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5/6 ぶどう山椒の収穫 [山椒]

山椒の栽培は、ゆずの栽培と同じくらい数限りない失敗を繰り返した歴史があります。この2つに投じた資金の合計はあまり考えたくないくらいです。山椒は自宅に子どもの頃から必ず1本は植えられていましたが、それは常に葉山椒で実山椒ではありませんでした。自分で菜園を営むようになってからどうしても、実山椒を自分の手で栽培したくてたまらず、最初は朝倉山椒の苗木の栽培から始めました。ところがこの実山椒の栽培と言うのは本当に難しく鉢植えでも、地植えでも1年くらいは元気に育ってくれるのですが、2年、3年となると鬼門である年、何の前触れもなく突然枯れてしまうことがあります。山椒の栽培では良くあることなのですが、原因が何なのかまったく不明なのです。あれこれ悩んで最後に行き着いたのが、この『ぶどう山椒』と言う品種。なんでも実山椒では最大の果実の大きさで漢方薬に使われる山椒がこの品種らしいのです。朝倉山椒も実山椒ですが、樹がどんなに大きく育っても果実はぶどう山椒ほど大きくはありません。やはり、おおきな果実をたくさん収穫したいと思う煩悩に勝てず、2年前に高価なぶどう山椒の苗木を購入しました。この苗木が本当に腰を抜かすほど高価でした。ところが世の中、値段と言うのは伊達に付いているものではないとつくづく感じました。2年たったこの春、みごとな実山椒が山のように実りました。

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山椒の木は雌雄異株で雄木と雌木があります。苗木は受粉樹とペアで、つまり雄木と雌木が1本づつ2本単位で販売されていました。たしか、説明書にもそう書かれていました。ところが、どうも2本とも果実が実っています。つまり2本とも雌木?のようなのです。いやいや、ぶどう山椒は雄木にも果実がなるものなのか?と自問自答してますが、実際良くわかりません。どなたか調べていただけるとありがたいのですが、ともかく購入した2本の苗木は2年後に2本とも果実を実らせました。樹高は150cmほどですがこのまま成長するとどんどん樹が大きくなり菜園でも相当な日陰!を提供することになりちょっと心配なのですが、日当たりの良い場所に植えてあるので夏場は心配でしたが、昨年の夏は無事越えることができました。今年は樹も成長してるし昨年並みの夏の暑さであれば問題なく越してくれるだろうと思います。実は、ぶどう山椒を栽培する前に『朝倉山椒』を栽培していたのですが菜園の隅の日当たりの悪い場所に植えていたら冬になってそのまま枯れてしまいました。その経験から迷ったのですが、ぶどう山椒は日当たりの良い場所に植えることを決心。結果論ですが今のところですがこれが正解だったようです。

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3年ほど前に、自宅の庭の柿の木の根元に山椒の芽を発見しました。どうせ葉山椒だろうと期待もせずにいましたが、実生の山椒の苗もめずらしいので踏みつけたりしないように大事に見守っていたところ、グングン成長し、今ではこのぶどう山椒より少しちいさいくらいの樹高に育ちました。下世話な話ですが、元々、植えてないので原価はタダ。柿の木の下で日当たりは今ひとつなのにそれは元気に育っています。そして、今春、とうとう実を付けてくれました。雌木だったのです。僅かに枝にはトゲがあるので野生種だと思います。朝倉山椒ならトゲはありませんから。鳥が糞と一緒に庭に落として行ったものから発芽したのか?経緯はわかりませんが、野生の山椒で雌木は本当にめずらしくありがたく、ゲンの良い出来事としてうれしく感じています。そしてこの実山椒がまた非常に大きな実を実らせてくれました。ぶどう山椒と較べても負けないくらいの大粒の実がなっています。菜園で収穫したぶどう山椒は、佃煮にして毎日楽しんでいます。若い実のうちに収穫して柔らかいものを佃煮にしました。本当に贅沢極まりない食べ方ですが、栽培するものの特権として楽しんでいます。自宅の庭の実山椒の画像もそのうち公開しますのでお楽しみに。今回は菜園のぶどう山椒の画像をお楽しみください。

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