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5/4 にんじん間引きと土寄せ [にんじん]

今年、発芽に初めて成功して春播きにんじんの間引きと土寄せをしました。春に発芽に成功したのも初めてなら、コート種子ではない、裸の種子での発芽も初めてでした。コート種子は数も少ないので2cm間隔で丁寧に種を配置して種まきするのですが、裸の種子は種袋に大量に種子が入っているので、ついうっかりして多めに、かつ密に種まきをしてしまいます。ましてや、にんじんともなると発芽不発の心配からどうしても密に播いてしまう誘惑に負けそうになります。根野菜は発芽後の植替えも不可能なので、種まきした場所の種が発芽しなければそのまま欠株が確定します。他の場所の種が発芽して収穫までたどり着いたとしても、欠株はそのままとなり、収量は減り、スペースもムダができてしまいます。そんな失敗の落とし穴満載のにんじん栽培は気の緩めることのできない手ごわい作物と言えます。なんとか発芽にこぎつけても、その後の手入れに失敗するとこれまた不本意な栽培に終わってしまいます。間引きをサボってしまった。土寄せを忘れて青首にんじんができてしまったなど、いろんな失敗には事欠きません。立派でおいしい(そうな)健康なにんじんを、たくさん収穫するためには、発芽後の手入れも重要です。手入れ前の画像ですが、秋播きのにんじんとは異なり、発芽無事完了でほっとしていると、雑草はバンバン生えてきます。タイミングを逸すると雑草との生存競争に敗れてしまう可能性は高いです。早めに除草がこれまた重要。間引きもしなくては栄養を取り合ったり、根がぶつかって大きく育ってくれません。

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どうも、私の生まれ持った性格からなのか間引きと言う行為が苦手です。自然に任せて人間の手はできるだけ介さないでと言うのが気がラクなのですが、それでは栽培は上手く行かないものです。間引きに類する行為としては、じゃがいもの芽掻きがありますが、こちらは抵抗感なく、楽しく、手早くルンルン気分でやっています。同じ種イモから出た複数の芽のうちのいくつかを掻くのとは、根本的に意味が違うように感じます。にんじんの場合は、株単位で、生命個体抹殺する訳ですから、間引かれた固体は永遠に命を失います。取り戻すことはできません。育ちが悪い、遅いからと言う理由で間引かれることもあるでしょうが、立派に育っていても、隣の株との間隔が密集しているという理由だけで間引かれる株もあります。本当に不条理です。人間社会にも何やら当てはまりそうで、身に詰まされます。特に企業社会や組織では切実でしょう。間引かれるにんじんにすれば、非がまったく無い場合もある訳でして。いつも、複雑な気持で作業をしていますが、作業が終わってスッキリした眺めになると、やってよかったなあ~などと感じてしまう自分にまた不愉快さを感じたり。ちょっとナイーブ過ぎるかもしれませんが、育てるという行為とは逆ベクトルですから。しかも、仕事ではなく趣味でとなるとやっぱりねえ。

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間引きと土寄せを終えた後は、肥料を追肥します。秋栽培で固形肥料を土寄せした株間に置いて追肥する方法は実績があったので同じ方法です。間引きも1回目をやや強めにするのが良いように感じます。株を残し過ぎると残った株の成育が悪くなります。多めに残しておくことで、途中でダメージを受けた際の保険の役割になりそうに感じますが、それでは中途半端な栽培になってしまいます。一発勝負とまでは言いませんが、野球で言えば、ボールを置きに言ってストライクを取りに行くと打たれてしまう?、バッティングで言うと当てに行くのではなく振り切る気概が重要?説明になっていないでしょうか。今後、雨が降る度に、肥料が溶けて土中にしみこんで栄養となってくれる算段です。元々、にんじんは水辺の植物が原種でセリ科の植物。水は大好きなはずです。原産地がアフガニスタンらしいのですが、砂漠のイメージ、乾燥した大地のイメージしか湧いてきません。これから順調に育ってくれたら、次はアゲハ蝶の卵を産み付けられないかが心配。秋播きだとその心配はありませんが、春播きではあり得るのでは?と、とても警戒しています。

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このタイミングでこれだけの管理作業をすればまず大丈夫だろうと思います。今後はスクスク育ってくれることを楽しみにするだけです(本当か!?)。土寄せをしたので株が風で倒れることもないでしょう。このところ、風の強い日が続いているのでちょっと心配。秋栽培よりも株が細くてひょろっとしています。品種の違いもあるので、安易な比較はできませんが、もう少し、ずんぐりした頑丈そうな株の方が良い感じもします。葉数は十分だし、葉の色も良いので後は天候と栄養状態に気をつけて、水枯れしないように水遣りをこまめにしてあげれば上手く行くのではないかと感じています。初めての春播きにんじんでの成功、収穫できれば最高にHAPPYなのですが、期待に応えてくれるでしょうか。今から収穫が楽しみです。成功したら、調子に乗って夏播きも挑戦してみたいです。

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