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5/26 山椒の収穫 [山椒]

6月が近づくと山椒の収穫時期となります。2013年の3月に苗木を植えてから3年経ちました。毎年、樹も大きくなり収穫量も増えてきています。この山椒は『ぶどう山椒』なので、果実の粒が大きくて充実感があります。収穫する際は樹を痛めないように手でもぎ取ったりはせずに、必ず収穫ハサミを使い、丁寧に房ごと切り取って収穫しています。そのため、収穫には時間がかかります。2本の樹の収穫で約1時間かかりました。大きめのざるに山盛りの収穫です。直売所で販売したら1万円くらいの売り上げになる量です。我が家だけですべて消費するのは不可能な量なので、ご近所や姉にお裾分けしました。このまま収穫量が増え続けると来年は一体、どこまでの量になるのやら。うれしい反面、不安になります。

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樹に果実が実っている画像を撮り損ねていました。この画像は5/9に撮影したものなので果実がまだ少し、小さいかもしれません。春の植え付け作業で畝を耕したり力仕事で疲れた時は、休憩を兼ねて山椒の実を眺めたりしています。もっと樹が大きくんなって木陰で休憩できるようになるのは夢ですね。山椒の大木ってあまり聞いたことがありませんが、是非、実現させてみたいと思います。今は幹が直径5cmほどでちょうど『すりコギ』サイズです。大木に育つには何年かかるのか判りませんが、樹が毎年、成長を続けるのを楽しみにしたいと思います。

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苗木を植える場所にずいぶん悩んだ記憶はありますが、菜園の隅ではなく敢えて結構真ん中あたりに植えました。日当たりが良い場所です。自然に自生している山椒は山の谷の日当たりのあまりよろしくない場所にあることが多いのですが、今のところ、日当たりの良いこの場所で元気に成長を続けています。冬は葉を落とすので近くの野菜の日当たりが悪くなることもありません。夏場は適度に直射日光を遮ってくれるのでありがたいですし、四季を通じて、他の作物との関係もお互い上手い具合に影響し合っています。菜園に1本植えておくと非常に便利で重宝する有益なものだと思います。我が家では佃煮にして長期保存するのと、干してミルに入れて食卓に置いています。麻婆豆腐やチャーハンなどの時に振り掛けています。山椒は根が弱い植物なので今以上に樹が大きくなった時に、根を守る方法が難しくなります。これは今後の課題です。2本の樹の間隔が狭いのも課題ですが、植替えはとてもリスクを伴うのでこれも困った問題です。

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4/21 山椒の花 [山椒]

花と言っても山椒の花はとっても地味で見ていてきれいだなと感じるようなものではありません。が、見方によってはユーモラスな形をしていてカワユイ感じがします。ツノを2本だしているカタツムリのような形状です。ぶどう山椒なので、実の大きさと数は他の品種に較べると比較になりません。樹は苗を植えてからまだ5年も経っていないので小さいのですが、山椒によくある突然枯死にもならずに今のところ元気に育ってくれています。年々、樹も大きくなってきているので収穫量も増えて来ている傾向です。山椒って元々、山で育つ植物と言うか作物なので畑に植えるのは間違っているのですが、私は住宅地の中にある菜園に植えているので、2重に間違っているようなものですが、その住宅地が山の中みたいなものなので、なんだか良く判らない状況とも言えます。近くの山には野生の山椒が自生しているほどですので。

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今にして思うと苗の植えた場所と間隔は失敗だったかもしれないと思うようになりました。しかし、その思いとは裏腹に、毎年、絶好調の収穫となっています。苗の間隔は1mにしていますが、これが足りなかった。もっと間隔を確保すべきでした。植えた場所に関しては菜園の結構、真ん中で日当たり良好な場所です。これは、山椒の樹と言うことを考えると適していないと思いましたが、山椒の栽培を始めた際に日影を選んで植えつけたら見事に枯れてしまい、その教訓からもう少し日当たりの良い場所にしようとこの場所にしました。山椒と言えども最低限の日照は必要なんだと今では結論に至っています。私は今では、観念的に行動するより、実践を信じる立場ですが、それにしても常識?は疑ってっかかるべしです。ゆずの樹は、日当たりが良かろうと思いながらも日陰に植えて大正解(今のところ)。日影と言うより、西日が当たらない場所がGOODと言う感じ。山椒に関しては、植えた場所の日当たりと言うより、このまま樹がどんどん成長した結果、畝の作物の日当たりが悪くなってしまうと言う問題です。

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山椒と言えば、すりこぎの材料に良く使われます。山椒のどこがすりこぎに適しているのかは知りませんが、ちょっと細身のすりこぎなら使えそうな太さには育っています。テレビ番組でどこか(栃木県あたり)の山椒の産地で大木に育った山椒を見たことがあります。樹齢100年くらいと紹介されていました。山椒で樹齢100年と言うのは非常に珍しいらしいです。100年も寿命があっても、ほぼ、私の方が先に居なくなるのでまあ50年くらい生き延びてくれたら十分。それよりも、本数を増やして1シーズンの収穫量を増やしたい思いですが、苗木のお値段が高い!のがちょっと問題です。自家増殖ですね。

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5/11 ぶどう山椒 [山椒]

菜園にあるぶどう山椒。1本目の木からの収穫は終わり、2本目の収穫に取り掛かりました。2本の山椒の木は雄雌1本づつの受粉樹のはずが、2本とも実が成る不思議な状況。恐る恐る2本目の果実も収穫することにしました。果実の形が1本目と少し違うように見えるのです。単なる個性の差かぶどう山椒は雄の木にも果実が成るのか?両方とも雌木だとすればこれは大ラッキー!。どう受け止めれば良いのか戸惑ったまま果実は収穫することに。採れた果実は良い香もするし、明らかに食べられない感じはしません。おいしそうに見えるのですが。

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昨年は少しだけ果実が成り、今年は突然、爆発的に実りました。来年、隔年結果で不発と言うのはカンベン願いたいところですが、これは来年になってみないと判りません。昨年、挿し芽に挑戦するために枝を大胆に剪定したのですが、それが良かったのか?ならば今年も剪定した方が良いのかもしれません。苗木を植えつける際に、元肥えをたっぷりと入れたのが功を奏したのか。ならば収穫後はお礼肥えを入れないとダメか?あれこれ、どうすりゃいいの?迷うこの気持ち。それでも山椒の木は突然、何の前ぶれもなく枯れることが当たり前の木。今のところ土は植物堆肥たっぷりで若干高い畝で水はけよくした植え付けです。本来、山の中に自生するような木なので畑の土のようにする必要はないように思います。肥えた土は必要ないとは思います。

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1回目の収穫ブログで庭の野生の山椒の話題をしましたが、ついでにこちらも収穫しました。3年ほど前に庭の柿の木の根元に3cmほどの山椒の芽を発見。踏みつけないように注意して育つのを見守りました。柿の木の陰だったのがよかったのか、夏の日差しに萎れることなくスクスク成長。今では1mほどの樹高に成長しました。今年は果実まで実り、雌木だったことが判明。野生の山椒で雌木というのは本当にラッキーな出来事です。1mまで育ったら枯れるリスクはほとんどなくなりはしましたが、今後、この狭い場所で柿の木と折り合いを付けて共生できるのか?疑問、不安もあります。縦方向に育ってくれるのは問題ないのですが、横方向に育つのは通路が無くなるのでちょっと問題。

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5/6 ぶどう山椒の収穫 [山椒]

山椒の栽培は、ゆずの栽培と同じくらい数限りない失敗を繰り返した歴史があります。この2つに投じた資金の合計はあまり考えたくないくらいです。山椒は自宅に子どもの頃から必ず1本は植えられていましたが、それは常に葉山椒で実山椒ではありませんでした。自分で菜園を営むようになってからどうしても、実山椒を自分の手で栽培したくてたまらず、最初は朝倉山椒の苗木の栽培から始めました。ところがこの実山椒の栽培と言うのは本当に難しく鉢植えでも、地植えでも1年くらいは元気に育ってくれるのですが、2年、3年となると鬼門である年、何の前触れもなく突然枯れてしまうことがあります。山椒の栽培では良くあることなのですが、原因が何なのかまったく不明なのです。あれこれ悩んで最後に行き着いたのが、この『ぶどう山椒』と言う品種。なんでも実山椒では最大の果実の大きさで漢方薬に使われる山椒がこの品種らしいのです。朝倉山椒も実山椒ですが、樹がどんなに大きく育っても果実はぶどう山椒ほど大きくはありません。やはり、おおきな果実をたくさん収穫したいと思う煩悩に勝てず、2年前に高価なぶどう山椒の苗木を購入しました。この苗木が本当に腰を抜かすほど高価でした。ところが世の中、値段と言うのは伊達に付いているものではないとつくづく感じました。2年たったこの春、みごとな実山椒が山のように実りました。

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山椒の木は雌雄異株で雄木と雌木があります。苗木は受粉樹とペアで、つまり雄木と雌木が1本づつ2本単位で販売されていました。たしか、説明書にもそう書かれていました。ところが、どうも2本とも果実が実っています。つまり2本とも雌木?のようなのです。いやいや、ぶどう山椒は雄木にも果実がなるものなのか?と自問自答してますが、実際良くわかりません。どなたか調べていただけるとありがたいのですが、ともかく購入した2本の苗木は2年後に2本とも果実を実らせました。樹高は150cmほどですがこのまま成長するとどんどん樹が大きくなり菜園でも相当な日陰!を提供することになりちょっと心配なのですが、日当たりの良い場所に植えてあるので夏場は心配でしたが、昨年の夏は無事越えることができました。今年は樹も成長してるし昨年並みの夏の暑さであれば問題なく越してくれるだろうと思います。実は、ぶどう山椒を栽培する前に『朝倉山椒』を栽培していたのですが菜園の隅の日当たりの悪い場所に植えていたら冬になってそのまま枯れてしまいました。その経験から迷ったのですが、ぶどう山椒は日当たりの良い場所に植えることを決心。結果論ですが今のところですがこれが正解だったようです。

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3年ほど前に、自宅の庭の柿の木の根元に山椒の芽を発見しました。どうせ葉山椒だろうと期待もせずにいましたが、実生の山椒の苗もめずらしいので踏みつけたりしないように大事に見守っていたところ、グングン成長し、今ではこのぶどう山椒より少しちいさいくらいの樹高に育ちました。下世話な話ですが、元々、植えてないので原価はタダ。柿の木の下で日当たりは今ひとつなのにそれは元気に育っています。そして、今春、とうとう実を付けてくれました。雌木だったのです。僅かに枝にはトゲがあるので野生種だと思います。朝倉山椒ならトゲはありませんから。鳥が糞と一緒に庭に落として行ったものから発芽したのか?経緯はわかりませんが、野生の山椒で雌木は本当にめずらしくありがたく、ゲンの良い出来事としてうれしく感じています。そしてこの実山椒がまた非常に大きな実を実らせてくれました。ぶどう山椒と較べても負けないくらいの大粒の実がなっています。菜園で収穫したぶどう山椒は、佃煮にして毎日楽しんでいます。若い実のうちに収穫して柔らかいものを佃煮にしました。本当に贅沢極まりない食べ方ですが、栽培するものの特権として楽しんでいます。自宅の庭の実山椒の画像もそのうち公開しますのでお楽しみに。今回は菜園のぶどう山椒の画像をお楽しみください。

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4/7 ぶどう山椒の芽吹き [山椒]

今年、かねてより念願だった実山椒の王様と言われる『ぶどう山椒』を大枚を叩いて導入しました。これで簡単に枯れてもらっては困ります。およそ、果樹の苗は冬の時期に購入して植えつけるものですが、落葉樹は葉が完全に落ちた状態で届けられます。葉をすべて落とした苗木などと言うものはなんとも頼りないもので、果たしてこれが立派な成長を遂げるのか?と疑問と不安を抱くものです。いろんな苗を購入して、いくつもの苗を植え付けて、今やもう3年。さすがに、もう不安になることはなくなりましたが、今では逆にその冬の姿から変身を遂げる植物の神秘を楽しんでいます。この『ぶどう山椒』も既に、届いた時点で、ほんのわずかに新芽が出る気配がありました。3/17の植え付けから後は、一時的にかなり冷え込んだ日もありましたが、3週間経って見事?に新芽を吹きました。庭の鉢植えの葉山椒もすでに青々と葉を繁らせています。この『ぶどう山椒』の苗の産地は岡山県と表記されていました。岡山県と言えば、果樹の産地でもありますが、雨の少ないことでも有名です。雨の少ない土地で育った苗木が果たして私の住まう地で元気に適応してくれるものかどうか?房なりの実を付けてくれる日を夢見ながら当面は世話をしたいと思います。  

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果樹の苗木は大きさが重要なことを最近、発見しました。発見したと言うほど大仰な事でもないのですが、苗木は大きすぎても、小さすぎても良くはないのですが、植える場所の気候が苗木が育った気候が異なる場合には、多き過ぎない苗木の方が良いと言うことです。幼木の頃であれば植えた土地の気候に適応する能力が高いと言う印象があります。これまでいろんな果樹の、いろんな大きさの苗木を植えてきましたが、小さめの苗木の方が気候になじむ期間が少なくて済むように感じます。結果、花をつけるまでの年数が短いとも言えます。定植する土地の気候と苗木の気候が大きく異なる場合には、大きめの苗木の場合適応に1年以上は時間がかかります。果樹の場合には受粉が避けて通れない場合があります。受粉樹は同じ時期に開花することが重要ですが、その土地の気候に適応していないと開花時期がズレてしまうことになります。気候に適応すると言うことは果樹だけではなく、野菜の栽培にも大変重要です。自然を相手にしながら、自然の力を利用して、足りないものは最小限のエネルギーで効果的に補うと言うのが私のポリシーです。

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3/17 ぶどう山椒苗植え付け [山椒]

3/17のしいたけ植菌イベントを終えた足でそのまま菜園へ直行。16:00頃から『ぶどう山椒』の苗の植え付けをしました。苗を購入したのは良かったのですが、何しろ植え付けに適した場所がないのです。自宅の庭に鉢植えでも良かったのですが、最終的にはどこかに地植えすることになるので、それを考えるとあまり植え替えを好まない植物である山椒のことを考えるとちょっともったいない感じもします。菜園は既に植え付け可能な場所はほど一杯で畑の畝部分に植えるしかスペースがありません。もう少しじっくりと考えて菜園スペースを有効に利用できるようなやりくりを考えても良かったのですが、これ以上良いと思えるアイデアも出ないまま煮詰まってしまいました。今週は3/20が祝日なので何が何でも3/17中に植え付けを済ませる必要もないと言えば無いのですが、春の野菜の植え付け準備作業の貴重な時間ですし、これ以上時間を掛けてもそれほど妙案が思い浮かぶ予感もしなかったので、粘って考え抜くことはあきらめてしまいました。

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山椒の栽培ほど謎の多い植物は経験がありません。とにかく気難しいと言う印象しかありません。枯れてしまうことはいくらでも経験がありますが、いずれの場合も原因がまったく判りません。ただ、最近、もしかしてと思い当たることがあります。それはどうも日当たりと水の関係です。ブルーベリーは別名、太陽と水の植物と言うそうですが、山椒も実は同じような条件ではないかと言うことです。朝倉山椒の苗を1本づつ、2年で2本続けて植えましたが、2年目に植えた苗は枯れてしまったようです。昨年の夏あたりから元気がない様子でしたが、この時期になっても芽が付いていません。2本の苗でどう条件が違ったかと言うと、1m間隔で植えた2本のうち、枯れた方は日当たりが悪かったことと、根が少し露出気味だったことです。つまり、日当たりは良い方が良く、根の乾燥が致命的だと言うことです。根を乾燥させない為にはまず土が保水力の強いものを選ぶ必要があります。

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そんな経験と考察から今回、考えたのはバーミキュライトとベントナイト(粘土鉱物)を土壌に混和して水持ちの良い田んぼの土のような感じにすることでした。これで生育が良いようなら成長に合わせてもっと広い範囲で用土を水もちの良い状態に改良して行こうと思います。2株の植え付け用スペースは昨年秋にたまねぎの苗床に使っていた場所です。この場所の土は比較的、砂壌土で水はけの良い土です。チップ堆肥もかなり入れていますが、基本的には粘るような土ではありません。山椒は水はけが悪く加湿すると根がやられるとも言われているのでなかなか管理が難しいと言えます。常にしっとりと湿っているくらいがちょうど良いのでしょうか。日当たりは間違いなく良い場所ですが、夏場は直射日光で土が乾燥しそうな場所なのでそこが心配です。

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さらに、土壌の乾燥を防ぐためにチップ堆肥の中にあった粗いチップでマルチングしました。たまねぎ苗床の跡地なので多少畝建て気味になっているので水はけは悪くはないと思います。山椒は根が浅いと解説されていましたが、苗の根をみる限りはなかなか深く根を張っていました。余程、良質の苗だったのか実は山椒も深く根を張る植物なのか?と言うこれまた通説と経験が一致しない山椒の神秘な世界です。本当に良く判らない植物です。

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苗木を植えつける際には、足で根元を踏み固めておきました。ひょっとしてこれがまた間違っていたかもしれませんが、土がフカフカで苗木の座りが悪かったので思わず取った行動です。今になって思うと踏み固めるのではなく、支柱を立てておいた方が良かったのかもしれません。今更なので気にしないことにしますが、庭木でもなく山に生息する植物なので人里で栽培すること自体にかなり無理があるのかもしれません。畑ではなく山で栽培すべきだと言う思いが強くしてきました。畑でどんなに工夫をしても山の環境を作り出すのは無理があります。どこまでやれるものかまったく自信も手応えもありません。これでダメだったらもう山椒の栽培は止めにしようと思います。

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栽培に失敗した時は苗木のせいにでもしてショックを和らげるのですがこの苗木、見ればみるほど完璧で非常に品質の高い最高の苗です。根張りはもちろんですが、根の質も細くて数多く、ここまで育て上げた業者の技術には頭が下がります。これだけ上質な苗で栽培に失敗したらもう、打つ手なしです。きれいさっぱりあきらめましょう。実山椒は産地の景色を画像などで見てみると山の傾斜地に立派な大木が生えていたり、農家の庭先や、ちょっと田舎のお屋敷の庭先で育っていたりとどう考えても都会の景色ではありません。みかん山があるくらいの山の中での栽培言うことが多いように思います。気難しさでは天下一品の植物ですが、土壌、気候の条件が固体にぴったりと合えば丈夫に育ってくれるものと信じたいところです。とにかく、やれるだけの事はやったので後は結果を見るだけです。

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3/13 ぶどう山椒届く [山椒]

念願のぶどう山椒の苗が届きました。これまで実山椒の栽培は続けてきましたが、朝倉山椒ばかりで実がそれほど大きくはなく市販の山椒のような大粒の山椒の実が収穫できればとずっと思い続けてきました。ぶどう山椒はその名前の通り、ぶどうの房のように鈴なりに実がなる山椒の品種で、山椒の品種の中では最高のものです。それだけの物なので、お値段もぐっと立派でなかなか手が出ないシロモノです。ここ3年ほど手に入れたいと考えておりましたが、この度、清水の舞台から飛び降りる思いで購入した次第。山椒はどんなに気を遣って育ててても突然枯れることは日常茶飯事です。そんなリスク一杯の植物なのに高価なことこの上ない苗を購入するなど、自分でしておきながら冷静に考えると、まったく正気の沙汰とは思えません。手に入れようとするなら、そのくらい何か吹っ切らないと始まりません。さて、この決断がどう言う結果をもたらすのか?1年で枯らせてしまったりしたらどうしようか、枯れるなら最低、1回は収穫してからにしてくれよ、いやいや、冷や汗ものです。

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購入先はタキイですがこのぶどう山椒は2本1組で販売されています。これは受粉樹が必要と言う意味なのでしょうか。朝倉山椒の栽培経験からすると山椒は雌株なら1本でも結実するものだと考えていましたが、朝倉山椒は特殊なケースなのかもしれません。葉山椒はホームセンタなどで数百円で売られていますが、これはすべて雄株で実山椒ではないので、決して結実することはありません。朝倉山椒は突然変異で100%雌株しか出現しないそうで接木されているものしか見たことがありません。山野に生えている野生の山椒でも雌株は結実しますが、これは必ず、雌雄2株ないと受粉しないので結実しません。おそらくこのぶどう山椒も受粉が前提なのだと思われます。と言うことは近くに植えておかないとならないと判断すべきです。さて、どこに植えるか?悩む日々が続きそうです。

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