがコツといえばコツと言えそうです。上手に芽掻きすると最初の画像のように、根の先端まで引き抜けるようになります。太い芽は残して、細い芽や密着した芽、小さい芽を優先的に掻いて行きます。芽掻きは慣れてくると手際良く、短時間にできるようになります。結構、楽しい作業です。

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芽掻き後はこんな感じになります。すっきりとしましたね。せっかく出た芽を抜いてしまうなんて、もったいないなと思ったものですが、ここでしっかりと芽掻きをしないと、小さなじゃがいもばかりの収穫となってしまい収穫時に、後悔することになります。芽掻きは是非、しっかりと行うようにしましょう。じゃがいも栽培では非常に大切な作業です。種いもを2分割や3分割して植え付けた場合は、4本も5本も芽がでることがないので芽掻き作業はせずに済むかもしれません。私は春栽培でも、種いもを丸ごと植えるのでたくさん芽が出てきます。芽掻きは避けては通ることができない作業となっています。

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芽掻きして引き抜いた芽は捨てるしかありませんが、私は萌芽しなかった場所にそのまま植えたりしています。芽掻きしたものの中には太くて立派な良い芽があることもあり、捨てるには忍びないと思うことが多々あります。立派な芽がくっついて出ているだけで、やむなく引き抜くことも良くあるからです。いわば挿し芽をする訳ですが収穫量は少ないものの、しかり収穫することができます。家庭菜園なのでこんな邪道とも言えるやり方も楽しみのひとつです。トマトでも挿し芽が可能ですが、苗代を節約することもできるので、いたずら半分で面白がってやってます。挿し芽する時はできるだけ深く植えることです。じゃがいもは種イモの上(地上に近い部分)にイモができます。従ってイモのできるスペースをできるだけ確保することが大切となります。

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4/2 じゃがいも萌芽開始 [じゃがいも]

じゃがいもが萌芽を開始しました。毎年、『ソメイヨシノ』が咲く時期に萌芽します。不思議なもので、桜の咲く時期が早い年も遅い年もほぼ同時なんですね。種イモの植え付け後40日と言うのが一応の目安ではあるのですが、早く植えつけても、遅めでも大して時期にズレがありません。今年は、植え付けが2/21と2/28に時期を分けましたが、どちらもほぼ同時でした。日数的には40日前後と言うことではありますが、すべての種イモが萌芽した訳でもありません。全体の1/3くらいが萌芽しただけです。

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わかりにくい画像ですが、2/21に種イモを植え付けた方の畝です。毎年、この辺りの畝に植え付けていますが、決まって手前の方がほぼ100%萌芽しますが、奥側は2株か3株、萌芽しないのです。原因は不明です。不思議です。水はけが悪いのでしょうか。一度、徹底的に耕して土を改良した方が良いかもしれません。たまねぎ栽培をする畝とも共通で、たまねぎ収穫の後にさつまいもを栽培して、その際、堆肥を大量に投入するのですがあまり効果が上がっていないのかもしれません。堆肥を積むだけではなく、地中の深い部分が水はけの悪い土が残っているのかもしれません。ああ、管理機が欲しい。管理機があれば徹底的に耕せるのですが、手でやるのはちょっと負担が大きいです。

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こちらは2/28に植えつけた畝。手前に大きな足跡があるのはご愛嬌。やっちゃうんですよね、つい。そんなことより、1週間後の植え付けなのに、2/21分と同じかひょっとするとこちらの方が萌芽が進んでいるかも的な状況。植え付け後に畝に掛けたシートを除去したのが3/30。直前までシートを掛けていました。シートの下で萌芽してるんではないか?とヒヤヒヤしましたが、なんとか間に合いました。やっぱり植えつけ後40日、もしくはソメイヨシノの咲き始める時期と言う目安でシート撤去がズバリ的中なのかもです。ずべての種イモから萌芽を確認した後は、芽掻き作業となります。私のじゃがいも栽培の一番の泣き所はやっぱり萌芽不発ですね。フラット畝で栽培するので雨が降ると雨水が植えつけた溝に入り込むのが原因だと考えているのですが、やっぱり水はけの良い土に改良を進めるべきなのでしょうか。う~んわからん。もう少し様子を見て今年は100%萌芽を祈るのみです。

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3/19 シート撤去(じゃがいも) [じゃがいも]

2/21に植え付けたダンシャクの畝のシートを撤去しました。じゃがいも萌芽までの日数は、過去実績では約40日。だいたい2月末から3月はじめに植え付けした場合の実績です。シートを掛けた理由は、植え付け直後に雨に逢うと植え付けのために掘った溝に雨水が入り込み、肥料や牛ふん堆肥が溶けて種いもに触れて腐敗防止なのですが、もう30日経過すれば大丈夫と判断しています。地上にこそ見えてはいませんが、地下ではしっかりと萌芽の準備が始まっているはずです。地上部に出たあとでシートを撤去すると徒長したりとやっかいなことが多いので早めに撤去と相成りました。幸い、まだ1つの種いもも地上部まで萌芽している気配ななく間に合って良かったと言うところです。今日は朝から雨でかなりしっかりと降りました。夕方になって雨も止みかけてきたので明るいうちにと菜園で出掛けてシート撤去を完了です。数日間晴れてくれると助かるのになあとは思いますが、天候ばっかりは思うようにはなってくれないので仕方なしです。

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シート撤去前はこんな感じでした。雨水がシートの上にかなりの量たまっていましたが、撤去作業の際に、この雨水を畝の上にぶちまけてしまうと意味がないので慎重に作業しました。このシート掛けは今年、初めて行う管理作業なのですが、これで正常に萌芽しないなんてことになると困ります。100%萌芽で不発の種いもなし!と言う成果を得られるでしょうか?興味が尽きません。どんな結果がでるかお楽しみです。

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