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2/28 余り種いもの植付け [じゃがいも]

じゃがいもの春シーズン植付けは、今年は3畝も済ませたところですが、まだ種いもが余っていたので種いもを使い切る意味で追加植付けしました。幸い、今年はいちごの栽培をしなかったのでスペースにも余裕があります。手順はもう慣れたものなので短時間で済ませました。今回も元肥えなしで、溝は広め、深めにしました。3月初旬がラストチャンスですので、植付け時期にも問題なしでしょう。今年はじゃがいもがたくさん収穫できそうです。聖護院だいこんの畝が半分収穫で空いたのでここに植付けました。

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約10個の種いも植付けですが、これだけでも5kgくらいの収穫が見込めます。じゃがいもの栽培は短期決戦型で手間もかかりません。家庭菜園の初心者にもおすすめの作物ですが、土の量が必要なので畑が土がそれなりに完成していることが条件となります。市販の土で袋栽培でもできるんじゃないかという気もします。やったことはありませんが。堆肥枠みたいなところで、成長に合わせて枠を積上げて行きながら土入れすると1株でも20kgほどの収穫も期待できるそうです。興味はあるのですがなかなか挑戦するまでには至りません。手間がかかりそうですが場所が確保できない制約があるのであればやる意味がありそうです。

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菜園を開いた際に大量の堆肥を客土したのですが場所によって掘り下げた深さが異なっていたり、微妙に堆肥の分解具合が異なっていたりと土の細かさ、従来の山土との割合などに違いがあります。その結果、水はけも異なるし、10年近く栽培した作物も異なるので使った肥料の種類や分量、栽培後の残り具合も異なります。じゃがいも栽培は肥料分はほとんど不要なので残っている方が問題となります。土も堆肥分がすくなくても問題ないし、むしろPHが問題です。アルカリに傾くとそうか病がでます。イモの表面があばたになる病気です。これまで少しでたことはありますが、PH0前後の中性なのでそれほど気にはなりません。何もしなければ降雨などでだんだん酸性になってゆくので、石灰を播いたりしない畑だったら問題ないようです。

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こうして見ると今年のじゃがいも栽培は規模が増えてしまったなという印象です。よく使う野菜なのでたくさん収穫しても困ることはありません。6月頃の収穫ですが新じゃがは美味しいのでたっぷり楽しむ予定です。少しづつですが毎年、より深く耕しているので土も良くなっています。畑の土づくりって気の長い話です。

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2/27 じゃがいも3畝目(植付け) [じゃがいも]

ダンシャクの種いも植付けの3畝目です。1回目の植付けは2/19に2畝済ませていて、今回は2回目です。3/1が例年の植付けの基準日なので、今年はちょっとだけ早めの作業となりました。種いもは2kgを2回購入したので4kg準備しました。この冬はいちご栽培をあきらめたので、畝に余裕があります。春植えのじゃがいもは育ちが良くて、味も良いので多めに栽培しましょう!。家族にも好評です。家庭で良く使う野菜の定番が、このじゃがいも、たまねぎ、にんじんの3野菜です。じゃがいも、たまねぎは安定して栽培できますが、にんじんの栽培が難しい。昨年の秋に種まきしたにんじんも失敗したばかりです。原因がわかりませんね。挑戦は止めることはありませんが、当面はたまねぎ、じゃがいもの2野菜も栽培に専念です。

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じゃがいも栽培はこれまでのところ、まあまあ上手く行ってはいるものの植えつけた種いものすべてが萌芽しなかったりするトラブルがあったり、1株あたりの収量が満足行かなかったりはしています。後者の課題を解決するべく、今回の植付けは溝をこれまでより幅を広げてみることにしました。これまでの細い溝だとイモが溝の幅から外側にはつきにくいみたいです。収穫する際に、株を引き抜くと掘った溝の範囲からしかイモがついていない様子です。溝の外側は、土がほぐれていなくて、土が硬いのが原因かもしれません。萌芽しない現象についても溝の幅が細いと降雨の際、雨水が溝に集中して流れ込みイモが腐りやすくなっているのかもしれません。溝の深さは深いほど収量が増えそうな感じがするのですが、宅地菜園ではそんなに耕土が深くないので無理があります。大量の堆肥を客土してやっとこさ畑にしたので、深く掘ると石ころだらけの、宅地造成時の山土(腐植分ゼロ)があらわになります。溝の深さは20cmを確保するのがやっとと言うところです。画像では30cmに見えますがこれは、掘り返した土を溝の左右に積み上げているので約10cmかさ上げされたと考えてください。

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これまでの植付用の溝に較べるとかなり幅広く掘ってみましたが、結構、疲れました。2月末では外気は10℃に届かないのですが、クワをふるって作業すると寒さも一時的に感じなくなります。こうして眺めてみると、このくらいは植付け穴を掘ってあげないと栽培が上手く行かないよなあと感じます。実際に栽培してみて、これまで通りの幅の溝で植えつけた1畝目の収穫量と較べてみたいところです。元肥えに関しては1畝目と同様に一切、入れていません。この点もどんな結果になるか興味深いです。こんなに畝を深く掘り返すことはないので、土の状態が良く判ります。じゃがいも以外にはこんなに土中の中の状態をシビアに考えることはありません。堆肥をたくさん入れていたつもりでしたが、深いところではまったく、山土のままだったりと土づくりにはまだまだ課題が残されています。畑の土というのは、何十年もかけて作り上げるもので10年やそこらで出来上がるものではないとは思いますが、やっぱり気の長いお話だと痛感します。

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種いもは4kg購入してまだ2kg以上残っています。春植えでも私はカットせずに丸ごと植付けます。カットせずに植えつけると、芽がたくさん出てきます。15cmほどに育ったら、2本か3本に芽掻きします。芽掻き作業には妙に自信があって失敗したことがありません。種いもを傷つけないように、芽だけを種いもの際から引き抜きます。芽掻きをしっかりとやって、でみるだけ大きなイモに育てるようにしています。丸ごと植付けるので、購入する際は、できるだけ小さな種いもを購入するようにしています。農協では計り売りなので、できるだけ小さいのくださいと言ってます。

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株間30cmで芽を上向きにして掘った溝に置いて行きます。土で土台を作って溝の中で種いもが転がって向きが変わらないようにしています。さらに土を軽く被せておくと溝に土を戻す際に土でイモの向きが変わらず万全です。30cmの株間と言うのもかなり疑問でもっと狭くても成育には影響ないんではないかと言う気もします。狭いスペースでできるだけ収量を増やそうとするなら、深く掘って種いもから地上までの縦方向のスペースを稼ぐか、株間を狭めて種いもの数を増やすか、その両方を行うかです。株間は狭くしすぎると逆効果のような気もしますが、そんなにシビアじゃない気もします。

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土を戻して均したら作業終了。今回は左側の畝が植付けした方で、右側は2/19に作業を終えた畝です。ロープを張っているのは、種いもの位置が土を戻した後もわかるように残しておきます。萌芽してくるまでは必要なので撤収せずにこのまま4月第一週までじっとガマンの子です。だいたい、ソメイヨシノの開花とじゃがいもの萌芽時期が同じと思っておけば良いようです。じゃがいもの芽が出てくると春が本格的にやってきたと実感できますね。萌芽直前には、畝が地割れしてきます。力強い印象がするものです。種いもがまだ10個ほど残っていたので、どこかに植えつけておこうと思います。今年は大量の植付けとなりました。

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2/19 じゃがいも植付け(元肥やめた) [じゃがいも]

本日、じゃがいもの植付けの第一陣の作業を終えました。過去の経験から植付け時期のベストは3/1なのですが、収穫が少し遅れてしまうのが難点。成育だけから考えると3/1がベストなんですが、その後の夏野菜の種まき、苗の植付けなどを考慮するともう少し早めが良いと考えての判断です。種いもは一部まだ残してあるので3/1前後に最後の植付けをする計画です。朝から菜園でだいこんを全て収穫して、畝の雑草取りをしました。これが、結構手間のかかる作業でした。だいこんの栽培時にマルチしていれば栽培終了後はマルチを撤去すればすべて終わりです。畑の土を作ると言う意味において、マルチが良いのか悪いのかは判りませんが、とにかく雑草取りは不要と言えます。じゃがいも栽培をする畝の前作をマルチ栽培したかどうかなど、今まで気にしたことがありません。もちろん、じゃがいも栽培はマルチはしません。土寄せしづらくなるからです。もちろん、じゃがいももマルチ栽培は可能なようで、上手に栽培すればたくさんの収穫に恵まれるようです。土寄せもしなくて済むみたいです。じゃがいもの栽培は、春植えの場合は、寒の今頃から、春過ぎまでの栽培期間ですから雑草がそれほど生えて成長する訳ではありません。少しは生えては来ますが、土寄せする際に雑草取りを兼ねてしまいます。それから先、6月頃ですが、その頃からはもう雑草は恐ろしい勢いで繁茂します。

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例年は、種いもの植付け時に元肥えを入れていました。牛ふん堆肥とじゃがいも専用肥料を種いもの間に一握り分です。しかし、どうも、この元肥えが萌芽するまでの間に雨に降られたりして、種いもの芽に触れているような気がしてなりません。10株に1株か2株、多い時は3割くらいの割合で、萌芽しないことが毎年続いているからです。原因がまったく不明で悩まされています。今年は、思い切って元肥えを止めて様子を見ることにしました。もちろん、元肥えを止めるので、どこかで肥料を追肥しなくてはなりません。萌芽して、芽掻きをした後、早い時期に専用肥料を畝の肩にスコップを入れて深い場所に顆粒状の専用肥料を入れてみようと思います。専用肥料は芋の味が本当に良くなるので、肥料なしで育てることは考えたくありませんが、元肥えで入れると萌芽の失敗になることも恐れているのでこの結果となりました。果たして結果やいかに。楽しみでもある反面、やっぱり萌芽しない(不発株)とちょっとヘコミそうです。種いもの株間は30cmの目安で例年通りです。

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種いもを掘った溝の中に置いて行く際、長靴で溝の中を歩きながら置いて行くと作業がラクです。自分の足のサイズはほぼわかっているでしょうから、30cmの間隔なら、成人男性なら平均25cmとしてプラス5cmで30cmの間隔がわかります。こうして作業すれば株間が定間隔で保たれます。また、今年の植付け作業でちょっと思いつきで試したことがあります。種いもを置く方向ですが、芽を上向けるか下向けるかと言う議論もありますが、私は上向けて植え付けたいと考えてます。まあ、どっちでも良さそうではあるのですが、萌芽しない株が毎年でてくるような畑なので、芽が出にくい要因はできるだけ排除したいのです。そうなると、種いもの芽の方向は上向きとなるのですが、種いもを置いた後にドサッと土を被せるだけでは、せっかく種いもの芽を上向きに置いても土を被せた際に種いもが転がって方向が変わってしまうのです。そこで、土を被せる前に種いもの部分だけ手で土を被せて種いもが転がらないように、土を被せて後に溝にドサッと土を投入することにしました。これなら、芽が上を向いたままの姿勢で植付けできます。細かいことかもしれませんが、ひょっとすると大きな差がでるかもしれません。そうだと良いのですが、はてさて。

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今年は種いもを2kgで2回購入しました。大きめの種いもを2kg、小さめの種いもを2kgで合計4kgも購入してしまいました。今年はいちご栽培をしていないので、畝がたくさん空きがあります。我が家は、じゃがいも好きで消費量も多いので、たくさん作れば歓迎されそうです。特に春植えの『ダンシャク』は秋植えと較べて味が良いので人気です。品種としても『メークイン』よりも味が良い(あくまで好みですが)ので例年の収穫量10kg~20kgよりも多い収穫を目指します。

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2畝目はにんじん栽培を失敗した畝に植えることにしました。何年か前にこの畝でにんじん栽培に成功したので、種まmき時期から品種を同じものを使用したのですが、成育不足でした。天候、気温に恵まれなかったと言うことなのでしょうか。野菜づくりは何年やっても1年生です。奥が深いと言うのか、本当に微妙なものです。聖護院だいこんや、万願寺とうがらし、ピーマンなどは毎年、良く実ってくれますが、にんじん、かぼちゃ、すいかなどは年により収穫ができたり、できなかったりで常にうまく栽培できない作物です。この畝の土はフカフカで粒が細かく、乾き気味なのでじゃがいも栽培には剥いていると思うのですが、何年か前にじゃがいも栽培をした時は、まあまあのデキだった記憶。びっくりするほど良いデキでもありませんでした。自分の見立てと栽培結果が一致しないのはちょっとガッカリなのですが、野菜栽培はそれほど簡単ではないと言うことでしょう。

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植え付け後の心配は3月の雨でしょう。菜種梅雨と言って3月にはけっこう、雨の日が多いのです。昨年までは元肥えを入れていたのでこの雨がヒヤヒヤもので仕方ありませんでした。今年は元肥えなしなのでその心配は少ないと言えます。残る心配は低温です。地中の温度が10℃を切ると種いもが腐ってしまいます。地中温度は測定したことがないので判りませんが、萌芽しない原因は低温だったかもしれません。だとすると防止策は3月に入ってから植え付けすると言うのが正解となります。今年の元肥えなしの植え付け結果でも問題が解決しないとすれば、植え付け時期の見直しとなりそうです。2月の半ばなら、地中温度は10℃を下回ることはないと踏んでいるのですが甘かったかなあ。

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今年はあと1畝分の植え付けを行い、合計3畝の栽培になりました。まだ、寒気が何度か来そうなので油断は禁物です。ソメイヨシノが開花する頃に萌芽しますが、それまで約1ヶ月。暖かくなれば作業もラクになりますが、その頃には他の作物の植え付け準備に忙しく、気をとられるので慌しく芽掻きするに留まりそうです。逆に今の時期なので、あれこれを思いを巡らす余裕があるとも言えます。芽掻きが終わればあとは追肥と土寄せだけ。じゃがいも栽培は本当に栽培がラクちんな野菜です。家庭菜園の初心者にもオススメできる作物です。

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1/30 2017春植えの種いも購入 [じゃがいも]

毎年、じゃがいもの種いもは、地元の園芸店で購入するのですが今年はJA(農協)で購入しました。例年1.5kgですが、農協では1lg単位とのことで2kg購入することにしました。個数は勘定していませんが15個くらいだと思います。品種は『ダンシャク』。品種に関しては変更ありません。以前は『キタアカリ』などを試していましたが、味は『ダンシャク』ですね。この味に敵う品種はないと思います。ここ数年、上手に萌芽させることができず、一畝に数個は萌芽しない(不発)が発生しています。農協の方に相談したところ、『どんな植え方してるの?』と訊かれて、説明したら肥料が芽に触れているのでは?とのご指摘。確かにその可能性はあるなあ~と感じ入る次第。今年は種いも植え付け時は無肥料にすることにします。さて、結果や如何に。実は今年は心配事が他にもありました。昨年の夏の北海道の台風被害です。10月に北海道に旅行した際も、道内は台風被害のニュースが駆け巡っていました。たまたま札幌ドームの日本ハムのペナント最終戦(VSロッテ)を観戦したのですが、監督さんも台風被害について語られていました。時期的にもちょうど種いも収穫の時期だったので、今年は品薄必至と身構えていました。

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恐る恐る買いに出掛けた農協の倉庫には『北海道』と誇らしく印刷されたダンボールに種いもがぎっしりと詰められて積上げられていました。ほっとした気持です。今年も無事にじゃがいも栽培がスタートできそうです。道内で車で移動中も道路脇でじゃがいもが販売されていました。お話を聞いてみると、台風被害は北海道でも場所によるらしく、私が旅した道央地区は大きな被害はなかったとのこと、道東の一部が直撃だったらしく、被害に遭われた地区の方にもお見舞い申し上げると言うしかありません。北海道には釣りに出掛けましたが、ホントに良いところなのでまた今年も春夏には出掛るつもりです。その頃には立派なじゃがいもの芽が育っていることでしょう。

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5/4 じゃがいも土寄せと追肥 [じゃがいも]

ちょっとしょっぱい今年のじゃがいも栽培。種イモカット植え付けの萌芽に2畝分も失敗したので、ちょっとヘコんでいますが、順調に萌芽した畝が1畝あるのでこちらは、沈んでなど居られません。しっかりと残った1畝の世話をして収穫を目指します。当初、合計3畝の栽培計画が、1畝だけとなり、インチキして芽掻きした芽を挿し芽して2畝目の栽培を継続しています。さすがに挿し芽した株は成長が遅れていますが、それなりに成育はしているので時間は掛かりそうですが、収穫の可能性を残してはいます。ただ、収量やサイズは見劣りするかもしれません。それも、仕方ない事だと思います。畝には雑草もチラホラと見えてきました。晴天が続いているので畝の土も乾いていて作業には良いタイミングと思います。土寄せは除草作業と追肥作業がセットになっています。『じゃがいもは土寄せで作る』などと言われているそうで、重要な作業だと捉えています。土寄せをしないとイモが地表に出てきて緑色に変色したものができたりもするので必要な作業なのですが、何よりも種いもの上側に収穫するイモが実ると言う作物なので、植物生理上もイモが実るスペースをできるだけ拡げてあげると言うのが多収にする補助作業と言うことなのでしょう。

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じゃがいもに限らず、イモ類の栽培では肥料と言うのは不要なのか、必要なのか永遠の課題のように感じます。イモ類の栽培と言うのは不思議な部分が多くて、苦手意識もあるのですが日本の場合、土壌の質との関連、相関性が高いように感じます。さつまいもなら、鹿児島か四国の徳島、じゃがいもの産地は北海道と一般的には思い浮かびます。鹿児島は火山灰が降り積もった土壌、徳島は川の堆積でミネラル分の高い土壌(土質は砂?)、北海道のじゃがいもは、広大な台地が生産性から経済的に有利で土壌の質とは関連は思い浮かびませんが、色が黒っぽいいわゆる黒ボク質のように思います。土質よりも、冷涼な気候と昼夜の気温差が大きいと言う気候的なメリットが大と言う印象もあります。一般論としてはサツマイモとじゃがいも、かぼちゃなどは、多すぎる肥料は逆効果と言われます。しかし、実際には私は毎年、じゃがいも栽培では肥料を使います。専用肥料と言うものも販売されています。北海道でも緑肥の漉き込みは有効とされているらしくやっぱり肥料は必要と言うのが現時点の考えです。立ち鎌で雑草を削り、土をほぐして柔らかくして、肥料をパラパラと撒いた後、土と良く混ぜ込んで株元に土を寄せておきます。

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土の軟らかさについては最近、気になっています。当菜園は、宅地の造成された石ころだらけの山土を菜園にした場所なので、元々あった山土と客土した大量の植物堆肥のブレンド状態です。ほとんどの作物はマルチを掛けて栽培しているので、雨に晒されることがありません。植物系堆肥は時間の経過、栽培の進行に伴い、ボリュームが減少します。マルチをすることでボリュームの減少を防ぐ効果があると考えてますが、本来なら石油製品であるマルチフィルムの効果は認めるところですが、土の熟成と言うか微生物の飼育と言う表現が適切かどうか判りませんがマイナス要素もあると言う思いがあります。今後はマルチの使用はできるだけ少なくしつつも、ボリューム減少を食い止めながら土疲れを回避し、微生物の活性を上げて行ければと思うのですが、それが正解なのかどうかは自信ありません。

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挿し芽、インチキ栽培中の右側の畝にも、いや、成育が遅れ気味だからこそしっかりと肥料を入れて土寄せして成育スピードのキャッチアップが必要と考えます。土寄せもたくさんの土を一度に寄せれば良いと言うものではなく、株の成育の具合に合せて適量を何回かに分けて行うことが重要と感じます。冷涼な気候が適しているとは言え、日照量はないよりあった方が断然良いと感じます。昼間は日照量豊富だが、高温にはならず、湿度が高くなりすぎず、昼夜の気温差は大きいと言うのが良いのでしょう。しっかり土寄せしておけば梅雨のある本州でも、水はけが良くなり栽培にも悪影響を軽減することが可能です。収穫時期が早くても6月下旬、通常なら7月の梅雨明け直後ですから、梅雨を越すと言う宿命があります。今のところ、立ち鎌という作業でも優れた道具がありますから土寄せも楽しく、快適にできていますが、畝建てや土壌改良となるとやはり重労働で作業効率が非常に低い上にくたびれます。70坪弱の小さな菜園ですが、サラリーマン家庭菜園であっても、今後の課題はやはり省力化(管理機導入)と水道の導入です。

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4/10 ダンシャク芽掻き [じゃがいも]

じゃがいもは、4/2の萌芽から約1週間でもう芽掻きするほどの状態に成長しました。芽掻きしたのは、2/25に種いもを切らずに丸ごと植え付けた畝の方です。種いもを2つに切って植えた方は、1株のみの方がで残りの株は未だに萌芽していません。イヤな予感です。じゃがいもの芽掻きは作業としては、大好きです。自分でも理由は良く判りません。丸ごと種いもを植え付けるとワンサカと芽が出てきます。芽掻きしないでそのまま育てると小さいイモが数多く収穫できますが、いわゆる"コロスケ"という ゴルフボール大のイモばかりになってしまいます。大きく立派なイモを収穫するには、1にも2にもメ芽掻きすべしです。茎の数を2つか3つにします。2つだと良いですが、収穫できるイモの数が少なくなるので、3つくらいでサイズと数の両方を狙っています。

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芽掻き作業は5分くらいでサッサと済んでしまいます。種イモ間際からきれいに芽掻きできるようになると合格。途中で千切れなり、折れたりせずに上手く行くと気持ち良いものです。このくらいの芽のサイズでも良く見ると既に根が生え始めています。じゃがいもの芽は種いもから栄養をもらって成長するので、自分で根を張る必要はまだありません。種いもの栄養分が無くなる頃までに、自前で根を張って、栄養分を得るようになれば良しと言う寸法なのです。じゃがいもの芽は成育は早く、たくましい印象があります。こんなに芽数が多いとやっぱり種いもを丸ごと植え付けるのは、いかにももったいないと言う思いに駆られます。結局、芽掻きするのであれば最初からこんなにたくさん芽出しさせる必要はないと考えてしまいます。

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それにしても、3/1に種いもを切って植えた方の畝はどうなっているんだ!。今年、初めて種いもを切って植えただけに気になってしようがない。しかも、1株は萌芽済みなのにその他の株が音沙汰なしとはどういうこと?と不安が一杯。萌芽してない畝の辺りを注意深くそっと手で土を払いのけてみるも、芽が出ている気配がまったくありません。やっぱり、イヤな予感!いやいや、もう少し待ってみてからにした方が.... いやいや待ってダだったら手遅れになるし...。どうしようか....。ええい!掘って確かめてやる!と掘り出してみた種いもを見てガッカリ。見事に腐敗状態。しぼんでしまって哀れな姿に..。萌芽の気配はまったくありません。これではダメです。何があったのでしょうか。雨水?

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 もう、来年からは種いもは切らないぞ!と既に決意表明。進歩がないかもしれませんが、原因が判らない。丸ごと植えれば100%萌芽。例年2株くらいは欠株があるのに、今年は欠株なしの優秀な成績。肥料の量と牛ふん堆肥を少なめにしたことが効果的。ひょっとして、肥料も牛ふんも余計なことをしてるんではないか?そんなものなくても、いや、無い方が萌芽もしやすいし、その後の成育も変わらなかったりして...。じゃがいは、サツマイモやかぼちゃなども自体、あまり肥料を必要としない作物。むしろ、肥料がない方が丈夫に育ちそうな気もする。この情けない画像は来年の栽培への戒めとして敢えて掲載して記録に残しておこう。あれこれやりすぎはダメダメ!

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今年こそ、30k収穫を目指していたのに見事に計画失敗です。3本の畝のうち、種いもを切って植えつけた2畝はそれぞれ1株しか萌芽しておらず、このままの状態では最悪、1畝の栽培になってしまいます。仕方なく、芽掻きした芽を挿し芽することに。えっ..それはインチキでしょ!と言う声が聞こえてきそうですが、そう、その通りインチキでございます。と開き直ってしまいましょう!。確かに、こんなやり方で同じ収穫量を得ればインチキですが、さすがにそりゃあないので、カワユイごまかしと見逃していただきやしょう。

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4/2 ダンシャク萌芽 [じゃがいも]

2/25に植え付けしたダンシャクが萌芽を開始しました。まだ、13個すべての種イモからの萌芽が完了してはいませんが、この1週間で完了すると思われます。萌芽時期から逆算すると萌芽までに38日要しています。畝全体で平均するとおそらく約40日ということになり、菜園に植えたソメイヨシノの開花とドンピシャのタイミングなので、例年の3/1がベストと考えていた種イモ植え付け時期は、今後、補正が必要となるかもしれません。この畝の種イモは切らずに丸ごと植えています。控えめではありましたが、肥料も牛ふん堆肥も施用しました。じゃがいもシリカでまぶしたりはしていません。あと2畝には切った種イモを植えています。今年初めて種イモを切って植え付けしたので、残りの畝の萌芽状況が気になります。種イモを切った畝で欠株なく萌芽が確認できたら、来年は2/25より少し早めの植え付けにしましょう。

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種イモを切らずに植え付けると芽の数が多くなり、萌芽数が増えてしまいます。植え付けた条件が悪い時などは萌芽数が多くなることはありませんが、通常なら3つ、4つと萌芽してきます。もちろん、芽掻きして最終的に2つほどにします。今年は透明マルチで畝を覆ったりはしませんでした。気温は例年よりは低かったと思いますが、雨が少なかったが幸いしたようです。雨は植え付けた直後に降られるのが一番困ります。今年は萌芽の1週間前くらいまで降雨らしい降雨がなかったので種イモが腐ってしまうリスクは低かったようです。

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4/5時点では萌芽した葉も展開して葉の形もジャガイモらしくなってきました。先発して萌芽した種イモ以外も、ちらほらと萌芽の兆しがありました。土に割れができている場所や、小さな萌芽が見て取れましたのでひと安心です。今年は欠株ゼロを達成できるでしょうか。萌芽しない欠株ができてしまった場合は、スペースがもったいないので芽掻きした芽を植えたりしています。最初は冗談半分でそんなことをしてたのですが、成育こそ遅れるものの収穫はできてしまうのでちょっと笑えます。但し、これは芽掻きする際に根をキッチリと残してきれいに、完璧な芽掻きができた場合にできることで、途中でポキッと折れてしまったり、根がまだ生えていない芽では難しいのでご注意を。

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4/2には萌芽数も少なかったのですが、4/5には萌芽数も増えていました。今年は欠株が少なくなりそうな気配です。これは正直、うれしい状態です。春植えジャガイモは味が良く、品種もダンシャクの栽培が可能なので家族にも人気があります。秋植えは品種が限られるし、収量も春植えほど期待できないのでジャガイモ栽培は、春植えに集中することにしました。例年は2畝栽培ですが、今年は3畝栽培。少ない種イモで収穫を増やすために、種イモも切って植え付けに挑戦。種イモの10倍(重量)の収穫がせいぜいだったので、今年は15倍から20倍が目標です。

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3/1 じゃがいも植え付け(3畝目) [じゃがいも]

3畝目のじゃがいも植え付けです。今年は初めて、種いもを切って植え付けました。購入した種いもの重量は例年と同じ3kgでも、2畝から3畝植え付けできました。すべて無事に萌芽すればの話ですが。1畝は例年通り、種いもを切らずに丸ごと植えつけました。小さめの種いもを13個植えつけました。残りの2畝は大きめの種いもを2つに切って、2日~3日ほど陽に当てて切り口を乾燥、キュアリングさせた後に植え付けています。この3畝目の場所は以前にもじゃがいも栽培をした実績がありますが、農具小屋の屋根から集まる雨水がかなりの量流れ込む場所で、水はけがかなり悪く、水なすの栽培には適しているのですが、じゃがいもには逆に向いてはいません。

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現在、左隣の畝にはブロッコリーを栽培中ですが、もうすぐ収穫を終える予定です。水なすの栽培を成功させようと昨年、粘土資材を入れたせいでかなり土が重くなっています。水もちと肥料持ちは良くなりましたが、じゃがいも栽培にはどちらかと言うと逆ベクトルかもしれません。植え付け溝を掘るのも一苦労。土が重いです。この場所でじゃがいもを植え付けると必ず、萌芽しない欠株が1株か2株くらい発生します。土の湿気が多いとどうしても萌芽の妨げとなってしまうようです。今年の冬は雨が少ないのでこのまま4月まで乾燥気味に推移してくれると助かるのですが、こればかりは神のみぞ知るところです。細かく植え付けローテーションを計画するべきなのでしょうが、連作回避のための完璧なローテーションは不可能で、どこかで連作が発生したり、日当たりや土の質が不適な作物を植えつけざるを得なくなることは避けることができません。残りはその年の天候に賭けるという部分もあります。

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植え付け溝を掘るとその場所の土の様子が良く判ります。茶色く見えているところは元々、この場所の宅地造成した際の土壌でいわゆる山土と言われる真砂土の原料土です。ほとんど有機物がないので、微生物が含まれていません。一概には言えない部分もありますが、微生物が居ないと言うことは良くも悪くも新鮮と言うことでして、良い微生物がたくさんいる畑なら、真土が出ることは良くありませんが、良い微生物が少ない、あるいは、悪玉の微生物が多い畑ではむしろ、真土と混ぜることで悪影響を減らすことができると言う点で良い方向に向かいます。特に連作障害が出やすい状態というんは、微生物バランスが偏っているとも言える訳でして、新しい土、悪玉微生物がいない状態にできるので悪いことではありません。土をドカンと入れ替えたり、新しい土で栽培すると初年度は非常にデキが良いと言う経験は良くあることです。

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植えつけた場所の奥は特に水はけが悪そうな印象だったので、奥の半分は種いもに『じゃがいもシリカ』をまぶしています。手前半分にはシリカなしで差異が出るか観察予定です。シリカまぶしとなしの境界線の目印に支柱を1本立てておくことにしました。画像では支柱の左側がシリカまぶしあり、右側がシリカまぶしなしです。客土した土の厚さが15cm~20cmほどになっています。客土して以来、10年近くになりますが毎年、欠かさず堆肥を大量に投入し続けたことでかなりの厚さになりました。現在、既に、大量の堆肥を入手できなくなったので今後は菜園の土壌改良は苦しい状況に陥っていますが、これまでの蓄積と今後の微々たる堆肥投入を続けて行くことで状態を今以上に悪化させないようにしたいと思います。チップ堆肥を大量に入手するルートを開拓しなくてはなりませんね。

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じゃがいも植え付けは、これから先の春の植え付け作業の前夜祭的な位置づけ作業です。土をクワで耕したり冬の間にはやらなかった作業を久しぶりに再開するので春の菜園作業の始動イベントとも言えます。菜園の土の状態を確認したり、春の天候や気温上昇の具合を予想したりとカンの働かせどころの時期とも言えます。今年はじゃがいも畝が増えたので例年に較べて、春野菜のスペースが減り気味な予感がします。家庭菜園のキャリアも10年近くになったので、同じスペースを使っても、収量は順調に増えていて必要な野菜を必要なだけ収穫するスタイルに変わりつつあります。どのくらい植え付ければどのくらいの収量がいつごろ実現するかも以前に較べて、精度よく判ってきました。天候不調はさすがに勘案することは難しいのですが、それでも良い精度になってきたと思います。

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たまねぎやじゃがいもは家庭菜園としても大量に栽培している方です。ある程度、保存も効くので作り過ぎても困ることはあまりありません。にんじんも大量に出来てもかなり消費が可能です。かぼちゃも日持ちする野菜です。トマト、きゅうり、えんどう、などは作りすぎると消費が追い付きませんので、消費ペースに合せてコンスタントに収穫できるように栽培する技術が求められます。これはかなり難しいです。

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今年はチャレンジがテーマとなったじゃがいも栽培です。万が一、チャレンジした部分で萌芽に至らず失敗となっても仕方なしとしましょう。来年、また元のやり方に戻せば良い訳ですし。上手く行けば来年以降、このやり方を続ければ良いのですから。ただ、私の場合、だいたいチャレンジするとロクなことがありません。欲張らずにおとなしく実績ある方法を継続できれば良いのですが、なかなかこれができません。どこかに今より良い方法があるに違いないと思えて仕方ないのです。そんな方法がわかったり、出くわしたりできた瞬間は何ものにも替え難い感動があるものです。新たな真実の発見と探求は終わることがありません。

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3/1 じゃがいも植え付け(2畝目) [じゃがいも]

3/1は平日でしたが、仕事が休みだったので予定通り2畝目のじゃがいも種いもの植え付けを行いました。種いもは2/28朝の出勤時から丸2日間、自宅の庭の縁側に新聞紙の上に並べて浴光催芽と切断面の乾燥、キュアリングを兼ねて実施しました。初めての作業なので勝手がわからず手探りでした。夜、陽が暮れて気温も下がってから干した種いもを取り入れました。幸い、雨に降られることもなく予定の丸2日間の作業が完了しました。種いも全体が水気が失われてしぼんだ感じです。まさに干しいも状態。切断面は2日間の浴光催芽で、灰色に変色。みずみずしかった、表面は乾燥してしわしわ状態となりなにやら生命感が失われてしまった印象。こんな状態になった種いもを植えて本当に大丈夫か!?萌芽するのか!?と不安になります。

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似たような現象に干しネギと言うのがあります。これはもっと生命感がありません。正に、茶色く萎れて枯れ果てたネギを畑に植え付けると、あ~ら不思議、やがて青々とした葉は息吹き太く、立派なネギが育つのです。植物の生態は本当に不思議なことがあります。 人間の浅い思い込みなと吹き飛ばすほどの生命力は備わっていると言うことなのでしょう。2日間浴光催芽種いもの芽のある側はまあまあ生命力も感じるし大丈夫だろうという印象。じゃがいもの栽培は、さつまいもと同様、湿気が良くないように思います。こうして撮影用に畝の上に置いている数十秒の間にも土の表面から湿気が上がってきていて切断面がしっとりと湿った感じになります。

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種いもの準備は完了しましたが、植え付け溝を準備している間の時間がもったいないのと、種いもが湿気を吸っているようなので、これはイカンと思い、もう一度、日に当てて乾燥させることに。数時間ほどですがコンパネの上に種いもを並べて追加の浴光催芽を行いました。乾燥と催芽のダメ押しも兼ねての日干し作業です。天候が晴れていて空気も乾燥しているので効果もありそうです。

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2畝目の植え付け場所は2/27に1畝目を植えつけた隣の場所です。既に、いくらか耕してはいるので、今日は軽く土を砕いて植え付け用の溝を切ればすぐにでも植え付けができる状態です。菜園の一番北の端の畝です。隣もじゃがいもなので萌芽後の管理作業で無意識に茎を折ってしまうリスクは少ないと思われます。1畝目は隣がいちご畝なので、いちごの収穫に夢中になっていると、おしりでじゃがいもの茎をポッキリなんてことがあるかもしれません。気をつけなくてはいけませんね。

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種いもは2つに切ってすぐに植え付けることも可能なのだそうですが、そう言う場合は草木灰やシリカを切断面にまぶすのが定説となっているようです。今回、初めて種いもを丸ごとではなく、切断して植えつけるにあたって、以前から一番気になっていた事柄がこの切断面をどうするか?と言う課題でした。いろいろ迷った最終結論としては、まぶすやり方とまぶさないやり方の両方を試して、結果を見てから来年以降のやり方を決めて行くことにしました。おそらく大差がないものだとは思いますし、今回は2つに切った後、2日間も乾燥、キュアリングさせていますから植え付け後の土中での腐敗原因菌の侵入は考え難いのですがね。何年も前から種いも丸ごと植え付けの際にもお世話になった、『じゃがいもシリカ』を購入してまぶすことにしました。丸ごと植えつけでシリカまで使うというのはやりすぎでは?とも思いましたが、今になって思うとやはり違いがある(少しですが)ように思います。使った時は欠株が起きなかったのです。サンプル数が少なすぎるので効果を断言して良いか?と言う部分もありますが。袋は小さいですがそれほど大量に使用するものではありません。お値段も500円以下ですので使えるももは使った方が良い気もします。

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植え付けの用の溝切りです。必ずガイドのロープを張って作業をします。私の場合、ガイドなしのフリーハンドでやるとほぼ100%曲がりくねってしまいます。深さはちょうどクワの刃の長さです。20cmくらいでしょうか。今回は溝の深さは測定していませんが、1畝目と同じくらい(感覚的ですが)です。

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今回はシリカまぶしの種いもとまぶしなしの種いもをひとつおきに植え付け配置しました。一番手前の種いもはシリカまぶしで、目印のために支柱を立てておくことにしました。手前から奥に向かって『シリカまぶし』→『シリカなし』→『シリカまぶし』→『シリカなし』と言う具合です。萌芽する/しないや、成育などの結果に差が見られるかどうかを観察します。

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切断面のシリカまぶしはこんな感じです。切断面以外はまぶしていませんが、種いもすべてをシリカまぶしすると良い高い効果がありそうです。ただの白い粉のようにしか見えないシリカですが、この粉の力は驚くべき機能を持っているらしいです。軽く見てはいけないのかもしれません。かと言って資材に過度な期待ばかり持って頼るのもどうかと思います。これは難しい問題ですが、結果が出なくても即、効果なしと断じたり、腐ったり(気持ちが)しないようにはすべきだとは思います。

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じゃがいも専用肥料を軽く置いて、牛ふん堆肥でカバーするのは1畝目のやり方を変えずに同じやり方にしました。

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肥料も牛ふんもやり過ぎないように意識してかなり控えめにしています。

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種いもの間隔もいつも通り。およそ30cmです。種いもの数が28個とカウントしたはずだったのですが、もう一度カウントしたら26個でした。昼間にノラネコが咥えていった?かもですが5m畝で種いも13個は例年通りなので特に問題はありません。

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溝に土を被せてレーキで均した後、溝の真上を一番高く土を盛り上げ整形して雨水が溝に流れ込みにくくします。(効果があるかどうかは不明)。左隣の畝が1畝目です。3/1はもう1畝植え付け作業しましたが、ちょっとカゼ気味でブログ更新する気力、体力がないので今日の更新はここまです。

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2/27 じゃがいも植え付け準備(2畝目) [じゃがいも]

2/25に1畝目の植え付けを終えたので少しはほっとしていますが、2畝目の植え付け準備も怠る訳には行きません。2畝目は丸ごと種いもを植え付けずに、半分に切ることにしました。実は種いもを切って植え付けるのは初めてです。秋植えは種いもが高温で腐りやすいため丸ごと植えますが、春植えは切って植えることができるそうです。ただ、どういう訳か種いもを切って植えると言うことに抵抗を感じて今まで一度も切って植えたことがありません。萌芽しないような気がしてならないからです。実際には種いもを丸ごと植え付けると芽掻きしなくてはならないほどの芽が萌芽することは体験済みですから、考えてみるとなんてことないと考えられるのですが、人間、実際に体験しないと安心できないものです。今年はもうあれこれ悩まずにとにかく種いもを切って植え付けると決めて(かなり往生際は悪い!)決行することにしました。まずは、種いものカットです。

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種いもは購入済みの大きめのものを14個用意しています。種いもの切り方はヨコ方向ではなく、タテ方向に行います。じゃがいもの芽はヘソと呼ばれる部分(地中に実っている際にじゃがいもの根?に繋がっている側)にたくさん付いています。ヘソの側が均等になるように切らないと芽の数が均等になりません。そこで、タテ方向に切断すると言うことになります。切断してすぐに灰などにまぶして植えつけると言う話も聞きますが、私は3日くらいは切断面を乾かして切断面をキュアリングさせてから植えようと考えています。正しいかどうかは自信はありませんが。切断には台所の包丁を使おうかとも考えましたが、クレームがきそうなので、アウトドアナイフを使用。割りと苦労せずにきれいにカットできました。

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カットした種いもには平均して4つ以上の芽が確認できました。まずまず問題はなかろうと思います。1個80g以上もある立派な種いもなので、冷静に考えると丸ごと植え付けると芽掻きが大変なほどの芽が出てくる訳です。今回からカットして植え付けするので、種いもコストと芽掻き作業の軽減が実現しそうです。小規模な家庭菜園なのでコスト低減も芽掻きの作業負担の軽減も大したものではありません。プロ農家の方だとそうは行かないだろうと思います。プロ農家のじゃがいもの植え付けを動画で見たことはあるのですが、2分割ではなく3分割、4分割、いや、それ以上のカットで、芽が2つくらいあればOKみたいな感じで切りまくっていました。それでも十分萌芽するから大丈夫と話していました。プロは何をするにも、究極なやり方をするものだと感心した記憶があります。私はおとなしく2分割ですが、それでもなんとなく不安な気分ですから大きな違いがあります。

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今日、1日ここで切断面を乾かして取り込む予定。植えつける際にはそのまま植え付けるか、モンモリロナイト(ケイ酸塩白土)、通称「じゃがいもシリカ」をまぶすか迷っています。3日も経過すれば切断面が塞いでくるので必要ないとは思うのですが。植え付け予定日がまだ3日ほど先なので天候が気になります。3/1が仕事が休みの予定なので、天候が良ければ植え付け作業をします。

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左側の畝が2/25に植え付け作業をした1畝目です。3/1には右側の畝に植え付ける予定。3畝目はまだ確保していませんが、ほぼ候補地が限られています。ブロッコリー畝かなと考えています。ブロッコリーはまだ収穫をすべて終えていませんので、慌しい撤収作業となりそうです。1畝13個の計算ですが、現在、カットした種いもは、28片あります。3畝で3kgの種いもを使うことになります。目標は種いもの20倍の収穫なので60kgとなりますが、ハードル高すぎかなあ?10倍なら30kgですから、現実的な目標として30kgにしとこうかな!

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