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3/1 じゃがいも植え付け(3畝目) [じゃがいも]

3畝目のじゃがいも植え付けです。今年は初めて、種いもを切って植え付けました。購入した種いもの重量は例年と同じ3kgでも、2畝から3畝植え付けできました。すべて無事に萌芽すればの話ですが。1畝は例年通り、種いもを切らずに丸ごと植えつけました。小さめの種いもを13個植えつけました。残りの2畝は大きめの種いもを2つに切って、2日~3日ほど陽に当てて切り口を乾燥、キュアリングさせた後に植え付けています。この3畝目の場所は以前にもじゃがいも栽培をした実績がありますが、農具小屋の屋根から集まる雨水がかなりの量流れ込む場所で、水はけがかなり悪く、水なすの栽培には適しているのですが、じゃがいもには逆に向いてはいません。

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現在、左隣の畝にはブロッコリーを栽培中ですが、もうすぐ収穫を終える予定です。水なすの栽培を成功させようと昨年、粘土資材を入れたせいでかなり土が重くなっています。水もちと肥料持ちは良くなりましたが、じゃがいも栽培にはどちらかと言うと逆ベクトルかもしれません。植え付け溝を掘るのも一苦労。土が重いです。この場所でじゃがいもを植え付けると必ず、萌芽しない欠株が1株か2株くらい発生します。土の湿気が多いとどうしても萌芽の妨げとなってしまうようです。今年の冬は雨が少ないのでこのまま4月まで乾燥気味に推移してくれると助かるのですが、こればかりは神のみぞ知るところです。細かく植え付けローテーションを計画するべきなのでしょうが、連作回避のための完璧なローテーションは不可能で、どこかで連作が発生したり、日当たりや土の質が不適な作物を植えつけざるを得なくなることは避けることができません。残りはその年の天候に賭けるという部分もあります。

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植え付け溝を掘るとその場所の土の様子が良く判ります。茶色く見えているところは元々、この場所の宅地造成した際の土壌でいわゆる山土と言われる真砂土の原料土です。ほとんど有機物がないので、微生物が含まれていません。一概には言えない部分もありますが、微生物が居ないと言うことは良くも悪くも新鮮と言うことでして、良い微生物がたくさんいる畑なら、真土が出ることは良くありませんが、良い微生物が少ない、あるいは、悪玉の微生物が多い畑ではむしろ、真土と混ぜることで悪影響を減らすことができると言う点で良い方向に向かいます。特に連作障害が出やすい状態というんは、微生物バランスが偏っているとも言える訳でして、新しい土、悪玉微生物がいない状態にできるので悪いことではありません。土をドカンと入れ替えたり、新しい土で栽培すると初年度は非常にデキが良いと言う経験は良くあることです。

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植えつけた場所の奥は特に水はけが悪そうな印象だったので、奥の半分は種いもに『じゃがいもシリカ』をまぶしています。手前半分にはシリカなしで差異が出るか観察予定です。シリカまぶしとなしの境界線の目印に支柱を1本立てておくことにしました。画像では支柱の左側がシリカまぶしあり、右側がシリカまぶしなしです。客土した土の厚さが15cm~20cmほどになっています。客土して以来、10年近くになりますが毎年、欠かさず堆肥を大量に投入し続けたことでかなりの厚さになりました。現在、既に、大量の堆肥を入手できなくなったので今後は菜園の土壌改良は苦しい状況に陥っていますが、これまでの蓄積と今後の微々たる堆肥投入を続けて行くことで状態を今以上に悪化させないようにしたいと思います。チップ堆肥を大量に入手するルートを開拓しなくてはなりませんね。

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じゃがいも植え付けは、これから先の春の植え付け作業の前夜祭的な位置づけ作業です。土をクワで耕したり冬の間にはやらなかった作業を久しぶりに再開するので春の菜園作業の始動イベントとも言えます。菜園の土の状態を確認したり、春の天候や気温上昇の具合を予想したりとカンの働かせどころの時期とも言えます。今年はじゃがいも畝が増えたので例年に較べて、春野菜のスペースが減り気味な予感がします。家庭菜園のキャリアも10年近くになったので、同じスペースを使っても、収量は順調に増えていて必要な野菜を必要なだけ収穫するスタイルに変わりつつあります。どのくらい植え付ければどのくらいの収量がいつごろ実現するかも以前に較べて、精度よく判ってきました。天候不調はさすがに勘案することは難しいのですが、それでも良い精度になってきたと思います。

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たまねぎやじゃがいもは家庭菜園としても大量に栽培している方です。ある程度、保存も効くので作り過ぎても困ることはあまりありません。にんじんも大量に出来てもかなり消費が可能です。かぼちゃも日持ちする野菜です。トマト、きゅうり、えんどう、などは作りすぎると消費が追い付きませんので、消費ペースに合せてコンスタントに収穫できるように栽培する技術が求められます。これはかなり難しいです。

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今年はチャレンジがテーマとなったじゃがいも栽培です。万が一、チャレンジした部分で萌芽に至らず失敗となっても仕方なしとしましょう。来年、また元のやり方に戻せば良い訳ですし。上手く行けば来年以降、このやり方を続ければ良いのですから。ただ、私の場合、だいたいチャレンジするとロクなことがありません。欲張らずにおとなしく実績ある方法を継続できれば良いのですが、なかなかこれができません。どこかに今より良い方法があるに違いないと思えて仕方ないのです。そんな方法がわかったり、出くわしたりできた瞬間は何ものにも替え難い感動があるものです。新たな真実の発見と探求は終わることがありません。

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