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10/30 聖護院だいこん成長中 [だいこん]

丸いだいこん、聖護院だいこんが随分と大きくなりました。今年は丸だいこんだけでなく、一般的な『耐病総太り』だいこんも栽培しています。元々、『耐病総太り』だいこんが思ったように育てらずにいたので、半分は苦肉の策で丸だいこんに栽培を移したと言う経緯もありました。だいこん栽培は土を良く耕すだけでなく、畝の土の分量自体が豊富でないと栽培は難しいのですが、宅地を畑にしている我が菜園では、この土の量と言うのがネック。深く掘るのも困難なら、客土してもだいこんの栽培に事欠かない程の土を客土するのは容易な作業ではありません。そこで、土の分量がそれほど必要でない、丸だいこんを栽培するようになりました。一時期、長いだいこんよりは短めの源助だいこんも栽培しましたが、7月頃の種まきでないと、上手く育たないことが判ってきて、栽培時期が限られるので今では聖護院だいこん栽培が主流に至っています。

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現在の成長度合いですが、根の大きさがちょうどソフトボールくらいになりました。最終的にはハンドボールくらいの大きさにまで成長します。見た目大きい感じもしますが、短いので容積として考えると長い根の普通のだいこんとそれほど差はありません。聖護院だいこんは、煮て食べるのが一番おいしい食べ方だと思います。良く煮える。柔らかく煮えるので、これから寒い時期にじっくりとストーブなどの弱火でコトコト時間をかけて煮ているとトロトロの食感になります。寒い夜の食卓にはたまらない一品になります。油揚げとだいこんだけで、しっかりとかつおと煮干のだし汁をとって、みりんと砂糖としょうゆだけで煮るのがシンプルですが一番美味しいように思います。大きな鍋に一杯作りますが、あっと言う間になくなってしまいます。おなかにもやさしいので、たくさん食べても胃もたれすることはありませんし、ヘルシーで低カロリー、消化も良く、胃腸の調子も良くなります。いいことづくめの料理です。このだいこんの美味しいさは、人間より先に既に、虫たちがいただきます状態のようで、あちこち齧られているようです。

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株間にずらし播き作戦が今年も狙い通りに行っているようです。1回目の種まきした株の株間50cmのちょうど間に2週間ほど種まき時期をずらした種を2回目として播きました。1回目の種まきの株が収穫されると自動的に株間が広がり、50cmの株間が確保される寸法となっています。家庭菜園では、一度に大量の収穫が訪れても消費が追い付かないので少しづつ収穫しつつ、長い期間に渡って収穫ができるのがベストな栽培です。プロ農家は育ちが揃って、まとまった数量、一斉に収穫ができるように栽培しないと出荷に不都合なので、プロ農家の栽培=家庭菜園での栽培とは言えないと言うことも大切なことです。少しづつ長い期間収穫を実現するための栽培技術が家庭菜園では求められます。これがまた、思ったとおりに実現すると気持ちの良いものです。家庭菜園でも高度な技術が必要なのです。ある面、プロ農家より幅広い作物を少量、多品種ですべてきっちりと栽培するのは管理技術が問われます。家庭菜園だから簡単だとか、すべてプロの農家の技術の方が家庭菜園よりも技術的に高いものを要求されると言う考え方にはちょっと異を唱えたい部分もあります。

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10/18 だいこん間引き [だいこん]

1回目の種まき後、苗の株間に2回目の種まきした苗の間引きをしました。1回目に種まきした株はずいぶん成長していて、株間50cmですがほぼ株間いっぱいまで葉が伸びています。50cmの株間の半分(25cm)に種まきしています。マルチの株穴は直径8cmですが、この穴にサイコロの5の目のフォーメーションで5粒の種を播きましたが、ほぼすべて発芽するのですが、いつの間にか3株くらいになっています。自然淘汰されるのです。本葉が展開して株が15cmくらいの大きさになったところで間引きします。間引きは1度で1株にしています。2株くらいにしてからでも良かったかもしれませんね。

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だいこんを栽培していると不思議に感じることがあります。だいこんだけでもないのですが、小さな苗の時は徒長気味と言うのか、地際の根張りと言うのか、横倒しになりやすく、フラフラと頼りなく自立できない株なのですが、しばらくして成長するに従ってしゃんと自立して地際も頑強な構造に変化します。上の画像と下の画像を比較すると一目瞭然です。雑草ではこんな現象は見たことがありません。野菜、特に、葉モノに良く見られます。小松菜なんかも同じような現象があります。だいこんが特に顕著です。この頼りない時期に地際を害虫などに攻撃されると苗はひとたまりもありません。できるだけこの弱い時期を無事に過ごすのがその後の成長の成否にかかわるのではないかと思います。

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1回目の種まき株は現在、この位の大きさまで育っていますが、とりあえずここまで無事に育てばほぼ確実に収穫サイズまで辿りつけそうです。害虫の被害の有無の要因は複数あって、これと言う切り札の対策も見出せていない現状なのですが、1つは気温です。10月はまだ気温が高く害虫の活動も活発ですが、11月に入ると気温も低下して害虫の活動も低下します。冬支度で害虫たちも繁殖期に入るのか、冬眠準備に入るのかどちらかで、食欲旺盛な時期でもあります。私は、農薬は一切使用しないので物理的に進入を阻止することがまず一番。寒冷紗トンネルが頼りなのですが、これも万能ではありません。内部で孵化した害虫には防除できません。

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寒冷紗トンネルの東の端の1株は、見るも無残な害虫の餌食となってしまいました。ここまで食べるか?と思いますが、彼らは手加減などしてくれません。この後、この株がどうなって行くのか?良く判りませんが、当面何もせずに観察したいと思います。もう食べる部分がないので害虫も今のところ手出しはできないものと思います。他の株に被害が及ばないことを願うところですが、トンネルの端の株ということから考えると、やはりトンネルの外からの侵入の可能性が高いと思います。いやはや、驚いた。

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10/6 長だいこん発芽 [だいこん]

9/22に長だいこんの種まきをしました。品種は『青首宮重』です。2年前に購入した種の余り種。捨てるのももったいないので種まきしました。丸だいこんの栽培がメインなのですが、長だいこんも長い間、栽培していないことに気がつき、ちょっとやってみるか!の気合で種まきしたのでした。マルチはせず直径5cmくらいのビンの蓋を畝の表面に押し当てて、5mmくらいへこんだくぼみに、サイコロの5の目のフォーメーションで種まきしました。種が余り種でしたが、2週間で本葉がしっかりと出ているところまで成育していますので、種が古かったと言う影響はなさそうです。それにしても、雑草の芽の旺盛な発芽を見ているとちょっとぞっとしますね。雑草は本当にたくましいと感じます。やっぱり、マルチした方が良かったかなと今になって思いますが、追肥はしやすいしゴミも出ないのでこれはこれでメリットがない訳でもないしと複雑な気持ちです。

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マルチなしのだいこん栽培がどのような結末になるのかは、ちょっと興味があります。マルチはしていませんが、寒冷紗トンネルはしているので、害虫の被害はある程度軽減できるはずです。雑草も、だいこんの株がもう少し成長すれば雑草取りの手クワで表面を掻いてしまえば一気に除草も可能です。マルチをしないデメリットとまでは言えないと考えます。むしろ、畝の土が直接、雨に打たれるので養分が流亡しやすく堆肥分が流れ出してしまって、土壌の物理層が壊れてしまうと言うデメリットの方が大きいと感じます。

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9/22の種まきの画像が1枚だけ残っていたので記録に残しておきます。夕暮れ近くだったので画像が鮮明ではないのですが、種まきのやり方がどうだったかを残しておくのは重要です。種まきの仕方としては、何度も結果も出ているし問題ない方法だと思います。だいこんの種は、葉もの野菜や、種の粒が小さいものではないので失敗が少ないと言えます。発芽はさせやすい野菜ではないでしょうか。発芽後、本葉が4枚~5枚くらい大きさまで害虫の被害のダメージが最大ですが、その一時期を無事やり過ごせば気温の低下と肥料不足が無ければ大体、収穫まで辿り着けるイメージを持っています。それほど栽培経験がある訳でもないのですが、今年の栽培経験と記録の蓄積で更なるノウハウの蓄積を目指します。

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9/30 だいこん追加種まき [だいこん]

だいこんは栽培はどちらかと言うと得意ではない作物です。過去に上手に栽培できた野菜でもないのですが、昨年から丸だいこん(聖護院だいこん)がそこそこのデキだったので、不得意作物のコンプレックスから少し開放された気分です。昨年の丸だいこん栽培でも、5m畝に11株の種まきをした2週間後に、50cmの株間のちょうど中間にさらに10株分の種まきをして、時間差栽培をしました。最初にこの栽培方法を思いついたきっかけは、5m畝に10株程度の栽培では単位面積あたりの栽培効率が悪すぎだと感じたことでした。ところが、株間を50cm以下にするとだいこんの成育に影響がでるのではないかとの不安もありました。これは同時に種まきした際には当然、考えられる事態ですが、2週間ほどの時間差を設けることにより、不安が解消できることも経験することができました。先に種まきした株を収穫すれば後から播いた種の株は隣合う株の影響を受けずに栽培できるからです。

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実際には丸だいこん(聖護院だいこん)は収穫時期に近づくとかなり株自体が大型化します。株間50cmでも狭いと感じるほどですが、その時点では後まきの株はまだ大きくは成長していません。葉は大きく育ちますが、可食部は直径20cmくらいで隣り合う株同士が擦れ合うこともありません。怪我の功名みたいな発見でしたが、今年、思惑通り5mで20株のだいこんの収穫がタイムラグを伴って長期間に渡って実現したとしたら、良い方法を発見したと言い切っても良いかと思います。白菜やだいこんの冬野菜は、畝の上で保存が効きますが、あまり長い期間となると品質の劣化は免れません。ずらして種を播き、収穫も順にできて品質の劣化を軽減できればかなり都合よく消費できる可能性が高まります。種まき作業自体は、サイコロ目の5の5点播きです。

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種まき後は、通しで篩ったきめ細かい土をパラパラと降りかけた後に手の平でパンパンと均して終わりです。だいこんの種の場合、発芽率はバツグンですし、土の被せ方にそれほど神経質になる必要がないので、被せる土の量もそこそこしっかりでOK。均した後、ジョロでやさしく、しっかりと水を遣って種を湿らせます。3日くらいしたら発芽します。種袋の量が大量なので5m畝に20株分(5倍で100粒)種まきしても、まだまだ大量に余ります。カイワレ大根でも栽培しましょうか。残して何年も保存できるのなら良いのですが、それほど長い年数保管可能なようにも思えないですし、もっと少量の種で十分に感じます。100均ショップで売ってないでしょうか。

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だいこんは栽培の前半、つまり発芽から本葉展開くらいまでは比較的、簡単ですが、後半が難しいと感じます。種まき時期が遅くなると後半は気温が低下するので急激に成長が低下します。成育不足になると可食部(根)が小さくて収穫が困難になります。丸だいこんはまだ気温が低下しても成育しやすいのですが、長だいこんの場合は致命的です。地域によって、11月以降の気温低下には差もあるので、栽培する地域でも気温推移を十分に調べて、種まき時期を逆算して播き遅れしないように十分注意する必要があります。

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先に種まきした株は2週間でここまで育ってきています。ここから更に加速度がついて成長して行きます。収穫時期の根の大きさを考えると、その成長力は驚異的に感じます。短期間でグングン大きく育つ野菜は、見ていても楽しいものです。食べてもおいしい野菜ですので、冬の栽培作物としては白菜と並んで主役と言ってもよいのではないかと思います。

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9/16 だいこん発芽 [だいこん]

9/13に種まきした『聖護院だいこん』(丸だいこん)が発芽しました。3日くらいで発芽なら順調です。夕暮れ日没後のほぼ暗闇での作業だったのでちょっと心配しましたが、無事発芽でほっとしました。マルチに穴を空けてサイコロの5の目の五点撒きしました。土の上に種を置いてから別の場所で採った畑の土を通しに掛けて箕に移したものを手に取ってパラパラと5mmくらいの暑さに種の上に被せて表面を手のひらでパンパンと均してジョロで2回水を掛けました。5mちょっとの畝に11個の穴を空けていますので、穴の間隔は50cm。昨年も1回目の間隔は50cmでしたが、10cmくらいに苗が育った時点で2回目の種まきを株間にしました。、こうすることで、倍の種まきができて、かつ、時間差があるので成育が同時ではないので、隣り合う株が収穫した後に、再び、50cmの株間が維持できます。昨年は上手く行きましたが、今年もこのダブル栽培に挑戦する計画です。朝からシトシト雨でしたが、これも発芽直後の苗には恵みの雨となりました。

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マルチは穴あきを使用していませんが、だいこんやブロッコリーなど50cmの株間の栽培作物が結構あるので、1条穴あきのマルチを購入しておいても手間いらずで良いのではないかと思います。株間を測定しながらマルチの穴あけ作業は結構、めんどうな作業です。でも、最終的に25cm間隔にするのならそこで穴あけ作業は避けては通れない訳ですが。

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だいこん栽培は秋まきしかしたことがありません。夏のだいこんなんて...害虫対策も大変そうだし、気が向きません。秋まきでも害虫対策が不要訳ではありません。寒冷紗トンネルでガッチリ防御が欠かせません。ただ、私のやり方だと、支柱部分だけ、洗濯バサミで固定するだけなので、始末の仕方が甘いとトンネルの裾のスキマがどうしてもできてしまいます。角材やレンガで裾を押さえたりしてもいますが、数も十分ではないのでここでは一切していません。ちょっと不安です。裾に土を掛けて密閉と言うのも教科書には書かれていますが、確かに密閉度はありますが開け閉めの際土を除去しなくてはならないのと、何年も使っていると裾の部分だけ土で汚れてしまうのが気になって採用していません。腐食しない化学素材の安価な板で畝の凹凸にも密着しやすい柔らかいものを見つけて(できるだけ安いもの)、裾に押し当ててレンガの重しをする..ができれば理想なのになあと妄想しています。

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9/13 聖護院だいこん種まき [だいこん]

だいこんの品種選びはこれまで紆余曲折。『源助だいこん』なども栽培しました。現在は、丸いだいこんに落ち着いています。冬のだいこんは煮て食べるのが一番多いので、作るなら丸だいこん。土を深く耕す必要もないので好都合。でもこのだいこんと言う作物は、コストパフォーマンスが低い上に、やたら場所を取ります。自家栽培の無農薬野菜を食べると言う以外の意味はあまりない作物と言えます。旬になると直売所で結構な大きさの丸だいこんが1個100円くらいで売られていて悲しくなります。ところがこの丸だいこん、育てるのは楽しいです。成長に従って地上部も根もどんどん大きくなるし、形が変わってくるのが楽しいところです。種を1度買うと3年くらい大丈夫な種ですが、なぜか昨年購入した種がみつからない。仕方なく、今年、また新たに購入しました。種は9/13に播き終えましたが今日も作業は日没後の夕暮れだったため、画像は種袋だけです。種はタキイの9ml袋は400円以上しますが、分量は必要ないので6mlのアタリヤの種にしました。税込みだと300円ちょっとでした。100円ショップで売っていれば分量的には十分な気がします。種の品質は良く判りませんが。

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1/12 丸だいこん好調 [だいこん]

宅地を畑にした私の菜園では、菜園の土はほとんど客土が主体ですので、土の量は少ないと言う特徴があります。一方、ごぼうやだいこん、にんじん等の根菜の栽培には大量の土壌が必要です。フカフカの腐葉土分が50cmくらいの層として形成された土が理想ですが、実現は厳しいものです。そんな浅い層の畑でもだいこん栽培をしようとすると、丸だいこんが非常に重宝な存在です。丸だいこんは一見、大きな根に見えますが長だいこんの容積と較べれば大した差はありません。縦に長いか横に長いかの違いだけで、丸だいこんは深く耕す必要がない分、畑づくりがラクにできます。ウチは土が少なくて、深く耕せないと言う菜園では丸だいこんはオススメします。味には若干差はあるものの、おろしで食べる以外、煮て食べるならむしろ丸だいこんの方が美味だと思います。ただ、最近の甘い味わいが好きな人にはオススメできません。昔ながらの昭和の時代のなつかしい味がしますので、ほんの少しではありますが独特のエグ味、辛味があります。また、短時間で非常に柔らかく煮上がりますから、おでん、煮物には最適です。一度、味を覚えると病みつきになるほどです。

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根の直径は25cmくらいまでは余裕で育ちます。切って中を確認しましたが、シミや汚れのない真っ白なきれいな肉質でした。外側はアバタも目立ちますが、これは害虫がかじった痕跡だと思います。あまりに育てやすいので、これからは毎年、丸だいこんを栽培することになりそうです。種には『聖護院だいこん』と書かれていましたが、聖護院はかぶらの方がずっと有名なので、だいこんに聖護院と名づけられているのはどうも違和感があります。『丸だいこん』でいいんじゃないかと思うのですが、敢えてこの名称になるには何か事情でもあるのでしょう。あまり、深く突っ込まないことにします。要は、育てやすくて美味しければ名前なんてどうでも良いのです。来年はもう少したくさん栽培しようかな。

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11/15 丸だいこん初収穫 [だいこん]

今年のだいこん栽培は長い形の品種は栽培を取りやめて丸だいこんだけにしました。理由は単純で、耕すのが大変なのと、煮物にすると丸だいこんの方が美味しい(らしい)からとの情報です。何せ、丸だいこん栽培は初めてなので、勝手がわからず、ともかくこれまでのだいこん栽培と同じ方法でとにかく作ってみるか..と言う感じ。それでも、栽培はあっと言う間で、気が付くと収穫時期を迎えていました。長い根の品種に較べると栽培期間は短い印象。成長も早く感じます。葉っぱは、豪快に食害に逢いました。寒冷紗トンネルをかなり念入りにしたにもかかわらずです。地中に蛾の幼虫の卵があったのかもしれません。今後は畝建て前に畝の上で火を炊くなどして卵の駆除が必要かもしれません。それでも、ここは住宅地なので野焼きと言う訳にも行かず、石油バーナーで焼くくらいしかできません。食べ物を栽培する土なのであまりやりたくはないのですが、他に良い方法が見つかりません。自然農薬を調べたりしてみようかなとも考えています。でも、まあ、葉っぱが喰われたところで人間様の食べる根の部分は少々、あばたがある程度で無害ですし、少しは虫たちにも分け前を提供するのも自然とのつきあい方なのかもしれません。

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初収穫のだいこんは直径15cmほどです。丸だいこんとしてはまだまだ小ぶりで、これから年越しに向けてどんどん大きくなる(と思います)これから1週間に1株のペースで収穫して行くと10週分あるので1月いっぱいは楽しめそうです。来年からはもう丸だいこんだけの栽培にしようかと考えています。耕すのが超楽チンなのは魅力です。

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初収穫で気を良くしたものの、肝心の肉質がダメなら意味がありません。さっそく、包丁で真っ二つにして中を点検してみました。スが入っていないか?とか、肉色にシミや虫喰いがないか?などと心配は尽きません。それは杞憂でした。緻密な肉質の見事なだいこんでした。早速、煮物にしてみましたが何とも火の通りの早いこと!。あっと言う間に柔らかく煮上がってしまいました。味が浸みる前に柔らかくなってしまうので困るほど。歯がなくても食べられるほどのクリームの様な煮物でした。だいこんの煮物でこれほどとろけるような出来上がりは初めての経験です。

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10/4 だいこん間引き(2回目) [だいこん]

今年から開始した『丸だいこん』栽培。後で撒いた方の株は5粒→2株と間引いて、今回は1株立ちさせるための間引きです。畝の全景を見ると最初にタネまきした株が既に直径30cmくらいに葉を拡げていて順調に育っています。50cm間隔で1回目のタネまきをして、株間の中間に2回目のタネまきをしたので、現在、25cm間隔の株間で栽培しています。25cmの株間が正しいかどうかは判りません。今年、試してみて正しいかどうかが判る事でしょう。現時点では問題ないように見えます。10月現在では、あちこちにバッタやコウロギの子どもが菜園のあちこりを飛び跳ねています。寒冷紗トンネルを外すことは到底考えられません。11月の中旬くらいになれば虫たちの姿も見られなくなるでしょうが、その頃には寒さを緩和するために寒冷紗を取り去ることができない時期となります。結局、収穫まで寒冷紗は掛けたままと言うことになるでしょう。しかし、そのおかげで葉もきれいなままです。こうして、画像を撮影したり、管理作業をする際には、その都度、トンネルをめくらなければなりません。かなり、面倒を感じますがこれは仕方ありません。

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先発隊の株は直径30cmほどに成長。今回の間引き対象の株はその1/3くらいの大きさです。株の真ん中から新しい葉も次々と出てくる様子なので順調に成長中と思われます。葉の大きさも色も問題ないですし、病気の気配もありません。寒さには強い野菜なので、これから気温が低下しても成長スピードが衰えることないように思います。だいこんの場合は、ある程度の大きさまで育てば、気温が下がっても成長します。これが、タネまき時期が遅くなり、たとえば10月の今頃だとかなり微妙となります。寒くなるまでの間にどれだけ成長しているかがポイントなのです。これは春植えの野菜にも言えます。5月の連休に定植する苗も、3月頃に種まきして、苗を購入する場合は、だいたい店頭に並ぶのが3月末からです。ところが、そこから5月まではかなり気温は低い。そのまま戸外に出すと最悪低温で苗がカゼ引きます。それでなくても、温度不足で苗がイジけて成長が鈍化し、その後気温上昇しても夏から秋までその株の生涯を通じて収穫が低下します。ところが、4月の1ヶ月間を人工的にも加温して苗を育ててから定植すると、株が大人になってからも豊産が続きます。夏の暑さにもバテにくい丈夫な株に育ちます。

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今回のテーマの対象は2株→1株間引きですが、どっちを残そうか迷うほど2株とも良い株に育っています。最後の判断基準は、茎の太さ、根の太さとなります。双葉の形が良い方と言う見方もします。双葉の形が良いと言うことは、ダイコンの食べる部分である根と同期しています。双葉の形が良いと言うことは、根の形も整っている可能性が高いと言う訳です。画像の株の場合は、育ち具合が右の株の方が早いと言うこともあり、右の株を残しました。双葉の形も右の株の方が整っています。それでも差はそれほど感じません。どちらを残しても立派に育ってくれそうです。

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畝を真上から撮影した画像ですが、これだと一目瞭然です。3株並んでいるうち真ん中が今回間引き株です。両脇から大きな株に囲まれて圧迫感があるかもしれません。これは想像ですが、左右の株は収穫時期になると引き抜かれてなくなりますから、その後はノビノビ状態になります。日当たりも良くなります。東西畝の場合は、東側の株が先に育ちが良くなりがちです。畑で畝を建てる際には、南北畝が良いとされる意味が最近になって実感できてきました。成長が揃うかどうかと言う点で見ると南北畝の方が均一化しますが、これは商業栽培の場合、その方が都合よいと言えます。家庭菜園の場合、揃いが良すぎると、一度に大量の株が収穫適期を迎えることを意味します。それは望ましいことでしょうか?あくまで自家消費だけを考えた場合ですが、畝の中で端から順番に育ちが良いのが都合が良いとは言えないでしょうか?栽培しているだけの目線で言えば、畝の中の株がきれいに揃って成長しているのは気持ちよいものです。栽培がコントロールできている実感があります。プロ農家や、プロを目指すならそこを目標にすべきでしょう。F1品種のタネが高くても売れるのは、プロが栽培を揃えやすいと言うことも大きいと思います。

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マルチ栽培をしていない分、追肥はカンタン。雑草取りは大変。でもこの時期ですから春夏時期に較べたらそれほどでもありません。雨が降れば水の浸み込みも良い分、水不足にはなりにくいと言えます。マルチをすると春夏だったら、虫に卵を産まれる心配がありません。秋から先は微妙ですね。寒冷紗トンネルをしているので蛾とか外から飛来する虫は大丈夫ですが、地面を這う系の虫には完全な防御は期待できません。ヨトウムシなどはマルチをしてもダメなようです。マルチをして、さらに株の根元を完全に覆うと予防できるようです。白菜栽培ではその方法しか予防することができません。ダイコンはヨトウムシが付くのかどうか?私は記憶がないのですが、ヨトウムシは春夏のうちに卵から孵っている様子なので、前作の栽培時にきっちりマルチをしていれば秋冬でも大丈夫なように思います。

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9/27 丸だいこんの間引き [だいこん]

前回の間引きは5粒種まき→発芽から2株~3株にしました。それから1週間が経過し、今回は1株にする最後の間引きをしました。苗は葉の長さが20cmほどに成長。見た目はかなり立派育った印象を受けます。当初、50cm間隔で種まきして発芽を確認した時点で、株間にさらに25cm株間となる種まきをしたので、現在の株間は25cmになりました。収穫時には、根の直径が20cmくらいまで育つ予定なので、理想的には50cmの株間が良いと思われますが、それでは、株数が少なくなるので25cmに縮めることに方針変更しました。今年は25cmの株間で様子を見て、来年以降の栽培に活かして行くつもりです。間引き作業は、間引く株を地際をハサミでチョッキン方式にしました。手で引き抜く方法もあるのですが、万が一、残す株の根を傷つけたり、誤って引き抜く等の事故もあり得るので慎重に行います。

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間引いただいこんの葉は虫喰いもなく、キレイで分量もたっぷりあったので捨てるのはもったいなくて持ち帰り漬物にして食べましたが、とても柔らかくで美味でした。だいこんの葉は、茹でて細かく刻んで暖かいごはんと混ぜると『菜めし』でこれまた、おいしく食べることができます。冬の間は緑色の野菜が少なくなるので貴重です。オススメの食べ方です。間引きして1本立ちした株は倒れないように土寄せしておきました。マルチ栽培していないので、雑草は早くも旺盛に伸びてきています。マメに雑草を始末しないと育ちも悪くなります。さらに株が大きくなると葉の陰で雑草が育ちにくくなります。それまでは雑草取りに忙しくなりそうです。

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